
2019年4月に挑戦したクラウドファンディング「沖縄石垣島で11年熟成した樽酒を一樽大人買いして一期一会の感動を分かち合いたい!」のフィナーレは石垣島での達成記念イベント(2019年10月19日)
打合せのため2月に石垣島を訪れたときに、結果次第では二度と石垣島に来れないかもしれないとぼんやり考えていました。ここまで辿り着くことができたのは本当にみなさんのご支援のおかげです。ありがとうございました<(_ _)>
完成記念イベントに参加されるHさんから「ドレスコードってありますか?」って聞かれていたわけですが、Hさんが着るのをためらっていた泡盛かりゆしとスペシャルゲストの衣装が被ったのは吹きました(笑)
こうしてみると浮かれきった新婚旅行中の夫婦にも見える。新婦さんはスペシャルゲストということを忘れて、はしゃいでましたね(笑)
とにかくはじまる前から和気あいあい。狙い通りのアットホームな雰囲気でスタートできたシングルカスク原酒完成記念イベントのレポートです!
盛り上がり過ぎた工場見学
まずは八重泉酒造さんの工場見学から。2月にお邪魔した時に工場内を見せてもらっていたので見学していた気分でしたが、ほんの一部分だったことがよくわかりました。あの日はとにかくバタバタでしたからね。
工場見学は原料米から。個人的な萌えポイントは社名の入ったフォークリフトです。

回転式ドラムの中を覗き見。工場見学は一気に熱を帯びてきました。


このサイズの回転式ドラムが2機あるので麹造りをする円盤もビッグサイズ。その横には三角棚がありましたが、いまは使っていないそうです。

円盤(製麴機)の中も覗き見。できた米麹は円盤から自動で階下のもろみタンクへ運ばれる仕組みです。

製麹と言えばやっぱり黒麹(團)でしょ(笑)

スペシャルゲスト?新婦?の食いつきが際立っていたもろみタンク前(笑)
酒造所見学でよく脅されるもろみタンクに落ちたら死ぬよ!というのは、タンクの中には炭酸ガスが充満しているからなんですね。ガスが溜まっていないか?よく確認してから入らないと掃除をするときでも(もろみが無くても)危険なんだそう。
お隣りには泡盛が入ったタンクが並んでました。蓋を開けるとあたりに泡盛のいい香りが漂います。
ここから階段を降りたところには蒸留機がありました。八重山ならではの直釜式蒸留機です。
A重油を燃料にした直釜式蒸留機の炎を見ることが出来ました。
釜の底全体を加熱していると思うかもしれませんが加熱するのは一部分だけ。燃料を霧状に噴射してそれに火をつけているので、釜の底の一部をずっとバーナーで加熱している状態をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
石垣島の暑さでは特に夏場の蒸留作業は過酷でしょうね。こうして泡盛造りの現場に触れることで、大変さがわかってより美味しくいただくことができます。
工場を出たところにもう一台の蒸留機がありました。こちらは直釜式ではなく常圧蒸留と減圧蒸留の切り替えができるタイプです。

縦型蒸留機の中ってこんな感じなんですね。入ってみたい!

押すなよ!絶対に押すなよ!ってやつではありません(笑)

ここでもスペシャルゲストが1番食いついてましたね。泡盛の変態として僕も気持ちは痛いほどわかりますが、ホストなので平静を装ってその様子を撮影するだけに留めておきました(苦笑)
223番の樽とのご対面

工場見学のラストは倉庫の中でみなさんと大人買いを達成した樽ナンバー223番の樽とのご対面です。223番の樽は新しい原酒で満たされていました。原酒が次に目覚めるのはいつなんでしょうか。楽しみですね(^^)

何度見てもIKEAの陳列棚を彷彿とさせる倉庫。この高さの棚でどうやって積み下ろしをするのかというと、こんなフォークリフトが活躍しています。その場にいた全員の予想どおり乗ってしまった人がいました(苦笑)

工場を後にしてお待ちかねの試飲タイムにいきたいところでしたが、その前に・・・
シングルカスクの完成はDIYで
参加者のみなさんにシングルカスク原酒をお渡ししました。といってもまだラベルが貼られていないボトルです。めったにない機会なので、ご自身でシングルカスクを完成させて頂きました。
- ラベルを貼る
- 封シール(キャップシール)にナンバリング
- 封シールを貼る
シリアルナンバーは1番から300番から好きな番号を選んでもらいました(重複はありません)
みなさん真剣そのもの。ちょっと曲がっても大丈夫ですよ、ご自分のボトルなので安心して貼ってくださいね(笑)
DIYでボトル完成記念の1枚

以上が完成記念イベント参加者だけのスペシャルな特典(?)でした。ここでお待ちかねの試飲タイムです!お手元のボトルを開けて飲んでくださいねというはずもなく、別の新しいボトル(サンプル)を飲んでいただきました。
シングルカスク原酒とあわせてもらおうと3種類のカステラ(泡盛・黒糖・紅芋)を準備していました。氷をひとつ入れると味わいがひきしまってより美味しいというご感想もいただきました。

またリターンの1つだった八重泉泡盛原酒と、発売前の尚YAESENの試飲も用意していました。工場見学で蒸留機を前に尚の蒸留方法について伺った直後だったのでその味わいは格別でした。

試飲でいい気分になったところでダンスタイム。予告どおり有志メンバーで盛り泡ろう!を踊りました。

スマホに着信があって音が止まったり、ラストのかんぱーいでフレームアウトしたりとハプニングもありましたが、なんとか動画にできるくらいのボリュームを撮れたのでyou tubeにアップしました!
シングルカスク原酒について

※Makuakeの活動レポートでもお知らせしましたが樽ナンバー233の原酒は泡盛として販売するには色が濃すぎるため、「リキュール」として製品化する際に粉状の食物繊維を添加しています。
食物繊維が時間の経過とともに、お酒の濁りや底部に沈殿する場合がございますが、香味品質には影響はありませんのでご安心ください。気温の低下と共に目立つようです。
八重泉まみれの宴の幕開け

ここからは、いち参加者として完成記念イベントを楽しんでいたスペシャルゲストの出番です(^^)
まずは八重泉(一般酒)で作る泡盛カクテル58KACHA-SEA。
シングルカスク原酒で作るミントジュレップ。
同じくシングルカスクを使ったラスティネイル
シングルカスク原酒をカクテルベースにするのはなんだかもったいないと思われるかもしれませんが、みなさん大絶賛されていたことをここに書いておきます。
これもスペシャルゲスト新里 葵(2018年度 泡盛の女王)さんがイベント直前まで何度もカクテルの試作を繰り返して準備してくれたおかげですね。ありがとうございました。
カクテルだけでなく島うららや黒真珠といった八重泉酒造さんの泡盛と一緒に楽しんでいただいたお料理です。
キッチンブルーナさんが石垣島の食材を中心として八重泉酒造の泡盛やカクテルの魅力をさらに高めるようなお料理を準備をしてくださいました。

樽原酒大人買いの達成の喜びをみなさんと石垣島で分かち合いたいという無理めな企画にのっかっていただき、遠方からもご参加いただいたみなさん本当にありがとうございました。ネットやSNSでのつながりは大切ですが、リアルで会って一緒に飲むことの価値や楽しさを改めて感じました。みなさんのおかげで忘れることができない一日になりました。
スペシャルゲストとして沖縄本島から駆けつけてくれた2018年度の泡盛の女王新里 葵さん。プロジェクトがまだぼんやりしているときにやりましょう!と言ってくださった座喜味社長をはじめ完成までご尽力いただいた八重泉酒造のみなさん。
そしてカリスマディレクターの岡山 進矢さんなくして今回のプロジェクトを達成することはできませんでした。
あらためてこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
お約束の!!笑

控えめに言って楽しすぎました!

懇親会の会場はこちら。
僕が石垣島で素通りすることができなくなったお店、キッチンブルーナさんです。美味しいお料理をありがとうございました。泡盛の他にワインもありますのでワインが好きな方にもおすすめです(^^)

石垣島の夜はここからが長かった
無事にここまでたどり着くことができたのでホッとしました。なので完成記念イベントの第二部はここから(^^♪
まずはホテルイーストチャイナシーの前でオープンされていたDeerestさんへ。2月の打合せの際は座喜味社長とふたりでお邪魔しましたが今回は7名です。ちょうど周年期間中だったので座れないかもと思ってましたがタイミング良く座ることができました。

Deerstさん5周年おめでとうごさいます!カリー!ここでもお酒は八重泉。八重泉まみれの特別な日です。
こちらのお店は移動式のバーなので日によって港の方でオープンしているので行かれる際は確認してからどうぞ(Deerestさんのfacebookページ)。

〆は夢にまで見たこちら。

これは何かというとスナック和さんのにんにくたっぷりのてびちです。2月の打合せの〆に連れてきてもらってハマりました。翌日もひとりで行くつもりでしたが時間が合わずに断念。開店時刻が遅いんですよね。
あの日以来ずっと食べたくてこのときをめっちゃ楽しみにしてました。やっと来れた~!

って全員できあがってますね(笑)
完成記念イベントレポ以上にしっかりめのレポートになりそうなので(苦笑)、読み飛ばしてもらってOKです。ここでも八重泉!とことこいきますよ~。スナックにはグリーンボトルが似合う!?

てびちとやぎ汁目当てでしたがメニューが増えてるじゃないですか~!!素通りできないネーミングのエビちゃらちゃらって何??

その場にいた全員が一瞬で和ちゃんファンになっているので、迷うことなく頼んでみました!
どん!!

これがエビちゃらちゃらです。にんにくを効かせてちゃらちゃら炒めてるからこのネーミングなんだそう(by和ちゃん)
よく見ると、てばさきも同じメニュー(紙)に書いてあるし。。前からあったのに気がつかなかっただけかも。
やぎ汁だけじゃなくて、やぎ刺しもあるっていうのでもちろん頼みました。


生にんにくは頼んでないのにてんこ盛り(笑)
イベントも終わったし後は翌日の朝帰るだけなので、にんにく臭いのもウエルカム。石垣ならではのサービスなのかわかりませんが、てびちとやぎ汁にママがライスを入れてくれました(かなり大盛り)
にんにくが効いていて、これがめっちゃうまいんですよね。たまらん!(^^)!
2月はカウンターでしっぽりと飲んでましたが、次はBOX席で飲みたいなぁ~と憧れていたBOX席を満喫できました!


なごり惜しかったのですが、お客さんが増えてきたのでBOX席を開けるためにお開きに。夢にまで見た、てびちだけでなく、いろいろ楽しんでお腹も心もパンパンで宿に帰りました。
道すがら朝から夜中まで石垣島での楽しい時間を振り返りながら、もしかしたらまたスナック和に来たくて完成記念イベントを石垣島で開催したんじゃないかと酔った頭で考えていました。この幸福感からすると、そうなのかもしれません(笑)
入りにくさは保証しますが、勇気を持って入ればそこにはめくるめく濃厚な世界が。ハマっても責任持ちませんけど。

お開きにしたはずが、あの後もう一軒飲みに行ったそうです。みなさん元気過ぎ!笑
また行きたいお店@石垣島
泡盛だけじゃなくて沖縄にも詳しい人という少し間違ったブランディングができてしまい、沖縄でおすすめのお店をよく聞かれるので(苦笑)、備忘録としてまとめておきます。

とうふの比嘉
早めのお昼に食べようと向かったものの既に完売しているくらいの人気店なので、僕がおすすめする必要もなさそうですが。

あらかわ食堂
こちらも人気店ですね。駐車場がいっぱいでも前のコンビニに停めるのはNGです。怒られます。僕は牛そばが好きですね。

ゼルコバ
座喜味社長に連れて行ったもらった石垣牛料理のお店。ランチで食べたもつ煮込みラーメンが旨し。これに栗ご飯やおかずもついてかなりお得感がありました。