新里酒造|最古であり最新


新里酒造見学レポート

最古の泡盛の酒造所で江戸時代から続く長い歴史を持つ新里酒造ですが、工場はわりといや!かなり新しい!!

かりゆし、古酒琉球の新里酒造
かりゆし、古酒琉球の新里酒造

工場の中には綺麗なエレベーターまでありました(驚)

エレベーター@新里酒造
エレベーター@新里酒造

エレベーターの中に貼ってあった島旨(しまうま)のポスターは、よく見ると視力じゃなくて飲酒度チェック表(^^)

 

泡盛ファンのみなさん!大丈夫ですか?飲みすぎてませんか~?(笑)

 

社長が沖縄国税事務所の鑑定官(日本酒畑)をされていたということもあって、かりゆしに代表されるようなフルーティで飲みやすさにこだわったライトな泡盛も生み出されています。日本酒を醸造するのに適した山田錦ですが、泡盛の古酒造りには向かなかったという泡盛造りの試行錯誤にまつわる貴重なお話も伺うことができました。


これはいったい何でしょう?

浸漬タンク@新里酒造
浸漬タンク@新里酒造
回転式蒸し機@新里酒造
回転式蒸し機@新里酒造
連続式冷却機@新里酒造
連続式冷却機@新里酒造

見慣れた筈の泡盛の製造ラインなのにすごく違和感があります。サイズ感が・・・デカ過ぎる!!

 

こうなると実物よりも説明用のパネルの方がわかりやすいかも。でも全部のパネルを撮らなかったのでこれはこれでわかりにくくて、すみません(苦笑)

原料サイロ@新里酒造
原料サイロ@新里酒造
洗米輸送設備@新里酒造
洗米輸送設備@新里酒造

逆にわかりやすかったのは、このもろみタンクです。

もろみタンク@新里酒造
もろみタンク@新里酒造

ひと目で何日目のもろみなのかがわかるようになっています。これは酒造所の方のためというよりも見学者のためなんでしょうか??親切すぎる(笑)

 

こちらが新里酒造さんの蒸留機です。聞き忘れましたがどちらかが減圧式蒸留機なんでしょうね。

2つの蒸留機@新里酒造
2つの蒸留機@新里酒造

瓶詰めの設備は衛生面も品質管理ともに抜かりなし!という感じです。さすがISO9001を取得されているだけのことはありますね~。 

充填機@新里酒造
充填機@新里酒造
キャッパー・ラベラー@新里酒造
キャッパー・ラベラー@新里酒造

「お酒を出す前に度数、品種、タンクを確認しましょう」この注意書きをみると工場内の表示は見学者だけのためでもなさそうですね。伝統だけでなく最新の設備を兼ね備えた新里酒造さんの泡盛が美味しいのは間違いないでしょうね。

 

新里酒造さんへも家族を巻き込んでお邪魔しました。巻き込まれた家族は前日にお邪魔した山川酒造さんの見学でコツが掴めたのか工場見学を楽しんだようでした。中でも試飲をしている時が一番楽しそうだったのでやっぱり血は争えませんね(笑)

 

新里酒造様 お忙しい中、丁寧に説明して頂きましてありがとうございました。訪問日:2013年11月12日



新里酒造の主な泡盛

  • かりゆし
  • 琉球

琉球42度|県知事賞受賞

facebookで見つけたイベント「泡盛セミナー in 琉球ワールド」に参加してきました。琉球ワールドへ行くのは初めてでしたが泡盛の品揃えが豊富!!沖縄県外では銀座のわしたショップと1位、2位を争うんじゃないでしょうか?会場に着くと3つの酒造所(久米仙酒造、新里酒造、ヘリオス酒造)の試飲ブースには酒ぬまーが押し寄せていました(笑)

 

僕もセミナーがはじまるまでヘリオス酒造の「うるま(ハブ酒)」、久米仙酒造の「久米仙米樽(リキュール)」などなど、たっぷり試飲させていただきました。気にはなるけど1本買って飲むのはなかなかハードルが高いと躊躇していたものや沖縄の居酒屋でもあまりお目にかかれないであろうところをこれ幸いと狙い撃ちです。

 

ちょうどいい気分になってきた頃に泡盛セミナーがスタート。講師は沖縄最古の蔵元、新里酒造の専務取締役である新里 建二氏です。テーマは「酒造所から伝えたい泡盛」。酒造所見学で酒造所の方からお話を伺う機会はありますがセミナー形式というのは初めてなので期待が高まります。

 

最前列に座ったため正確な参加人数はわかりませんが立ち見も出るぐらいに盛況でした。セミナーの前半が配布資料に基づいた講義で後半は大変貴重な泡盛の試飲という内容だったので、前半の勉強にも身が入ります!

 

お待ちかねの後半戦ですが(笑)、貴重な泡盛というのはなんと平成23年度の泡盛鑑評会で最高賞の県知事賞を受賞した「琉球42度」。限定80本でお値段なんと15,000円也!!

無料でセミナーを開催された琉球ワールドさんや久米仙酒造さん、ヘリオス酒造さんも太っ腹に間違いありませんが、限定80本の泡盛を関西の酒ぬまーのためにふるまっていただけるとは、さすが新里酒造さん!でもたっぷり試飲をした後のほろ酔いのいい気分だったので、その状況で知事賞受賞の高級泡盛をいただくのはちょっともったいない気もしました。

 

泡盛って何年物とか、アルコール度数は?とか、熟成は樽で?とか、そういうことが気になりますが、そこはあくまでも情報として押さえておく程度で、泡盛の勉強は飲んで自分の五感で感じるということが一番だと実感したセミナーでした。前から気になっていたパーシャルショット用に開発された新里酒造の「南国氷酎」もパーシャルショットで試飲が出来たし、大満足の2時間でした!!(2012年4月29日)


コラム|ペリー提督も泡盛がお好き。

1853年、開国を要求するために日本にやって来たペリー御一行ですが、浦賀に来る前に琉球(沖縄)で泡盛を一杯ひっかけてからやってきたということをご存知でしょうか?

 

泡盛マイスター教本からの抜粋になります。ペリー秘書官テイラーは手記の中でこのように残しています。

 

「小さな盃に注がれた酒が出されたが、この酒はこれまでの島で味わったものに比べてはるかに芳醇なものだった。醸造が古くて、まろやかに熟しており、きつくて甘味のあるどろっとした舌触りで、いくらかフランス製のリキュール酒に似ている」

 

察するにペリー提督は琉球王朝から素晴らしい泡盛の古酒でおもてなしを受けたようですね。現存する泡盛の酒造所で最も古い新里酒造さんは1846年創業なので創業約160年ということになります。

 

以前、泡盛セミナーでペリー提督が飲んだ泡盛は新里酒造の泡盛かもしれないというお話を伺いました。ペリー提督も「古酒琉球」を飲んだのかな?なんて考えるとロマンが膨らみますね。日本が日米和親条約を結んだように1854年に琉球も「琉米修好条約」を結ぶわけですが、その間ペリー艦隊は計5回も琉球を訪れているようです。

  • 1853年5月26日~6月9日
  • 1853年6月23日~7月2日
  • 1853年7月25日~8月1日
  • 1854年1月20日~2月7日
  • 1854年7月 1日~7月17日

そんなに滞在していたらさぞ泡盛の酒造所巡りも数をこなせたでしょうね。←違うか!笑

 

これを機に一度読んでみるのも面白いかなと思いGWに「ペリー艦隊日本遠征記 上下(翻訳:㈱オフィス宮崎/(有)万来舎)」にチャレンジしてみました。

ペリー艦隊日本遠征記 上
ペリー艦隊日本遠征記 上

1,100頁を超えるボリュームのため貴重なGWの時間の大部分を費やしてしまいましたが、泡盛バカ的にはこんなGWの過ごし方も良しとしましょうか。でもまあボリュームの割には泡盛についての記述はほんの少しだったので、泡盛目線で読むにはおすすめできません(苦笑)


ウイスキー「新里」に関する疑問


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