識名酒造見学レポート

記事の内容

  • 工場見学レポート
  • 識名酒造の主な泡盛

識名酒造見学レポート

普段は見学ができないので2年前は酒造所の前で写真だけ撮って帰りました。しかし今回は「琉球泡盛を訪ねる旅」というスタンプラリー期間中のため特別に見学することができました。ツイてます!

 

最初に目に留まったのがこちらの瓶詰めの様子。なんともかわいらしいミニボトルの瓶詰めです。

黒麹菌の種付けの瞬間に立ち会うことができました。酒造所の方は種付けのことを「麹をうつ」と言っていましたね。

こちらは見慣れた三角棚ですが屋根の部分が眩しいくらいにピカピカです。

工場の中は黒麹菌で真っ黒なのに、ここだけは蒸気でカビの付いていない貴重な梁。

6日目のもろみです。ブクブクと泡が立っていて、もろみが生きていることを実感できます。

そうそう。画像ではもろみタンクのサイズ感が分かりにくいと思うのですが。

これならわかりやすいですね。ちょうどタンクの中の清掃中でした。

100トンクラスのタンクとかはどうやって清掃しているんでしょうか。内部にハシゴがあるとか?ないとか?疑問です。

 

見学の最中に蒸留がはじまりました~

うなりをあげるファンベルト!

蒸留器(関節式)の中でもろみは沸点寸前!!

まだかまだかと、さましタンクを上から覗くの図。

タンクの温度は上の方が70℃ぐらいで下の方にいくと30℃ぐらいだそう。残念ながらここからは泡盛を確認できません。待つこと数分、いよいよ出てきました~

といってもこちらは前回の蒸留廃液の残留液なんだそう。今回のできたてほやほやの泡盛はこちらを経由してひとまず検定タンクへと移動します。

説明の中で「度数を下げるのは簡単だけど、上げるのは難しい」と泡盛の度数管理には気を使うことを酒造所の方がしみじみと仰っていました。

 

酒造所見学の最後には酒造所でしか買えない限定泡盛をゲットしましたよ。

蔵出しの10年古酒でシリアルナンバーも入っていますが、なんといっても度数にご注目の29度!

熟成させる過程で30度から下がってしまったそうです。たった1度でも同じ条件で30度に上げるのは至難の業なんでしょうね。先に聞いていた度数管理の難しさの話は伏線だったのかな?

 

詰め日は11月1日、泡盛の日でした。でも購入を決めたのは当然アルコール度数が29度という点です。単に奇をてらったのではない、この度数に隠されたエピソードにこそ価値があると思うのは僕だけでしょうか?

 

識名酒造様 お忙しい中、丁寧に説明して頂きましてありがとうございました。訪問日:2013年11月13日



4種類の時雨で好みを探る

僕は酒造所毎、また同じ酒造所でも銘柄によって様々な味わいが生まれることが泡盛の魅力の1つだと思っているので、個性の違いを楽しむことが中心で、自分の好みの泡盛を見つけようということは特にしてきませんでした。泡盛マイスターは業界全体を応援するというスタンスなので、どの泡盛が好きということは言ってはいけないと言われていたことも関係しています。

 

でも少し考え方が変わってきました。先行き不透明な時代なので選択と集中も必要じゃないかと思うようになりました。そこで度数も年数も酵母も異なる4種類の時雨で好みの味わいを探ってみました。ブラインドでスペックを隠してテイスティングをすることで17年古酒といったスペックに影響されずに純粋に好みの味わいを探ってみようという試みです。

 

 

スペックが違う4種類の時雨
スペックが違う4種類の時雨

テイスティングしたのは2020年12月なので瓶熟を含めて③は3年、④は6年、①は14年、②は17年古酒です。③④は黒糖酵母ですが①②は泡盛101号酵母だと思います。

  • ①25度 詰口年月日|2006/8/14
  • ②29度 10年古酒 詰口年月日|2013/11/1
  • ③30度 詰口年月日|2017/4/13
  • ④43度 詰口年月日|2014/7/7
スペックが違う4種類の時雨|ラベル
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さて僕好みの味わいの時雨は見つかったのでしょうか?


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