
泡盛のボトルといえば・・・ミニボトル、二合瓶、三合瓶、四合瓶、それと一升瓶。このあたりがメジャーですよね。
それぞれの容量は・・・
- ミニボトル|100ml
- 二合瓶| 360ml
- 三合瓶| 600ml
- 四合瓶| 720ml
- 一升瓶|1,800ml
ミニボトルはイレギュラーとして、一合は180mlだから・・・
- 二合なら360ml
- 三合なら540ml
- 四合なら720ml
なのに・・・あれ!?三合瓶が540mlじゃない!?
今回のテーマは泡盛のボトルです。
目次【本記事の内容】
泡盛の三合瓶の秘密

三合瓶なのに180ml×3の540mlではなく、なぜか60ml多い600ml。
「アメリカの瓶の規格に合わせたから」ともっともらしく言われていますが、理由は諸説あってはっきりしていないようです。
ある泡盛の酒造所を見学した時に教えてもらったのは、「多めに入っている60mlはご先祖様が飲むため」というものでした。

ご先祖様を大切にする沖縄ならではの理由で妙に納得した記憶があります。そんなこともあってか沖縄では三合瓶の泡盛のことを仏壇のお酒といったりするようです。
へぇーと感心しながらもご先祖様も60mlじゃ足りないんじゃない?と思っていたら、沖縄のスーパーで墓前・仏前・神御願事専用の泡盛「ウートートー」・今帰仁酒造なるものを発見しました!

ちなみにこれは三合瓶じゃなくて二合瓶でした。やっぱりご先祖様も360mlぐらいは欲しいですよね。
60mlじゃやっぱり少ない(笑)
さすがにこれは買いませんでした・・・どなたかレポートお願いします(^^ゞ
神の宿る島
この三合瓶が600mlなのも理由の1つですが、三合瓶こそが泡盛のアイデンティティだと僕は思っています。
泡盛と出会った頃は泡盛といえば三合瓶のイメージが強くて、欲しい泡盛があってもそれが四合瓶だったりするとちょっとテンション下がってました。
そういうことってないですか?笑
芋焼酎は四合瓶でいいんです。でも泡盛は三合瓶がいい。三合瓶に泡盛らしさを感じるんです。
四合瓶と比べると三合瓶の形はシュッ!としてて、スタイリッシュでカッコイイとまで思ってました。このシュッという表現は関西の人にしか伝わらないかもしれませんが。
いわゆる焼酎とは瓶の雰囲気からして別物って感じでした。もちろんよい意味で。
沖縄らしいといえば・・・石垣島で山羊を食べに入ったスナックの話です。
ママが今おろしたばかりのボトルから神様の分と言って、アイスペールに入った氷に泡盛をかけていました。

神様に対してこういう泡盛の供え(捧げ)方もあるんだと、いい感じに酔った頭で感心しながら眺めていたけど、冷静になってみると、少しでも早くボトルを空けるための口実かもしれないと思いました。
やるなママ(^_-)-☆

至る所に神が宿る島、それが沖縄です。
泡盛の一斗瓶の秘密
泡盛には一斗瓶なんていうビックサイズもあります。沖縄物産展でまじまじと見ましたが実物はもの凄い迫力でしたね~

一斗は一升瓶10本分なので重さは20kg以上になるようです。
「沖縄では良く売れてますよ!」と久米島の久米仙のUさんが言っていて、お店の開店祝いが多いのかと思えば、意外にも新築祝いとか自宅用として普通に購入される方もいるようです。
五升甕よりよっぽどインパクトがあるので欲しくなる気持ちはわからないではないですけどね。ちなみに、ここ数年は毎回沖縄物産展のために大阪に持って来ては、また沖縄に持って帰っているようです(泣)
沖縄物産展の一斗瓶は瓶熟成の古酒になっているかもしれませんよ(^^♪
益々繁盛瓶は何ml?
一斗瓶は流石に持て余しそうなので僕も持ってませんが、益々繁盛ボトルなら持っています。益々繁盛(升々半升)というのは、大きさは二升半(4,500ml)です。隣の四合瓶(720ml)と比べるとその差は一目瞭然ですよね。

そして益々繁盛ボトル手にしたら最後、絶対にやりたくなるのがこれ!

お約束ですよね(笑)

ちなみに神村酒造さんの「暖流」の升升半升ボトルは通称マグナムボトルです。この形の升升半升瓶はあまり見かけないのでちょっと欲しくなりますね(^^)
それからビーチパーリーに最適なペットボトル入りの泡盛にもビッグサイズがあります。それにしても安すぎないか?汗
