龍泉酒造見学レポート

記事の内容

  • 工場見学レポート
  • 龍泉酒造の主な泡盛

龍泉酒造見学レポート

ずっと見学できないと思っていたので近くに行くことがあってもお邪魔することなく素通りしていましたが、関西の泡友Kさんにご縁をつないでもらって見学することができました。

 

ところが予約していた日は沖縄本島が台風7号の暴風域に入って学校が休みになってしまうような大荒れ。泊っていたホテルのある中城村付近の非難準備が解除されたので予約を翌日に変更してもらいなんとかお邪魔することができました。

緊急速報@中城村
緊急速報@中城村

台風は沖縄本島を抜けましたが大粒の雨が降る中、約束の時間に龍泉酒造さんに到着することができました。工場を案内してくださるのは龍泉酒造の平良さんです。40ヶ所以上泡盛の酒造所を訪問していると

  • これが回転式ドラムですか!!
  • こっちが麹を作るための棚なんですね!!

といった感動はさすがに薄れてしまいますが、逆に普段見慣れないものがあると強く反応してしまいます!

回転式ドラム@龍泉酒造
回転式ドラム@龍泉酒造
三角棚@龍泉酒造
三角棚@龍泉酒造

こんなところに電球が!

三角棚@龍泉酒造
三角棚@龍泉酒造

蓋が開いた状態の三角棚に電球がぶら下がっているのを目ざとく見つけてしまいました。こんな三角棚ははじめて見ました。付けられた電球は冬季の温度調整用に活躍しているとのことでした。

電球が付けられた三角棚@龍泉酒造
電球が付けられた三角棚@龍泉酒造
電球が付けられた三角棚@龍泉酒造
電球が付けられた三角棚@龍泉酒造

見学予約のメッセージの中で平良さんが「小さな酒造所なので」と仰っていたのでとても小さな酒造所を想像していました。ところが三角棚の数は4つ。三角棚が4つもある所はそんなに小さな酒造所じゃないですね。

 

そうそう、龍泉酒造さんでは丸米で泡盛を造っているようです。 

原料米は丸米@龍泉酒造
原料米は丸米@龍泉酒造

こちらのタンクの中ではもろみが一生懸命に発酵しているところでした。

もろみタンク@龍泉酒造
もろみタンク@龍泉酒造

低温でもろみを発酵するとどんな味わいになるだろう?など龍泉酒造さんでは日々試行錯誤をされているようです。

発酵中のもろみ@龍泉酒造
発酵中のもろみ@龍泉酒造

仕上がり具合に応じて泡盛用にしたりハブ酒用にしたりといった使い分けをされているようです。会社は数年前から新しい体制になったそうですが、そのことが良い変革を生んでいるようにも感じました。

 

もろみタンクの冷却装置はU字型かららせん状のものに変わったそうです。なんでも2018年3月末に廃業した千代泉酒造所で使われていたものを引継いだとのこと。廃業というと終わりのイメージが付きまといますが、形を変えることで始まりになることもあるんだなとしみじみ思いました。

 

こちらが龍泉酒造さんの蒸留機(横型・常圧蒸留)です。管理が行き届いていることも大きいんでしょうけど美しさを感じる蒸留機でした。

蒸留機@龍泉酒造
蒸留機@龍泉酒造

僕はこのアングルの蒸留機の画像がお気に入りです。

蒸留機@龍泉酒造
蒸留機@龍泉酒造

工場の建物とは別の建物で泡盛が貯蔵されていました。古酒はホーローのタンクで熟成されているようです。

ホーロータンクで熟成中の泡盛@龍泉酒造
ホーロータンクで熟成中の泡盛@龍泉酒造

ハブエキスに仕次ぎ用があった

龍泉酒造さんといえば忘れちゃいけないのがハブ酒

 

というわけでハブ酒造りの現場へ!ハブ酒造りの様子は撮影NGだったので残念ながら画像はありませんが、ハブ酒造りのお話は初めて聞くことばかりでとても興味深く聞かせていただきました。ずらりと並んだハブ達の姿は一見の価値があると思いますので、もし機会がありましたら是非。カタログではじめて知りましたが仕次ぎ用のハブエキスってあるんですね!! 

仕次ぎ用ハブエキス@龍泉酒造
仕次ぎ用ハブエキス@龍泉酒造

事務所に飾られていた龍泉酒造さんのお酒のラインアップです。この中からピンと来た2015年限定の龍泉を1本購入して帰りました。1人で飲むよりも大勢で飲んだ方が楽しいので8月に予定している泡盛夏祭りに持っていきます!

商品ラインナップ@龍泉酒造
商品ラインナップ@龍泉酒造

どんな場所でどんな方が造っている泡盛なのかをできるだけこの眼で見たいと思うようになって数年。旅行といえば沖縄、沖縄に来たら可能な限り泡盛の酒造所にお邪魔してきました。きっかけは百貨店の沖縄物産展などで泡盛講座を担当させていただいたことです。

 

泡盛マイスターの肩書きで泡盛について話す以上はできるだけ責任を持って自信を持って話したいと思ったことが理由です。講座の参加者の方から様々な質問が飛んできたとしても「僕は造り手じゃないので」と逃げることもできるわけですが、こういう機会をいただけることに感謝してできる限りの準備をして望みたいと思いました。

 

酒造所見学をしなくても、それこそ沖縄に行ったことがなくても泡盛マイスターの資格は取れます。でも他の泡盛マイスターじゃなくて、数多くの酒造所を見てきた僕だからこそできるお話しをしたいと思っています。そういった僕の想いが伝わったのかどうかはわかりませんが、工場を拝見した後も事務所で平良さんといろいろなお話をさせて頂くことができました。

 

終始真面目に話していたのかと思わせてこんな写真を撮ったりもしたんですけどね(苦笑)

盛り泡ろう!@龍泉酒造
盛り泡ろう!@龍泉酒造

この盛り泡ろう!プロップスを平良さんに何枚か託して来たので沖縄のどこかで遭遇するかもしれませんよ(^^)

 

予定があったのではじめは30分くらいで失礼するつもりが盛りあがってしまい1時間以上をお邪魔してしまいました。本音をいえばもっと居てお話したかったのですが、家族を御菓子御殿に置いてきたし夜は那覇に出掛ける予定だったので後ろ髪を引かれる思いを断ち切って龍泉酒造さんを後にしました。

 

台風の翌日でお忙しい日にも関わらず対応してくださった平良さんありがとうございました。訪問日:2018年7月3日

 

【追記】今回の旅行のメインイベントだったビーチパーリーは台風7号の影響で中止になってしまい、一時は見学も諦めかけましたがなんとか叶えることができました。台風が来ない時期に沖縄旅行を企画したつもりでしたが去年の7月も台風の隙間を抜けて伊是名酒造所さんにお邪魔したことを思い出しました。7月頭って意外に台風が来るんですね(汗)



パンフレットのモデルになりました!

かれこれ45蔵くらい酒造所を廻っているので、見学したときの写真や感想が泡盛メーカーさんのホームページにいつか載ることもあるかなと思ってましたが龍泉酒造さんのパンフレットに載ってしまった!感無量です!!

パンフレット@龍泉酒造
パンフレット@龍泉酒造
パンフレットのモデルになりました@龍泉酒造
パンフレットのモデルになりました@龍泉酒造

龍泉酒造の主な泡盛

  • 龍泉
  • 羽地内海 etc
龍泉2015@龍泉酒造
龍泉2015@龍泉酒造

龍泉@泡盛テイスティング会

龍泉のテイスティングメモはこちらにまとめています。


羽地内海はみそりんごの味!?

羽地内海@龍泉酒造
羽地内海@龍泉酒造

龍泉酒造の一般酒 羽地内海。この羽地内海というのは沖縄本島の本部半島と屋我地島で囲まれた海域のことで、沖縄の瀬戸内海とよばれることもあるようです。文章ではどこか分かりにくいと思うので47酒造所の代表銘柄のラベルがずらりと並んだポスターをちょっと拝借しました。

羽地内海はここです
羽地内海はここです

羽地内海のお味は味噌のような瓜の奈良漬のような味わいです。もっと言えばみそりんごの味。これはかなりうまいこと表現できたと思っているんですが多分伝わっていませんよね?

 

僕の地元の山形では蜜の入っていない、歯触りがもそもそ・ぼそぼそするようなりんごのことを「みそりんご」と呼んでハズレた感を表現していました。蜜入りりんごは好き嫌いがわかれるところですが、一般的には蜜がたくさん入っているりんごが好まれるからです。

 

羽地内海の味わいは濃厚でかなり僕好みなのでハズレどころか大当たりでした!でも肝心のみそりんごがイメージできないですよね。やっぱり、みそりんごって表現は山形県限定でしょうか?


南の誉

南の誉@龍泉酒造
南の誉@龍泉酒造

平成19年3月に瓶詰めされているので瓶熟成の13年古酒です。熟成した穀物香をしっかり感じました。13年古酒かつ30度にも関わらずまだまだ力強さを感じます。糠(ぬか)や酒粕のニュアンスを感じましたが時間が経つと甘く香ばしいチョコレートのような香りが出てきました。

 

終売ということしかわかっていませんでしたが、明和物産さんのPB商品だということを平良さんに教えていただきました。見つけたら買いです!

  • 商品は43度(720ml)・25度(720ml)・30度(100ml)  
  • 43度と25度は古酒ブレンドで30度は一般酒
  • 明和物産さんのPB商品でいずれも4年ほど前に終売

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