泡盛テイスティング勉強会レポート vol.61-75


さっそくやってみました。第75回

開催日:2019年6月11日

前回のアイデアをさっそく実行に移しました。ひとつの泡盛を飲み方を変えてテイスティングしてみようという企画です。

 

準備したのはイエローラベル・瑞泉酒造です。沖縄県内向けの商品で既に終売になっています。こちらをストレート、オンザロック、水割りとソーダ割りで味わってみました。泡盛の量はほぼ同じ量を同じグラスに注ぎます。左から水割り・オンザロック・ストレートですね。飲み方によって相応しいグラスがあるのはもちろんわかっていますが、今回はレギュレーションをあわせることを優先してすべてテイスティンググラスを使いました。テイスティンググラスに氷を入れるのは少し苦戦。 

ストレート

香りは強く、骨太でこってりとした印象です(ストレート)

 

第一アロマは:麹の香り、第二アロマはこのあたりの甘い香りを感じました。

  • 95:チョコレート(ダーク) 
  • シロップ
  • 黒糖
  • 醤油、味噌様の香り

やさしい甘味と酸味がバランスがよく調和しています。味わいはスイカを連想しました(ストレート)。相応しい料理は足りない苦味をプラスするという視点からサザエのワタ炒め。スイカから連想して鮎の塩焼き。これは塩味もプラスできると考えました。

オンザロック

オンザロックにすると甘味はありますが苦味が印象的でした。苦味が喉にくる感じ。氷で冷やすと苦味を感じやすくなるような気がします。仕込み水が苦いのでは?という意見も出ましたがどうなんでしょう??ちなみにオンザロックにすると冷やされて香りは立ちにくくなりますが、しばらく経って嗅いだ時はいい感じの古酒感がありました。

 

 

相応しい料理は苦味を中和するという視点からラフテー、スペアリブ、北京ダックといった茶系の肉料理や、スモークした枝豆や茹でた枝豆(おおまさり)で甘味と塩味をプラスしたいという意見がでました。

水割り

 

水割りは時間が経っても香り味わいともに変化は少なく安定しています(小さめの氷をひとつだけ入れました)。

 

味わいは、あんずのコンポートのようなやわらかな甘味を感じました。甘味もありますがやはり苦味が印象に残ります。相応しい料理は苦味から連想したゴーヤーちゃんぷるー(ありきたりですが)や酸味をプラスするという視点で、与那国島のパパイヤの漬物サッタギッチを思い浮かべました。

 

やってみてわかったことは当たり前ですが、香り・味わいはそれぞれ違うということ。しごく当然です。でもいつもはストレートのみでテイスティングして相応しい飲み方だったり、相応しい料理をそれらしく考えていたのでこれは大きな発見でした。

 

ストレートでの情報を元に想像の中で好きなことを言っていただけだったことがよくわかりました。基本的にはオンザロックや水割りにすると、ストレートでの傾向を基本として香りや味わいが弱まる(薄まる)と思いがちですが、そんなに単純じゃないんですね。居酒屋でひとつの泡盛を飲み方を変えて飲む比べるのもやったことはありますが、だいたいそんなに集中力は持ちません。

 

グラスに残ったストレートは最後にソーダ割りにしました。これはこれでさらに苦味が増すんですよね。この辺の傾向はどんな泡盛でも概ねそうなのか?他の泡盛でも確認してみたいという気持ちが湧いてきました。

今回は炭酸はウイルキンソン、水は南大山の天然水(サントリー)を使いましたが、割り材次第でかなり印象が変わってくるんでしょうけどね。余談ですが瑞泉のソーダ割りとMさんが持っていたブルーチーズとの相性はバッチリでした。

 

飲み方によって相応しいグラスを使った方がいいのでは?や飲み方にお湯割りも追加したいという意見も出ました。それから、今回のやり方だとなぜか吐き出さずに飲んでしまって飲みすぎるので危険です。。

 

というわけで、次回は食事をしながらのテイスティング会を企画します。もう少し具体的にいうと1銘柄をストレート、ロック、水割りなどでテイスティングをします。飲み方にあわせて相応しいお料理をメニューから選んで一緒に楽しむという会です。

 

7/18(木)18:30~会場は江坂にある富山ろくちょうさんです。既に参加者希望者は5名!非常に楽しみです!


大阪泡盛の会は進化します!第74回

開催日:2019年5月29日

泡盛マイスターの試験対策の場ということでずっとストレートで泡盛をテイスティングしてきましたが、水割り、ソーダ割りで香り・味わいを確認して相応しい料理を考える方が色んなシーンで使い勝手がいいよねという話でまとまりました。

 

というのも最近の参加メンバーをみていると試験対策をする必要性が高くないのと、買い揃えていた泡盛マイスター試験の課題泡盛がなくなってきたことが発端です。一方で泡盛マイスターは目指さないけどテイスティングの勉強をしたいという方がいるので、関西で泡盛テイスティングを体験できる場はキープしていきたいと思います。

 

去年の秋に開催したテイスティンググラスで古酒を楽しむ会は喜んでもらえましたしね。関連|千代泉@テイスティンググラスで古酒会

 

そんなこともあって泡盛マイスター試験の課題泡盛をメインにテイスティングすることや、ストレートでテイスティングをすることにこだわるのはどうなんだろう?という話になりました。今回は3誌銘柄全てが一般酒だったことも影響しているのですが、泡盛を飲みなれてない方に一般酒を薦めるなら、ストレートでどうぞってことはほとんどなく、水割りやソーダ割りだと思うんですよね。

 

だったら「この泡盛はこんな香りと味わいです」と伝えるときに、ストレートで飲んだ時の情報を元に水割り、ソーダ割りの香りや味わいを伝えてしまうのはできれば避けたい。それなら水割りやソーダ割りでテイスティングノートを書いて、香りや味わいをしっかり把握して情報を蓄積しておきたいと思いました。 

 

そもそも泡盛の一般酒って何で30度が多いんでしょうか?(僕が知らないだけなら単なる不勉強です。すみません)

 

メーカーさんだってお客様は一般酒をストレートで30度のままで飲むことを想定して造っていないだろうと思うし、おそらく何かで割って飲む前提で造っているだろうと考えると30度をストレートだけでテイスティングすることの必要性が薄れてきました。

 

もちろん基本はストレートでテイスティングをします(ストレートはやめません)。テイスティングノートの後半に出てくる適した飲み方は、ストレートで香りや味わいを確認するからこそ、クラッシュアイスで、氷なしの水割りで、これはお湯割りで飲んでみたいとか銘柄にあった飲み方を考えることができると思うからです。 

 

でもそこで終わらずにイメージよりも実際にやってみた方が確実だよねって話です。

國華、美しき古里、久米島@大阪泡盛の会vol.74
國華、美しき古里、久米島@大阪泡盛の会vol.74

ストレートでテイスティングをして感じた香りと味わいです。まずは國華(30度)・津嘉山酒造所。

 

第一アロマは5:炊き上がりの米、第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 67:あんずのコンポート
  • 95:チョコレート(ミルク)
  • 茹でたとうもろこし

ミルクチョコのような甘味、あんず・黄桃のコンポートを彷彿させる甘味・酸味、芳ばしい苦味を感じました。時間が経つと香りはプリンのカラメルのような甘い香りに変わりました。

 

美しき古里(30度)・今帰仁酒造です。

 

第一アロマは5:炊き上がりの米、第二アロマはこのあたりのスパイシーさを感じました。

  • 45:しょうが 
  • 49:レモングラス
  • クローブ
  • 醤油、味噌様の香り

泡盛フレーバーホイールでいうところのゴム様の香りも感じました。シナモンやウコンを彷彿させる苦味があり、あんこの様な甘さも感じるので八つ橋を連想する味わいでした。

 

ラストは久米島(30度)・米島酒造です。

 

第一アロマは4:蒸し米と洗米香も感じます、第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 68:いちじくのコンポート
  • 91:ドライフルーツ、プルーン
  • 干し柿

にがりや石灰のような海を連想させる苦味、干し柿のようなほのかな酸味、ガムシロップを薄くしたような甘味を感じました。

 

ストレートでテイスティングしても時間の経過でかなり印象が変わるので、水割りやソーダ割りにするとどうしても印象が変わってしまうと思うんですよね。そんなわけでストレートを基本に、水割り・ソーダ割りでもテイスティングを楽しめる会(?)に大阪泡盛の会は進化していこうと思っています。


古酒はさじ加減が難しい。大阪泡盛の会 第73回

開催日:2019年1月22日

2019年最初のテイスティング勉強会でした。この季節のあるあるですが、キャンセルが多く参加者は2人だけなのはちと寂しい。でも前回初参加のNさんが連続参加で泡盛マイスターにも興味がある感じなので僕のテンションは高めです!さらにテイスティングに興味を持ってもらおうとエキシビジョン的に2銘柄を選んでみました。

樽熟成の首里天と28年古酒の菊之露
樽熟成の首里天と28年古酒の菊之露

1つめは樽熟成の首里天・瑞穂酒造です。樽は実技試験的にはサービス問題なんですが銘柄を当てる試験ではありません。だから無色透明ではない琥珀色を確認したらラッキーとばかりに、なんなら香りや味わいを確認せずに(笑)テイスティングノートを書き進めることができるくらいに準備ができていたらサービス問題といえるので、樽熟成泡盛の特徴をしっかり練習しておきましょうという趣旨です。

 

って完全にNさんの試験対策に入ってますね~(笑)

 

で、2つ目は古酒。いただきものなので素性は詳しく把握していませんが、30度の28年古酒です。僕のところに来て時間が経つので既に30年古酒になっているはず。テイスティングするのがちょー楽しみ!

 

さてまずは首里天から。瑞穂酒造さんは天龍蔵という地下タンクが有名ですが、これは樽で熟成させた泡盛です。同じ首里天で度数も同じ25度なのに樽じゃないのもあるのでご注意くださいね。

 

第一アロマは6:おこげ、第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 90:キャラメル
  • 93:スモーク類
  • 熟したぶどう

味わいは、はちみつのような甘味。マイルドな印象です。レーズンの様な、しなやかな酸味を感じます。キャラメルのようでやさしい苦味も。ビターと表現してもいいでしょう。鼻に抜ける香りは熟したぶどうを感じました。適した飲み方と相応しい料理はこんな意見がでました。

  • スモークチキンとソーダ割り
  • モンブランとオンザロックで

スモーキー・香ばしさを感じるので燻製系やスイーツ系と相性がいいと思います。40分くらい時間をかけてじっくりやりました。

 

最後に香りを確認するとベッコウ飴のような甘い香り。十分に時間が経った後で確認する香りが楽しみだったりします。以前の勉強会で1時間経った後のある泡盛の香りがまんま松茸だったときは衝撃でしたね~。

菊之露と泡盛テイスティングチャート
菊之露と泡盛テイスティングチャート

続いて28年以上熟成された菊之露。眠りから覚ますのに時間が必要だろうと1つ目のテイスティングをはじめるときにグラスに注いでおきました。

 

もちろん紙を載せてグラスを塞いでいます。これを選んだのは古酒らしい古酒をテイスティングしてもらおうという意図です。完全に試験対策入ってます、はい(笑)

 

ところがこれは失敗しました。香りに古酒らしい力強さを感じません。グラスに注いでから時間をおきすぎたかもしれません。

 

詳しい素性は知らないにしても30度だったので時間をかけすぎましたね。濃淡が薄い、のっぺりとした印象でした。ボトルから直接香りを確認すると熟したバナナのような力強さを感じたのですごく残念です。僕のミスですね、ごめんなさい。新酒の菊之露と飲み比べてもらって口当たりのまろやかさの違いはNさんに確認してもらいました。

 

テイスティングメモはこちらです。 芳醇で華やかながら落ち着いた印象です。

 

第一アロマは5:炊き上がりの米、第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 19:ラベンダー
  • 85:干ししいたけ
  • 92:バニラ
  • 71:熟したバナナ etc

子供の頃、住んでいた実家の壁(土壁風)の匂いを思い出しました。子供だったから良し悪しがわからずに壁を指でかりかりと掻いて遊んでて祖父にしこたま怒られたなぁ~(苦笑)。匂いって、そういう記憶と結びついて記憶されていますよね。 

 

脱線しますが、年末に探偵ナイトスクープで観た亡き父の闘病中の匂いを再現したいというご依頼が本当に胸を打ちました。香りの持つ癒しや勇気を与えてくれる効果の可能性を感じました。ほとんどテレビを観ないけどたまに面白いのに出くわします。ユーチューブとテレビはまた違った楽しみ方がありますね。

 

続いて味わいです。メイプルシロップ、バニラのようなやさしい甘味。ミネラル感が少し甘味を邪魔をしています。はっきりととらえることができないのですが砂のニュアンスを感じるミネラル感です。伝わりますかね~?

  

プリンのカスタードのような苦味を後味に感じます。酸味はほとんど感じませんでしたがしいていえば熟したぶどうのような酸味。相応しい料理は焼き魚や白身魚のマース煮といったシンプルなものがでました。

 

どういう状態で熟成された28年古酒なのかわかりませんが、30度なのでそもそも少し力が弱くなってきているのかもしれませんね。いい勉強になりました。Nさんにはこのまま継続してもらって、ぜひ泡盛マイスターを目指して欲しいです。


瓶熟ってやつは奥が深い! 第72回大阪泡盛の会

開催日:2019年2月28日

ヘリオス酒造の「泡盛」の第一アロマは3:生米、でんぷん質の粉の香り。パウダリーという表現が相応しいかも。第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 16:かんきつ系の皮、シトラス
  • 83:栗、ゆでた栗
  • キャラメルコーン(時間が経つと)

味わいは、ゆでた栗のようなほんのりとしたは甘味、きゅうりのような自然な酸味。苦味もあって辛口な印象です。舌先にすこしピリピリとした余韻を感じます。

 

適した飲み方と相応しい料理はこんな意見がでました。

  • ぎょうざやからあげ
  • 塩っけのあるもの

シャープで辛口な印象があるのでソーダ割りにして脂っこいものとあわせても相性がいいと思います。最後に香りを確認するとキャラメルコーンのような甘い香り。十分に時間が経った後で確認する香りが楽しみだったりします。

 

続いては久米仙ブラック古酒35度です。

 

第一アロマは5:炊き上がりの米、第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 7:とうもろこし
  • 21:ぶどう(白)、熟したイメージ
  • 90:キャラメル

キャラメルはあまり色の濃くないものがイメージです。

 

味わいは、

  • ビターチョコのような甘味と苦味
  • 瓜の漬物の様なしなやかな酸味
  • マーマレードの皮のような酸味、苦味
  • ぶどうの皮(赤)のような苦味

というように甘味、酸味、苦味のバランスのとれた味わいでした。

 

今回のテーマは家庭で瓶のまま熟成させたものとそうではない古酒の比較でした。1つ目にテイスティングした「泡盛」は詰口年月日がなく相当古いものです。いただいたものなので僕の元にくるまでどんなところで管理されていたのかわからないのですが、もう少し早めに飲んでも良かったのかなと思わせるような力強さという点ではマイルドになりすぎた印象を持ちました。

 

瓶熟成の飲み頃は難しいですね。  


瓶熟成の10年間に思いを馳せる 第73回大阪泡盛の会

開催日:2019年3月25日

年度末で案の定、参加人数が少なかったのでエキシビジョン的にって最近多いですね。このパターンがっ(苦笑)

 

渡久山酒造の一般酒「豊年」の飲み比べです。ラベルのデザインが違うのは左は瓶熟の14年古酒、右は4年古酒と造られた時期が10年違うからです。

 

まずは4年古酒から。

第一アロマは3:生米の香り、第二アロマは21:ぶどう(薄い緑)を感じました。

 

味わいはガムシロップのような甘味。めっちゃ甘いということではなくニュアンスがガムシロということです。メロンのようなしなやかな酸味。舌にピリッと感じるような苦味を感じます。鼻に抜ける香りはシャルドネという雰囲気のぶどうの香りをはっきりと感じました。

 

鼻に抜ける香りをとらえるのはいつもはなかなか難しいのですが今回はあっさりと見つけることができました。

 

一方の14年古酒の方は第一アロマは、5:炊き上がりの米、もろみを蒸留しているような香り。おこげと表現してもよいくらいの強い香りです。

 

味わいはミルクチョコのような甘さ。4年古酒と同じくガムシロップ的な雰囲気はありますが、なめらかさを感じます。薄い緑色のぶどうをイメージする酸味をほのかに感じます。「にがり」を彷彿させる自然な苦味を感じます。 

 

どちらも時間の経過とともに香り、味わいがかなり変化していきます。「化ける」と表現するのが相応しいくらいにです。

 

それにしても4年古酒と比較すると14年古酒は香り味わいともに厚みを感じることができます。持っている雰囲気が同じだけに

厚みというよりも奥行きと表現してもいいかもしれません。泡盛マイスター二人でテイスティングしましたがどちらが好みなのかは分かれました。

 

前回も感じたことですが瓶熟成は奥が深い!なんかいつも同じような〆のような気がしますが。深すぎるー(苦笑)


焦らず100回を目指します。第70回

開催日:2018年12月26日

70回目の大阪泡盛の会
70回目の大阪泡盛の会

記念すべき70回目のテイスティング勉強会。2012年7月にスタートして6年くらい続けてきました。

 

発起人のIさんとお会いしたのが2011年の12月のちょうど今頃。もう7年前になるんですね、懐かしい。泡盛マイスターの自主勉強会としてはじまり参加者のほとんどがテイスティングがはじめての方だったときもありました。紆余曲折があって、僕の事務所でこじんまりと泡盛マイスターを目指す方の塾みたいなスタイルで落ち着いてきました。

 

今回は久しぶりに初参加の方が2人おられて新鮮な雰囲気の勉強会になりました。というわけで今回は2銘柄をじっくりと。

テイスティングした夢航海と玉の露
テイスティングした夢航海と玉の露

1つめの夢航海はテイスティング項目とその書き方を全員で確認しながら進めていきます。お二人ともテイスティング自体がはじめてということだったのでいつもの倍の40分かけてじっくりと。慣れないことで戸惑っているようでしたがお二人ともなんだか筋が良さそう。

実技試験の肝は減圧蒸留という話題が出てラベルのリニューアル後は減圧蒸留になった夢航海・忠孝酒造を選んでみました。とはいっても夢航海の味わいは減圧蒸留だけで語れるものではなく昔ながらのシー汁浸漬法で造られていることを理解しておいた方がよさそうです。

 

第一アロマは生米、第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 31:バナナ
  • 32:パイナップル
  • 88:はちみつ
  • びわ、ヤクルト

味わいははちみつやシロップの様な甘味。様なというのは甘さの強さではなく質感です。柑橘系の皮のようなおだやかな酸味、

ピーマンやセロリの様な野菜を思わせる苦味を感じます。

 

相応しい料理はこんな意見がでました。

  • パイナップルと一緒に炒めたポーク
  • ラフテー、ソーキといった肉料理 etc

40分やりましたが、テイスティングのいろはの説明をしながらだったのでテイスティングメモの出来は大目に見てくださいね。

 

2つ目は石垣島の「玉の露」・玉那覇酒造所。2015年の石垣島旅行で蔵にお邪魔したときの記憶が甦ってきました。こういうのはおもいきりが大事なので玉の露はテイスティングノートをお二人にも書いてもらうことにしました。で、書いてもらうだけじゃなくてシェアタイムではできる範囲で発表もお願いしてみました。

 

これが全然無茶ぶりじゃなくて、お二人ともとても初めてとは思えない発表をされるのでIさんも僕もびっくりでした。Nさんは泡盛マイスターに興味があるとおっしゃっていたのでこれをきっかけに是非目指していただきたいですね。 

 

テイスティングメモはこちらです。 まったりとした印象の玉の露。

第一アロマは5:炊き上がりの米、第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 27:ライチ
  • きんかん
  • 焼きりんご
  • 焼き芋
  • 籾殻 etc

直釜式蒸留機に由来する香ばしさなのか後留部分を多めに入れているのか?詳しくはわかりませんが、芋だけじゃなく、りんごも香ばしさを連想させる香りです。

 

続いて味わいです。甘酒のようなほんのりとした甘味、熟したりんごのような柔らかな酸味、苦味はきのこのじく、キャベツの芯のようなニュアンスですね。以前テイスティングの項目だったミネラル感もしっかりと感じます。

 

相応しい料理はこんな意見がでました。

  • まったりしているのでホイコーローやマーボー豆腐
  • 沖縄しょうが鍋、沖縄おでんのてびち
  • すり身のてんぷら、白身魚のマース煮 etc 

2018年は泡盛マイスター協会の関西支部の設立を目指していましたが、特に進展がなかっただけにお二人の参加は嬉しかったです。泡盛ファンを増やすきっかけにしたくて協会主催の講習会を関西で開催したいのです。それで講習会を開催するためには

関西に支部が必要。でも支部を作るには関西にそれなりに会員がいることが条件になると、卵と鶏のどちらが先か?という堂々巡りになっていました。

 

愛知に続いて関東支部も設立されましたが、関西はしばらく自主勉強会というスタイルでもいいかなと思っています。形にこだわって無理をすると続かなくなるし第100回は是非開催したいですしね。そんなわけで2019年も大阪泡盛の会をどうぞよろしくお願いします!


鍋の季節、泡盛はお湯割りが恋しい。大阪泡盛の会 第69回

開催日:2018年11月29日

テーマは千代泉ブレンド@第69回大阪泡盛の会
テーマは千代泉ブレンド@第69回大阪泡盛の会

だんだんと寒くなってきました。泡盛も縮こまってしまうような印象でテイスティングするのが難しい季節に突入。

 

今回テイスティングしたのはこちらの3銘柄。どこかで見たことがあるような気がしますね。前回のきき酒会で僕が飲むことができなかった千代泉をリベンジさせてもらいました。

 

いつも通り泡盛テイスティングチャートを隣においてテイスティング開始です!その傍らには秘密兵器の醤油さし。魚型じゃないですけどね。

泡盛テイスティングチャートと秘密兵器
泡盛テイスティングチャートと秘密兵器

千代泉×松藤のポイントは黒糖酵母で造られた赤の松藤がブレンドされているところ。

 

第一アロマは4:蒸米、第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 46:ミント
  • 57:マッシュルーム
  • 69:熟したメロン
  • 84:海草類

スパイシーで苦味が印象的な味わいですね。この苦味を表現するのが難しかったのですがシェアタイムであ、これだ!というのが見つかりました。柑橘系の白いわたの苦味、グレープフルーツの皮の苦味のイメージです。 

 

寒くなってくるとよく言われるのが泡盛を飲むなら沖縄でしょとか、飲んでも夏だけでしょとか。 そんなことは言われたくないので寒い時期に相応しい飲み方と料理を考えましょ!相応しい料理はこんな意見がでました。

  • 苦味が強いので甘い冬瓜漬けやラフテー
  • フルーツを入れて甘味のあるトニックウォーターで割ってお好み焼きと
  • ソーキの煮付け、うむくじのてんぷら

苦味とあわせるなら山菜のてんぷらあたりもよさそうです。飲み方は丸氷を1つ入れて溶かしながら味わいの変化を楽しむのもいいですね。 

 

千代泉×たつ浪のテイスティングはブレンドに使われたベースのたつ浪があるので並べてテイスティングをしました。たつ浪は簡易濾過なので予想通り白い浮遊物を確認。脂成分だから全く問題ないんですけどね。知らないとなにこれ?って感じですよね。

脂成分が目で見えるほどにろ過が緩やかなたつ浪・伊平屋酒造所
脂成分が目で見えるほどにろ過が緩やかなたつ浪・伊平屋酒造所

たつ浪は甘さひかえめの黒いぶどうの皮の様な苦味と酸味を感じます。瑞々しさを感じジューシーな印象の泡盛です。上等なブランデーから漂う雰囲気に近いものを感じます。このたつ浪にブレンドしたというのがわかるとテイスティングの判断基準ができてやりやすいですね。

 

たつ浪×千代泉はまったりとした印象。ベースがそうなのでやっぱりオイリーですね。

 

第一アロマは5:炊き上がりの米、第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 8:さとうきび
  • 17:ジャスミン
  • 83:栗
  • 85:干ししいたけ

甘味は白い瓜の奈良漬、砂糖漬けにしたオレンジのような酸味を感じました。ビターキャラメルのような苦味も感じます。

 

醤油さしは香りがわかりにくくなったときに2、3滴加水するのに使います。そうすると香りがふぁっと立つので困ったときの秘密兵器というわけなんです。で、加水したら苦味が増しました。

 

あるイベントでお会いした方が伊平屋の泡盛だけはどうも苦手なんです。」と言っていたのは、この苦味か?オイリーな感じが理由かもしれませんね。嗜好品だから好みが分かれて当然ですが、一度、本格的なテイスティングでその個性を感じてもらいたいと思います。

 

相応しい料理はこんな意見ができました。オイリーさを中和するという発想からの

  • チゲ鍋、マーボー豆腐、ピエンロー鍋

逆に泡盛で油分を補うという発想から

  • 白身魚のマース煮、鳥ササミの塩焼き

他には生姜を使った鍋など鍋料理が多かったのは季節柄なんでしょうね。泡盛にお湯割りのイメージはあまりないかもしれませんがこれはお湯割りがよさそうです。熱々よりはすこし冷ましたもので割ってみてください。 

 

たつ浪はだいぶ残っているのでしばらく寝かせてみようと思います。これは面白く変化しそうで楽しみです。

 

最後にグラスに残った香りを確認したらたつ浪ブレンドはミルクキャラメル、ブレンド前のたつ浪からはキャラメル香

を感じました。鍋で温まりながらお湯割にした泡盛で芳醇な香りをじっくりと楽しみたい。そんな季節になりました。

 


テイスティングするなら〇〇は飲んじゃダメ。第68回

開催日:2018年10月19日

今回テイスティングしたのはこちらの3銘柄です。いつも通り泡盛テイスティングチャートを隣においてテイスティング開始!風邪気味でちょっと咳が出るけど気合い入れていきましょう。

「沖之光(30度)」・沖之光酒造の第一アロマは3:生米、第二アロマは16:柑橘系の皮、31:バナナ、35:きゅうり(の漬物)あたり。

 

なんだろ?わかりやすいくらいに苦味が強いです。泡盛マイスター協会の以前のテイスティングノートにはミネラルという項目もあったけど、この沖之光なら自信を持ってミネラルについて書けそう。

 

沖之光ってこんなに苦味が特徴的だったかな?とバイブル「知識ゼロからの泡盛入門」で確認してみると、「この沖之光の特徴ともいえる、ほのかな苦味が旨さの秘訣。水割りにすると風味がのびて美味い泡盛です。」と、なるほどあってる。

 

でもなんか変な感じ・・・。

 

気をとりなおして2銘柄目の「久米仙ブラック(古酒・35度)」・久米仙酒造へ。まずは香りを確認すると、第一アロマは5:炊き上がりの米、第二アロマは55:エリンギ、90:キャラメル、95:(ビターな)チョコレートあたり。

 

これは苦くないよなぁと恐る恐る口に含むとこれも苦い!?いよいよもっておかしい??いつもの久米仙ブラックと印象が違いすぎる。泡盛じゃなくて自分の味覚がおかしいのか?おかしいんだろうなと思いながらダメ押しの菊之露で最終確認してみました。

 

やっぱり苦いって、こりゃあ病院でもらった風邪薬のせいですわ。間違いない(汗) 

 

こうなると沖之光の特徴である苦味をばっちり感じたというのもまったく信憑性がないですね~。鼻の感覚も鈍っているかもしれないので香りの評価は参考意見として見てください。 

 

テイスティング前に風邪薬は飲んじゃだめですね。風邪薬くらいと侮ってましたけど、これじゃまともなテイスティングになりません。初歩的なことで恥ずかしいのですが、この日は子供が入院した日で朝からバタバタしていて昼に飲めなくてついついやっちゃいました。 

 

そもそも普段から体調管理は大切ですね。今日大腸カメラをした僕が言えることじゃないけど(苦笑)。僕の場合は飲み過ぎってことはないと思いますけど、みなさんも泡盛を楽しむなら節度ある飲酒を心掛けましょうね。

 

 

テイスティング勉強会の後は休む間もなく11/4の泡盛イベントの打合せに突入!大阪泡盛の会もまた活気が出てきて嬉しいです(^^)


メープルシロップの香り漂う石川酒造場祭り 第66回

開催日:2018年8月22日

今回テイスティングしたのは沖縄県西原町にある石川酒造場さんの3種類の泡盛です。

  • 「島風10年古酒(25度)」
  • 「玉友5年古酒(43度)」
  • 「玉友(30度)」

ツイッターに投稿したようにテイスティング勉強会のはずが、途中からガチ飲みになってしまいました。このラインナップじゃしょうがないですよね~。泡盛好きならわかってもらえると思いますが、一般酒の玉友のラベルは「本場泡盛」表記で13年以上経過の瓶熟成泡盛ですからね。

ガチ飲みに入るまでの真面目なテイスティングのときに泡盛テイスティングチャートからピックアップした主な香りをご紹介します。


まずは島風10年古酒(25度)

  • 第一アロマは4:蒸米
  • 第二アロマは39:ごぼう(の皮の部分)、85:干しシイタケ

俗に甕臭といわれるものを表現するとこんな感じになるんでしょうか?

 

時間の経過とともに口当たりがとてもまろやかになりました。グラスに注いだ直後は25度にしてはアタックが強いなと感じたので、10年以上の古酒ともなるとしっかり空気と触れさせてから飲むことが大事だなと再確認しました。

0gでもあえて0gと書く島風のラベルがわかりやすくていいですよね~

 

栄養成分表示(100mlあたり)

熱量(カロリー):141キロカロリー

タンパク質:0g 脂質:0g

炭水化物::0g(糖質:0g、食物繊維:0g)

食塩相当量:0g 

 

なぜか泡盛はカロリーが高いと勘違いをされている方が多いので、伝わりやすい場所に伝えたいことを書く!この姿勢が素晴らしいなと思いました。欲を言えば泡盛のラベルでは島風のボトルを手にした人にしか伝えるチャンスがないので、それよりも手前で伝えることができればいいなぁと思いました。


続いて玉友5年古酒(43度)です。

メープルシロップを彷彿とさせる華やかな香りが印象的です。

  • 第一アロマは5:炊き上がりの米
  • 第二アロマは21:ぶどう(熟した赤いぶどう)、71:熟したバナナ、89:メープルシロップ

玉友の甘い香りは、黒糖でもはちみつでもなくやっぱりメープルシロップなんだということがはっきりとわかりました。本当なの?と気になった方はぜひチェックしてみてください(^^)


泡盛の造りの違いに迫る!第65回

開催日:2018年7月24日

一般酒が数銘柄あっても実際はラベルが違うだけで造り(中身)は一緒という酒造所もあるみたいですが、北谷長老酒造工場さんの2つの一般酒「一本松」と「北谷長老」では大きな違いがあるそうです。

7月頭に北谷長老酒造工場さんにお邪魔して一本松と北谷長老の造りの違いを聞いたので、それならテイスティング勉強会で飲み比べをしてみようとさっそくやってみました。


答えはラベルの中にある

テイスティング後のシェアタイムの最後に正解を発表をしましたが、その前に「答えはラベルの中にある」という最後のヒントを出しました。と言われると真剣に見てしまいますよね~。

 

さて正解です!

 

北谷長老は冷却濾過をしている点が一本松と違います。こちらはその冷却濾過を行う機械です。

ラベルを見比べてくださいね。冷却してから濾過をすると脂分を沢山取ることができるので北谷長老のラベルには「気温の低下で白い浮遊物が・・・」という注意書きはありません。

僕は工場見学で造りの違いを聞いてたのでわかってましたが、想像していた違いとテイスティングしてみての違いにはギャップがありました。例えば脂分の多い一本松は粘性が高くて脂分の少ない北谷長老は粘性が低いと思っていたのに逆でしたね。

 

シェアタイムで共通した感想としては、フルーツで例えるなら北谷長老はフレッシュな果実で一本松は熟成した果実。またどちらもミルキーな印象がありましたが北谷長老はより軽快な印象です。

 

今回も泡盛テイスティングチャートから印象的な香りをピックアップして香りサンプルで再確認してみました。1つは熟成した果実のような香りが出てきたのでブチルアルコール、もう1つは磯・海草のようなの香りを感じたのでジメチルスルフィド(MDS)

 

ブチルアルコールはわかりやすく例えるならペンのマッキーの香りです。また磯・海草の香りといってもピンと来ないかもしれないのでわかりやすいもので例えるとおにぎりせんべいの香りです。北谷長老といえばでんぷん質の粉のような香り・パウダリーな香りが印象的なのですが、どちらからもそれなりに感じることができました。

 

氷を入れると香りが立たないと思っているのと、時間が経つと薄まってしまうのが嫌で普段は水割りに氷は入れない主義なんですが、今回ばかりは氷を入れて飲みたくなりました。沖縄よりも気温が高い大阪の連日の暑さで泡盛もだらけているような雰囲気があったので、氷を入れて泡盛をシャキッとさせて飲みたいそんな気分でした。

 

常温で保管していた泡盛の温度も相当上がっていたんじゃないでしょうか?泡盛は沖縄で飲むのが一番美味しいといわれたりしますが、南国沖縄の気候に合わせて造られた泡盛は暑い時期にキリッと冷やして飲むのが格別に美味しく感じるような気がしてきました。


1銘柄でも濃すぎる勉強会 第64回

開催日:2018年6月15日

今回テイスティングをしたのはこちらの「咲元(30度)」・咲元酒造です。

  • 骨太な泡盛
  • 複雑な味わいで通好み
  • 荒濾過でオイリー

実際のところどうなのかわかりませんがそんな印象がある泡盛ですよね。

複雑な味わいだと、イメージ先行でテイスティングノートを書いてしまうおそれがあるので今回はこの流れでやってみました。

  • ステップ①|泡盛テイスティングチャートを使って主な香りをピックアップ
  • ステップ②|ピックアップできた香りを香りサンプルを使って確認
  • ステップ③|再び泡盛のテイスティング

なかなかこんな勉強会はできませんよね。これも香りサンプルを提供していただけるからです。ありがたいです。

 

テイスティング後のシェアタイムでは、第1アロマは5:炊き上がりの米、第2アロマは複雑さ故にいろいろなジャンルの香りがでてきました。出てきた意見を総合すると43:ねぎ46:ミント48:バジルあたりの香草・スパイス周辺に代表的な香りがあるように感じました(ステップ①)

 

そこで次のステップ②では、香りサンプルから3種類(48:バジルオイル49:レモングラス50:ローズマリー)を取り出して香りの確認です。香りサンプルは濃度が高いのでムエット(試香紙)に直接付けて嗅ぐよりも、水に香りサンプルを一滴垂らしてそれを嗅ぐ方がよりリアルな香りになるとアドバイスをいただいていたので今回はその方法にチャレンジしてみました。

泡盛テイスティングに慣れているのでムエットよりも液体を嗅ぐ方が馴染みますね。

 

個人的にはレモングラスとローズマリーはイメージ通りの香りでした。ぼんやりしていたバジルの香りも香りサンプルを通してバジルの香りの記憶を鮮明に思い出したところで泡盛のテイスティングに戻ります(ステップ③)

 

やっぱり違いますね~。時間の経過とともに泡盛の香りが変化するのがひとつの理由ですが、テイスティングをしているときはいかにイメージ先行で味わいを表現しているのかということを思い知らされました。

 

シンプルな香りではなく入り混じった複雑な香りになればなるほど、そのものの香りじゃなくてニュアンスを感じる程度の微量な香りなのにイメージで表現してしまうから香りサンプルと比べた時には大きな違いになるのかなと。伝わってますかね?

 

泡盛のイベントは緩く楽しさ重視でやってますが大阪泡盛の会は真剣そのもの。今回はいつも以上に真剣な雰囲気でした。

この濃密でワクワクする大切な時間をまだまだ続けたいところですが、今日は我らが大阪泡盛の会のメンバーのTさんのお祝いの日。お祝いというのはフィジークという大会で優勝されたんです!しかも2連覇!!

 

2連覇がかかっていたので必要以上にプレッシャーがあった中での挑戦だったと思います。僕は挑戦するかどうかを決めるまでにもいろんな事情をTさんから聞いていたので、もちろん応援しているけど無理はして欲しくないし、でも後悔する様なことにはなってほしくないとか複雑な思いがありました。

 

大会の1ヶ月前の大事な時に腰を痛めたようでしたが、それでもかなりの追い込み方だったので大会直前は気になるけどあえてインスタグラムの投稿を見ないようにしてました。自分のことじゃないのに胃がいたくなる感じ(苦笑)

 

だから優勝の第一報をもらった時は自分のことのように嬉しかったです!お祝い会のためにテイスティング勉強会を早めに切り上げて向かったのは事務所と同じ北浜にあるソーキ家さんです。

 

お料理はどれも美味しかったです!嬉しいお祝い会ということも相まって格別でした。こんなに嬉しい時間を過ごせて僕もサイコーの気分でした!

 


香りサンプルでスパイス系をマスターしよう! 第63回

開催日:2018年5月11日

「松藤(30度)」・崎山酒造廠と「北谷長老(30度)」・北谷長老酒造工場をテイスティングしました。

 

テイスティングは表現力以前にイメージじゃなくて的確に香りを捉えたいと思ってるんですが、泡盛テイスティングチャートに出てくる香りにしても具体的にイメージできないものが多いと感じていました。まさに己の知識や引き出しのなさを痛感していたわけです。

 

特にスパイス系が弱いので、いつものようにIさんにご尽力をいただきスパイスの香りサンプルを準備してもらいました。いつもありがとうございます。

 

そんなわけでこれまで、〇〇のようなスパイシーな香りのように表現することが多かった松藤を選びました。さすが期待を裏切らない松藤です!テイスティング後のシェアタイムで第二アロマに感じるのはスパイス系の香りが多かったですね。

 

まずはクローブの香りサンプルのテイスティングです。芳ばしさを感じる香りで苦味もイメージできます。もちろん香料自体に味はありませんが。個人的には歯医者で詰め物を接着する時の薬剤の匂いが一番イメージしやすかったですね。個人的にはできるだけ身近なものと結びつけて印象づけることができれば覚えやすいのかなと思っています。

 

続いて50:ローズマリー。クローブと同じように慣れ親しんでいる香りと結びつけるならビックスドロップを彷彿させる香りでした。

2つ目は北谷長老です。北谷長老は泡盛マイスターの実技研修の頃から感じていたでんぷん質の粉のイメージは弱まっていてフルーティな印象を持ちました。シェアタイムででてきた第二アロマのキーワードの中から共通するものをピックアップするとライム、バジル、トリュフなど。

 

そこでバジルの香りサンプルを試してみるときゅうりの漬物のような印象です。かなりしっかり漬かった漬物のような香り。

Iさんによるとこの香りサンプルは濃度が高いらしく、今回の印象は香料の濃度が高いことが影響しているかもしれないということだったので、次回はまた違った方法で香りサンプルを活用してみようと思います。

 

今回は趣向を変えて香りサンプルを使って曖昧だった香りを身体に叩き込んでみました。さらにその場でスマホでググってクローブの画像や用途を調べたりしながらできたのでいろいろな発見がありこの企画は面白すぎました。次回以降の展開に期待が高まります。


春が来ました! 第62回

開催日:2018年3月13日

寒さで12月頃から香りを感じにくかったのですが、ようやく温かくなってきて香りを感じやすくなってきました。そこで今回はできるだけ詳細に香りを拾ってみようと、泡盛マイスター協会からでている「泡盛テイスティングチャート」を見比べながらテイスティングです。

テイスティングしたのは「萬座(30度)」・恩納酒造所と「珊瑚礁(30度)」・山川酒造でどちらも一般酒です。

 

萬座は、第一アロマは4蒸米、第二アロマは24白桃、27ライチ、28パパイヤ、37大根、60ヨーグルト、85干しシイタケなど。

珊瑚礁は、第一アロマは3生米、第二アロマは14グレープフルーツ、22梨、27ライチ、34スイカ、59豆乳、85干しシイタケなど。

 

参加者は少人数ですが、泡盛マイスターが3人いるので次回からは第二アロマはもう少し絞込みをしてみたいと思います。といっても複雑な香りのものはどうしても項目が多くなってしまいますが。ちなみに会の終わりにそれぞれの香りを改めて確認すると、萬座は干しシイタケ、珊瑚礁はクローブのようなスパイシーな香りでした。時間とともに香りの印象が変わるのは面白い反面、泡盛テイスティングの難しいところでもあります。

 

テイスティングチャートの95種類の香りを改めて見ていると、恥ずかしながらナツメグ、スターアニス、ベルガモットなどイメージでしか把握できていない香りがあることに気が付きました。なんとなくはわかるんですけど頭の中でイメージしようとするとできない。

 

これじゃあ泡盛テイスティングチャートを使う資格がないんじゃないかということで、例によってI様から次回は普段馴染みの薄い香りのサンプルを持ってきていただけることになりました。楽しみです。

 

最後になりますがこんな雰囲気でテイスティング勉強会をやっています。会場が狭いので大々的に案内はできないのですが泡盛マイスターを目指して本気で勉強したいという方がおられましたらご一報ください!


第61回 久しぶりの銘柄当て!

開催日:2018年2月16日

実技試験の課題泡盛から「久米島の久米仙ブラウン(30度)」・久米島の久米仙と「琉球ゴールド(30度)」・新里酒造の2銘柄をテイスティング。2種類のフレーバーホイールも一緒です。

 

泡盛フレーバーホイールの項目から主な香りをピックアップすると、久米島の久米仙ブラウンは花様・石けん様、豆様・ごま様、草様といった香り、一方の琉球ゴールドはエステル・アルコール様、キノコ様、酸臭を感じました。

 

できれば泡盛テイスティングチャートからさらに詳細な項目を拾いたかったのですが香りが開きませんね~。この時期は暖房を付けていても泡盛は冷え切ってます。。

 

余談ですが、ブラウンボトルには「菊久多」の文字ではなく「久米島の久米仙」の文字が入ってましたね。オリジナルボトルになったのでしょうか?

テイスティングは早めに切りあげて支部設立に向けてのミーティングもやりました。ちょっとやそっとじゃ支部設立は実現できないなぁという感じですが、諦めたらそれで終わりなので頑張ります!

 

最後はエキシビジョンですけどブラインドで銘柄当てに挑戦。泡盛じゃなくてファッションキャンディの泡盛ボンボンの方なんですけどね。といっても男性陣はかなり真剣。結果は想像にお任せします。Sさんチョコご馳走さまでした。


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