オンザロックだけじゃない!こんなにある泡盛のおいしい飲み方

泡盛はオンザロックやストレートで飲むものと思っている方が本当に多いです。沖縄が持つ大らかで開放的なイメージ、一年中温暖な気候ということもあって、高い度数のお酒をグイグイ飲んでいるイメージを持ってしまうのかもしれませんね。

 

実際には沖縄では泡盛はかなりの割合で水割りで飲まれています。アルコール度数が14~15度位の水割りにするので、日本酒やワインと変わらない度数です。こう書くとイメージと違うとがっかりする人もいるかもしれませんが、これが等身大の泡盛の飲み方なんですよね。

 

でもそれだけじゃありません!旅行で沖縄を訪れた方は飲んだことがあるかもしれませんが泡盛の水割りにシークァーサーを絞ったり、ソーダ割り、珈琲や牛乳で割る飲み方も市民権を得ています。さらに泡盛カクテルや泡盛サングリアといった飲み方もあります。泡盛マイスターが泡盛のおいしい飲み方を紹介します。


泡盛といえばオンザロック!?

白百合古酒のオンザロック
白百合古酒のオンザロック

沖縄県外の泡盛ファンが好む泡盛の飲み方といえばオンザロックじゃないでしょうか。2000年頃の焼酎ブーム以降、全国的に焼酎・泡盛はオンザロックで飲むものというイメージが定着しているように思います。

 

たっぷりと氷を入れたグラスに泡盛を注いで一気に冷やして飲んだり、泡盛に1つだけ氷を浮かべて氷を融かしながら飲んだり。丸氷が入ったロックグラスやクラッシュアイスでシャーベット状にして飲んだりと、オンザロックといってもバリエーションがあります。

 

やっぱり夏は泡盛はオンザロックで飲みたくなります。氷がとける過程で味わいの変化を楽しめるので好きな飲み方ですが、泡盛が冷やされるので泡盛の魅力のひとつである香りが立ちにくくなるという点はデメリットかもしれません。この表現が適切かどうかはわかりませんが、香りが立ちにくいということは飲みやすくなるという言い方もできます。


泡盛のロックは25度がいい

芋焼酎のオンザロックは美味しく飲めるけど泡盛のオンザロックはきつくて飲みにくいという感想は、ある意味その通りだと思います。だってアルコール度数が違うので。一般的に芋焼酎は25度が多く泡盛は30度が多いからです。

 

この5度の違いを甘く見ると少々痛い目に遭います。僕も泡盛を飲み慣れないときは泡盛をオンザロックで芋焼酎感覚でぐいぐい飲んでいたら、次の日は夕方まで起き上がれないなんてことが何度もありました。少々どころかかなりの痛い目です(ToT) 

 

もちろんアルコール分が25度の泡盛もあります。飲みやすさをわかりやすく伝えるためラベルに「マイルド」と書いてあったりします。ちなみに「マイルド」と表示することができるのはアルコール度数が25度以下だけです。

 

『焼酎楽園』という専門誌のvol.30のインタビューで春雨の宮里 徹氏がこう話されていました。

 

私は、泡盛の場合、水割りではなくロックで飲むことをすすめています。ですから、食中酒としてロックで飲める25度の泡盛を提案したわけです。 

 

これを読んで食事と一緒に泡盛を飲むときは水割りばかりではなくオンザロックでも飲みたくなりました。写真の泡盛は沖縄ファミリーマートとのコラボの春雨です。商品のコンセプトは「料理に合う味わい」です。

ファミリーマートとコラボした春雨・25度
ファミリーマートとコラボした春雨・25度

やっぱり基本のストレート

白百合の古酒をストレートで
白百合の古酒をストレートで

香りや味わいをダイレクトに感じることができるので、泡盛に限らずストレートは基本かもしれません。泡盛マイスターの試験や技能競技大会でテイスティングをするときは当然ストレートです。

五升甕と泡盛の古酒
五升甕と泡盛の古酒

テイスティンググラスで泡盛と向き合いながらじっくりと味わうのもおすすめです。また年代物の古酒をちぶぐわーという小さな盃でなめるようにじっくりと味わう楽しみ方もあります。同じストレートでもテイスティンググラスやちぶぐゎーなど酒器によって味わいや楽しみ方が変わります。


パーシャルショットという贅沢

パーシャルショットというのは度数が高く凍らないという泡盛の特徴を逆手にとった瓶のまま冷凍庫で凍らせる飲み方です。まあ凍らせるといっても、とろみを感じるかな?という状態で凍りません。

 

パーシャルショットはストレートで飲むのが一般的です。限界まで冷やすことで割らなくても飲みやすくすることを目指した飲み方といえるかもしれません。パーシャルショットを味わうなら与那国島の花酒(60度~)がおすすめです。チェーサーにはオリオンビールというのが沖縄風。

パーシャルショット@舞富名
パーシャルショット@舞富名

泡盛の最高度数は?|与那国島の花酒の秘密

原料用アルコールも一定の条件の元で「泡盛」と表記できるようになりました。原料用アルコールの象徴的存在である与那国島で造られる花酒(はなさけ)。その由来や泡盛との違い、おすすめの飲み方を紹介します。


ど定番の水割り

珊瑚礁の水割り@コスタビスタ
珊瑚礁の水割り@コスタビスタ

食中酒なら30度の一般酒をベースにアルコール度数が14~15度位の水割りにすることが多いのかなと思います。久米仙酒造さんのチラシで美味しい水割りの作り方とおすすめの割合が紹介されていました。

 

美味しい水割りの作り方

  • ①まず、グラス一杯にロックアイスを入れます
  • ②次に、泡盛を注ぎます
  • ③おいしく飲んでいただくには、次がポイントです。すぐに水を入れないで、マドラーでよくかき混ぜます(目安としては、グラスが冷えて曇るまで)。ここで泡盛を冷やさないと、泡盛を希釈した際に出る熱(希釈熱)で水を入れた時に氷がすぐ溶けてしまい風味のバランスが崩れてしまいます
  • ④氷を足して、水を静かに注ぎます。軟水、硬水で香味がかわりますのでお好みの水で
  • ⑤軽くかき混ぜたら、出来上がり
  • 25度 泡盛6に水4→15度
  • 30度 泡盛5に水5→15度
  • 43度 泡盛3に水7→13度
  • 43度 泡盛4に水6→17度

オンザロック同様に水を変える、氷を変える、グラスを変えるなどアレンジ次第で楽しみ方は広がります。長い時間かけてゆっくり泡盛を飲むには水割りがちょうどいいと思います。また泡盛は強い・きついと思っている方に一度飲んでいただきたい飲み方です。


フロートスタイルで味わう

乾杯用の一杯目で泡盛のストレートというのはどうかなと思います。でも初めて飲む泡盛だとひと口目はストレートで飲みたくなります。水割りが欲しいけどその前におちょこにストレートで少し入れてなんて言いにくいですよね?苦笑

 

そんな時に水割りだけどストレート風に泡盛を味わえる方法ってことで、某泡盛メーカーさんからフロートスタイルという飲み方を教えてもらいました。

 

先に注いだ水の上に泡盛を浮かべるようなイメージで注ぎ、ステアせずに水の上に浮んだ泡盛だけをストレートで楽しむ飲み方です。そおっと浮かべるように泡盛を注ぐのがポイントですが伝わってますかね?文章ではわかりにくいと思うので画像でご紹介します。先に注いだ水の上にそおっと泡盛を浮かべるようなイメージです。 

水の上に泡盛を浮かべるイメージで注ぎます
水の上に泡盛を浮かべるイメージで注ぎます

イメージではうまくいっているんですけど、心が乱れているのか?手が震えているのか?混ざってしまいますね(苦笑)

樽貯蔵泡盛をフロートスタイルで楽しむ
樽貯蔵泡盛をフロートスタイルで楽しむ

琥珀色の樽貯蔵泡盛を使ったので文章だけよりはわかりやすくなっていませんかね?なってない?笑

 

ステアせずとも時間とともにどんどん混ざってしまうので、ムダ話はしないで注いだそばからすばやく飲むのがフロートスタイルを楽しむポイントです。


泡盛のお湯割りってあり?

南国沖縄のイメージから想像しにくいかもしれませんが芋焼酎のように泡盛のお湯割りも美味しいです。

泡盛でホットひと息|寒い日は泡盛だってお湯割り・熱燗で!

寒いと香りが立ちにくいのですが、お湯割りなら寒い時期でも芳醇な泡盛の香りを十二分に楽しむことができます。普通のお湯割りじゃ物足りなくなったら酒タンポで燗をつけてみたり(熱燗)、いか徳利を使ってみたり。なにより身体の芯から温まるので冬はよくお湯割りを楽しんでいます。


ソーダ割りで印象が変わる

泡盛(ender|瑞穂酒造)のソーダ割りで乾杯
泡盛(ender|瑞穂酒造)のソーダ割りで乾杯

泡盛とソーダを1:1で割っただけです。グラスの力もあると思いますがオシャレで洗練された雰囲気になってませんか?水割りだとまったりという感じなのに水をソーダに変えただけでキリッとした印象に変わるのは面白いです。

 

泡盛のソーダ割りは家で飲むよりもバーで待ち合わせをする時にいいかもしれませんね。これから出動!って感じがして(笑)

 

確かに飲みやすくなるけど、ソーダ割りにすると泡盛本来の味わいがわかりにくくなるという意見もあるので、その辺はお好みで。


古酒だってソーダ割りで

これは古酒といってもジャスト3年の若手なので気負わず炭酸割りで飲んでいます。

古酒の強炭酸割りは刺激的(^^)
古酒の強炭酸割りは刺激的(^^)

ちょっと気を使ったのは炭酸が強いものを選んだこと、強炭酸ってけっこうはやってますよね。でも、はやっているかどうかは関係なくて、せっかく度数の高い(43度)古酒なので炭酸は少なめにしたい、でもしっかりシュワシュワ感を感じたいという理由で強炭酸を選びました。 

 

この画像だと全然伝わらないと思いますが本当に炭酸が強くて・・・炭酸を馴染ませるのに軽くかき混ぜただけで、シュワシュワとグラスから溢れるほど。混ぜるときは優しく、慎重に。

 

この「おいしい炭酸水レモン」は、ほんのりレモン味が付いているので古酒に少しだけレモンを絞ったような雰囲気も楽しむことができました。43度の古酒を強炭酸で割ると度数も高いし、炭酸も強い。かなり刺激的な味わいになりました。     

 

最近、酒造所で買ってきた白百合のグラスをヘビロテしてますが、この泡盛は白百合じゃありません。白百合の古酒ならさらに刺激度がアップしそうですね(^^♪(2015年10月11日)

古酒は一般酒に比べてストレートやオンザロックで飲む機会が増えますが、そう気負わずに(無理せず)好みの飲み方で楽しめばいいんじゃないかというのが個人的な意見です。月並みな表現ですみません。


泡盛×シークワーサー

定番から変化球までシークワーサーを使った泡盛の美味しい飲み方

泡盛に入れる・搾る用にシークワーサー(和名ヒラミレモン)をさりげなくつけてくれる沖縄料理屋さんもあるほど泡盛とシークワーサーの相性は抜群ですよね。飲みやすくなるだけじゃなくてあの酸味がいい仕事をしてくれます。ど定番から変化球までシークワーサーを使った泡盛のおいしい飲み方をまとめました。


泡盛×コーヒー

泡盛のコーヒー割りを知っていますか?

ファミリーマートの泡盛コーヒーが話題になったので知っている方も多いかもしれませんが、沖縄では泡盛をコーヒーで割るのは一般的な飲み方です。ドリップ式やコーヒー豆から自宅で作る泡盛コーヒーまで泡盛コーヒーの楽しみ方をご紹介します。泡盛の牛乳割りも定番なので、濃く作りすぎた泡盛コーヒーはミルクを入れてカフェオレ風にどうぞ!


泡盛をカクテルで楽しむ

蒸留酒の泡盛はカクテルベースにも最適です。本格的な泡盛カクテルを楽しむことができるバーが沖縄にはあります。

意外と簡単!泡盛カクテルとは? 

泡盛カクテルはその名の通り琉球泡盛をベースにしたカクテルです。しまボールやアワモリ・トニック、58KACHA-SEAといったカクテルをはじめ、コンテストの受賞カクテルのレシピが掲載されているカクテルブックも発行されています。もっと気軽に泡盛(一般酒)を楽しもう!という思いで泡盛カクテルを自宅で楽しんでいます。

いろいろな泡盛の飲み方と数百といわれる泡盛の銘柄の組合せ次第で泡盛の楽しみ方は無限大!


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