
通っぽく泡盛を飲んでみたい方におすすめしたい飲み方があります。
その名もミルク酒。
いわゆる牛乳割りとは違います。ワシミルクで作る宮古島ならではの泡盛の飲み方です。
さっそく見ていきましょう。
ワシミルクとは?
泡盛の練乳割りは変化球どころか、宮古島ではどストライクみたいです。
というのも宮古島では泡盛の練乳割りはワシミルク割り(ミルク酒)といって市民権を得ているもよう。
使う練乳もネスレのコンデンスミルクが暗黙のルールだとか。ちなみにワシミルクと呼ばれる所以はラベルに鷲の絵が描いてあるかららしい。
いざ練乳割りに挑戦!
使う練乳には手を抜きたくないので相方にワシミルクの調達を頼んだのですが、相方が自信満々に調達してきたのは・・・


エバミルクという無糖練乳。。
まあ練乳には違いないけど・・・鷲の絵があるコンデンスミルクって言ったのに鷲の絵もないし。。
「ワシミルク」・・・
「ワシミルク」・・・
「ワシミルク」・・・
「★!?$*♯」
「エバミルク」・・・、
「ワシミルク」がなにかのはずみで「エバミルク」に?
お前はだんごどっこいしょのぐつか~!
ご存じない方のために。だんごどっこいしょとは、ぐつという男の子が美味しかっただんごを忘れないように、だんご、だんごと繰り返しながら歩いていたのですが・・・
川を飛び越えた拍子に思わず「どっこいしょ」と言ってしまったがために、だんごがどっこいしょになった結果、おばあちゃんに怒られたという話です。
後半はだいぶはしょりました。どうしても気になる方は買って読んでください!笑
転んでもただでは起きたくないので(笑)こちらが・・・泡盛のエバミルク割りです。

牛乳割りと変わり映えしない見た目ですが、白が濃いと思ったのは僕だけでしょうか。まあどうでもいいですね(苦笑)
練乳といっても甘さが控えめでむしろ甘さが強めの牛乳という感じ(まあ無糖練乳だからね~)。後味はなんだか日本酒のようにも感じました(ほんまか!?)
こちらが正解のワシミルク(植物油脂入りコンデンスミルク)。このパッケージをみたら納得ですよね(^^)

泡盛の練乳割りは泡盛をほんのりとした優しい甘さで包み込むので飲みやすくなること間違いなしです。
ただエバミルク(無糖練乳)割りの後味が日本酒のように感じるなんて・・・ちょっと飲み過ぎてしまった可能性があるのでワシミルク割りのリベンジはまたの機会に。
泡盛のミルク酒の作り方
ネットでミルク酒(泡盛のワシミルク割り)の作り方を調べてみると、ワシミルクの1缶で泡盛一升瓶分のミルク酒が作れるらしい。
もし甘過ぎて飲みきれなかったらと躊躇してました。
グラス一杯程度ならどんな味になろうとどうってことはないのですが(笑)、さすがに一升分もできるとね。
そこでミルク酒づくりにチャレンジするにあたり、関西山形県人会のメンバーから猛者(酒豪)を我が家に呼びました。心強いことこの上なしです。
ネットで得た由緒正しいミルク酒の作り方を簡単にまとめると次のようになります。
- ①用意するもの|泡盛とワシミルクとミネラルウォーター
- ②ミルク酒を作るなら泡盛は「菊之露」がお約束
- ③作り方は一升瓶に泡盛を900ml入れる。ワシミルクは1缶全部入れて、余ったところにミネラルウォーターを入れる。
- ④あとはしっかりシェイクしてよく混ぜ合わせる。
ミルク酒作りスタート!!
あらためまして、ワシミルクとはネスレのコンデンスミルク(練乳ですね)のこと。ワシミルクと呼ばれる所以はラベルに鷲の絵が描いてあるからです。
左端はミルク酒作りのために買っておいた透明な瓶で、はじめは「海波」・崎元酒造所が入っていました。泡盛で透明な瓶を探すのに苦労しました!

まずは空の一升瓶に泡盛を900ml注ぎます。この写真のためだけに透明な瓶を探していました(苦笑)

そこにワシミルクを1缶分まるまる注ぐと・・・練乳は沈殿して泡盛とは分離してますね。

何度も言いますが、この写真を撮りたくてこのためだけに透明な一升瓶を探しました(爆)
一升瓶にワシミルクを注ぐのに漏斗を使いましたが、ミルク酒の本場宮古島ではそんなことはせずダイレクトに注いでるみたいですね。
ワシミルクの缶の端を折ると注ぎ易くなるようですが、こんなことで家の中をワシミルクまみれにしたら相方に何を言われるか・・・

ところで泡盛を注ぐときに使ったこのカップ。ワシミルクの缶よりよっぽどこぼれるってどうなん?
床が泡盛にまみれて相方から非難轟々でした(汗)

一升瓶にはさらに水を入れていきますがミルク酒はまだ完全に分離したまま。

あとはひたすら、シェイク!しぇいく!SHAKE!
Give me Give me SHAKE!
シェイクしやすいように水は入れ過ぎないのがポイントみたいです。

振って振って、振ってみたら!
こんなんできました(笑)

念願叶い、こうして完成したミルク酒は、牛乳割り、エバミルク(無糖練乳)割りとも違う神々しい白色でした。
ミルク酒を飲んでみた
当初の目論見では僕と猛者なら結構な量をいけると踏んでいたのですが・・・ふたりとも2杯目の途中でダウン。
昼酒のせいか2人とも「何か入れた?」と疑うくらいの強烈な眠気に襲われて・・・相方達の冷ややかな視線の中眠りに落ちました。
先にビールは何本か空けていましたが不測の事態でしたね(大汗)
カルアミルクのカルアがない感じ!なんて分かったような分からないような感想を僕と猛者で言って盛り上がりましたが、何となく伝わりますでしょうか?
ミルク酒の美味しさは実際に自分で味わってみないとわからないかもしれませんね。
それから他にもよく分かったことがあります。
ミルク酒は少量でもよく寝れる(笑)
ミルク酒の神々しい白色をひと目見たい!という方はぜひ菊之露とワシミルクを買ってチャレンジしてみてくださいね(^^ゞ
そこまでできない(やりたくない笑)という方は多良川さんから「わしミルク酒」が販売されていますよ。
純粋に宮古島特有のミルク酒、泡盛のワシミルク割りの情報を求めてこの記事にたどり着いた方は、これ以降は読まないでください。アレンジが過ぎるので時間の無駄になります(苦笑)
ミルク酒に入れてはいけないもの。
由緒正しい(?)ミルク酒は美味しいけど、ちょっと濃厚すぎるかなとも思いました。そこが美味しさの理由でもあるわけですが。
さっぱり感を出したいと思いついたのが、ミルク酒のソーダ割りです。
ひいてませんか?大丈夫ですか!?
甘さも抑えたいならここは辛口なウィルキンソンでしょう!と、さっそくウィルキンソンを入手。

少し脱線しますがウィルキンソンって日本のブランドだと知ってましたか?僕はすっかりアメリカのブランドだと思い込んでました。
今はアサヒ飲料ですが、もとは明治創業の「ザ・クリフォード ウヰルキンソン タンサンミネラル ウォーター有限会社」で造られていました。「ヰ」はわ行の「ゐ」なんですよ。
ミルク酒をウイルキンソンで1:1に割っただけですが、狙い通りというか期待を上回る味になってこれはいけると確信しかけたその時・・・なんだかドロドロしてきた(驚)

どうやらミルクとジンジャー(生姜)は非常に相性がいいらしく、いい塩梅で混ぜると生姜牛乳プリンができちゃうみたいです。←マジか!!

ここで止めときゃいいのが僕のブログ。ここで止められないのも僕のブログ。そう聞いたらやるしかないでしょ!
これは後日。
生姜牛乳プリンを作ろうと張り切ってミルク酒にすりおろした生姜を適当に混ぜたところで、結局は時間の無駄だったの図です(苦笑)

ミルク酒はうんともすんとも言わず、しーんと静まり返ったまま。
狙ってみたところでそう思い通りにはいかないもんですね。それにしてもミルク酒といい、宮古島は面白い泡盛の飲み方の宝庫なのかも。
定番|泡盛の牛乳割り
「泡盛の水割りは飲み飽きた~」なんて言っている方は、泡盛の牛乳割りなんていかがでしょう?
「うぇっ!」
そう思った方も多そうですが(笑)、泡盛の飲み方として定番といってもおかしくないし、泡盛を美味しく楽しめる飲み方なんですよ(^^)
泡盛に限らず牛乳とお酒の相性って結構いいと思います。牛乳焼酎、牧場の夢なんていうお酒もありますしね。

泡盛ファンにはお馴染みの牛乳割りは、ほんのりとした甘さを感じます。後味は牛乳感が強めに出るので「あぁ・・牛乳を飲んでるなぁ」と実感できます。
お次は牛乳割りの変化球という感じの・・・泡盛の豆乳割りです。

牛乳割りとの見た目の変化が乏しいのですが画像の使い回しではなく!、正真正銘の豆乳割りです!
お味はまあ想像通りですね(笑)
蒸留酒の泡盛は糖質・プリン体を含まずローカロリーなので、カロリーが気になる方は牛乳割りよりもカロリーの低い豆乳割りをおすすめします。
コラム|山形県人がミルク酒を作るとこうなる。
沖縄県民にとってミルクといえばワシミルクなら山形県民にとってのミルクといえば日本製乳の「おしどりミルクケーキ」
味はいろいろあります。
- さくらんぼ
- ラ・フランス
- いちご
- 抹茶
- コーヒー
- チョコレート
- ヨーグルト
それからカマンベールなんてのも。でも何はなくとも定番のミルク。

今は「サクサクミルクチップ」なんていう進化系も出てるみたいです。知らなんだ~。

左が昔ながらのミルクケーキで右がサクサクミルクチップ。

さらに保存食のミルクケーキもあるらしく賞味期限はなんと!5年間。泡盛と一緒に寝かせておけば、泡盛が5年古酒になってもまだ美味しく食べられるということ(^^)v
さてミルク酒の進化系(?)ということで思いついたのが、こちらのおしどりミルクケーキ de 泡盛。

泡盛のオンザロックにミルクケーキを添えれば、あっという間にシャレオツな泡盛カクテルの完成。
昔懐かしのポッキーオンザロックみたいじゃない?
おしどりミルクケーキは割と硬めなので頃合いを見計らって取り出せば、最後の方は泡盛が甘くなりすぎるという問題もあっさり解決できます。
でも気を許すとミルクケーキが沈んで取り出せなくなるの図。そもそもグラスよりもおしどりミルクケーキの方が短かかった(笑)

それでも今回はかなりまともなものができたような?そうでもない??笑
ワシミルク、ミルクケーキのようなご当地ミルクを使ったミルク酒を作ってみるのも面白いかもしれませんね(^^♪