樽で古酒作りは天使の分け前よりも味見を我慢

記事の内容

  • 樽で古酒作りに挑戦します!
  • 樽で古酒作りをするために準備したもの
  • 樽詰めの儀
  • たった1週間でこの色です!
  • 定期点検レポート

樽で古酒作りに挑戦します!

自宅で泡盛の古酒作りに挑戦するなら方法(容器)はこのあたりですかね?

  • ステンレスタンク etc

ステンレスタンクはないな~と思うかもしれませんが、沖縄の泡盛マイスターの先輩のお宅で家庭用?のステンレスタンクを拝見したことがあります。見た目は小振りなプロパンガスみたいでした。ちょっと一般的ではないですね(笑)

ステンレスタンクで熟成中の泡盛
ステンレスタンクで熟成中の泡盛

樽はサイズが小さいと経年による変化よりも樽からの影響が大きいのでいわゆる泡盛の熟成とはまた違った感じになりますが、樽貯蔵泡盛は泡盛の1つのジャンルとして市民権を得ている上に樽はインテリアとしても置いても様になります。

 

2019年に挑戦したクラウドファンディングのリターンにミニ樽と泡盛原酒のセットを用意していました。あなただけのオリジナルカスクを育ててみませんか?というコンセプトで八重泉泡盛原酒を使って樽熟成にチャレンジできるクラウドファンディング限定です。企画した僕が一番欲しかったというオチでした(苦笑)


樽で古酒作りをするために準備したもの

クラウドファンディングのリターン用に準備したものとまったく同じものを期間終了後に1セット購入しました。支援金額が330万とか支援者数が300人とか自分で購入することで切りのいい数字になるなら迷ったかもしれませんが。

  • 泡盛

樽を選ぶときに注意したこと

天使の分け前という言葉を聞いたことがありますか?樽貯蔵の原酒は年数パーセントの割合で蒸発します。小さい樽だとお酒と触れている面積が大きいので蒸発するスピードが早いそうです。そこで家庭用なのでミニ樽ですがその中でも大きめの10リットルの樽を用意しました。  

 

クラウドファンディングで大人買いした樽ナンバー223と同じくホワイトオーク材で作られた有明産業製造のミニ樽です。

  • 新樽 アメリカンホワイトオーク材
  • 10リットル/全長35cm小口22cm胴径26cm
  • 製造元 有明産業株式会社

泡盛は八重泉さんの泡盛原酒です

泡盛は樽ナンバー223に詰められたものと同じく直釜式蒸留100%の八重泉泡盛原酒です。通常販売されていないものですがクラウドファンディングのために特別に蒸留後まもない泡盛原酒を準備してもらいました。

  • 八重泉泡盛原酒 6本
  • アルコール44度/1800ml
  • 製造元 有限会社八重泉酒造 

水張りチェック

すぐにでも樽に泡盛を入れたいところですが樽のある泡盛ライフをはじめる前に水漏れしないか?をチェックします。水を満量まで入れて24時間様子を見ます。万が一、漏れてもOKなように防水のソフトクーラーに入れて確認しました。

漏れはなかったので水を全部抜いて樽の天星(入酒口)を下向きにして24時間乾燥します。

乾燥中に皿に溜まった水はこんな感じ。たった1日でも色が着くんですね。次はいよいよ!


樽詰めの儀

泡盛好きの仲間に手伝ってもらってBBQで樽入れの儀を行いました。泡盛原酒は一升瓶で6本ありますが樽はどこまで入ったのか?入れているときはわからないので5人で9リットル分を入れました。

 

滞りなく樽詰めができたのですが、中にお酒が入った状態で車で運ぶのは漏れるリスクがあると聞いたので瓶にまた戻して(苦笑)、家に帰ってまた入れ直しました。

 

あらためて家で樽詰めしている様子です。すっかり投稿するのを忘れてしまって2021年1月に投稿しましたが樽詰めしたのは2019年10月です。このときは全部ではなく4本分。10リットルの樽は最大9.5から最低0.5リットルというのが入れておく酒の量の目安だそうです。


たった1週間でこの色です!

新樽とはいえ、1週間でこんなに色が着くんですよ!びっくりです。


定期点検レポート

2021年5月

約1年半経ったので定期点検と称して味見をしました。まだまだ荒々しいけど美味い蒸留仕立ての原酒を新樽で寝かせたのでまだまだ荒々しいけど美味い!この瞬間しか味わえない香味です!

当たり前ですが1週間後とは色の濃さが全然違いますね。クラウドファンディングで完成したToRETOUR CASK223の色と遜色のない濃さです。

 

機嫌よく味見をしているときに樽の側面に亀裂を見つけてしまいました!ピカピカツルツルの表情が気に入っていただけにショックです。。

側板はかなり分厚いのでこの亀裂から漏れてくることはないよねと思いながらも、ささくれ立っていてバリっとめくれるおそれもあるので、補修する方法を有明産業さんに聞いてみました。

この画像を見ていただいてここまま使っても問題ないとのお墨付きをいただきました。もし心配ならタガを外して一度バラバラにして、ひびの入った側板を木栓の隣の側板と差し替える方法で修理ができるようです(現在10リットル樽は作っていないため)。ただし保証期間が過ぎているので修理代と送料は僕が負担することになります。

 

ちなみに補修するなら蜜蠟クリームよりもヒビ等を補修するための食品用のパテ(食品衛生法第370号に対応)がいいそうです。ツルツルの表面は綺麗で気に入ってましたが漏れない限りはこれもアジ・個性と思ってこのまま使おうと思います。


2021年6月|只今実験中

第3回島酒リモフェスのzoom飲みで神村さんと池原さんの部屋になりました。乾杯は2社の泡盛をブレンドしたらいいんじゃない?って話題が出ました。そのときはできませんでしたがキャンプで焚火を見ながらやってみたら非常にいい感じ。

そこでこの樽貯蔵泡盛と白百合をブレンドしてみました。白百合の樽フィニッシュのイメージなので、白百合とオリジナルカクスが9:1です。


RELATED