
次男は今年で5歳。ということは誕生記念に甕入れの儀をしたこの泡盛もそろそろ5年古酒。
あんなこともあったなぁと思い出を語りながら20年古酒で成人のお祝いをするのが目標なのであと15年、頑張ろー。
一生の思い出になる甕入れの儀おすすめです。
記事の内容
- 甕入れの儀とは?
- 甕入れの儀の前に準備したもの
- 甕入れの前に甕出しの儀!?
- 無事に甕入れの儀を終えました
- コラム|人生の記念日を自分だけの特別な古酒で祝う
甕入れの儀とは?
忠孝酒造さんのホームページでは甕入れの儀について、次のように紹介されています。
古来からの儀式で「水合わせの儀」というものがあります。これは新郎新婦のお互いの実家の水を汲んできて、ひとつの杯に注ぎ合わせた水を飲む儀式です。
別々の水(環境)で育った新郎新婦がそれぞれの家風の違いを乗り越えて一つとなり、二人で新たな家庭を築いていけるようにと願いが込められています。
忠孝酒造ではそんな水合わせの儀に習い「甕入れの儀」をご提供しています。
時の経過と共に丸く、やわらかく、そして奥深い味わいに熟成していく泡盛の古酒のように、おふたりの間柄が末永く発展し、素晴らしい夫婦になって欲しいとの願いが込められています。
忠孝酒造さんでは水の代わりに泡盛で「水合わせの儀」を行うことを提案しています。
さらには結婚記念に限らず、子供の誕生記念や会社の周年祭、新築記念、創立記念と様々なシーンで新しい泡盛の甕を準備し、幸せを願い泡盛と一緒に家族や子供、会社を育てていく、甕入れの儀を提案されています。
甕入れの儀の前に準備したもの
子供の健やかなる成長を願って次男の誕生記念に甕入れの儀をしたいと思いました。
山形から僕の両親が大阪に出てくるお宮参りにあわせて家族7人で甕入れの儀をするために、数ヶ月前からいろいろと準備をしてきました。
- 泡盛造り
- 甕出しの儀
泡盛は忠孝酒造さんから5回目の手造り泡盛体験で完成した泡盛が大き目のダンボール2箱で届きました。

準備というのは泡盛を造りはもちろん、泡盛マイスター技能競技大会の副賞で頂いた甕を甕入れの儀に使おうと、中身を空にするために夜な夜な甕出しの儀を行いました。
準備というのは主にそれです(笑)
甕入れの前に甕出しの儀!?
甕出しの儀と書きましたが大そうなものではなく甕から泡盛を汲み出しているだけです。
そもそも甕出しの儀なんていう言葉があるのか?ないのか?わかりません。
甕から泡盛を汲み出すのはとても趣があって好きなんですが、平日の晩酌のためにいちいち汲みだすのは手間がかかって面倒くさい。
またこの杓子と漏斗のコンビネーションが悪いのかこぼれることもしばしば。。

だから普段使い用の一升瓶に定期的に汲み出しているという訳なんです。
汲み出した泡盛を入れている瓶は2回目の体験で造った泡盛の瓶です。
中身はとうの昔に空になっていますが、ラベルが貼ってあるのでなんだか捨てるのが忍びなくて、ラベルが剥がれるまでは容器として使おうと思っています。
予定しているお宮参りの日に間に合わせようと、はりきって飲んでいますがまだ半分はありますね~

甕入れの儀用に空の五升甕が必要なので、この甕を空にしようとここ数ヶ月集中的に飲んできました。
いよいよ今週末に控えたお宮参りというか、甕入れの儀を前にとうとう甕が空っぽになりました!
見てください~五升甕が見事にすっからかんです!

五升甕をひとりで空にするなんて!どんなペースで飲んでるの?と思われたかもしれません。
実は全然間に合わなかったので、この瓶にエスケープしております(汗)

さらに、この瓶以外にもまだ一升瓶1本分残っています。
五升なんてそうそう飲めないっす(笑)
泡盛は腐るものではないのでこれはこれでゆっくりと楽しみます。この瓶ならヒルザキ(にんにく酒)作りにいいかも(^^♪
無事に甕入れの儀を終えました。

五升分の泡盛を一気に甕に注ぐのは実に壮快でしたね~(^^♪

甕に入れた泡盛は忠孝酒造さんの手造り泡盛体験で造った一升瓶が5本。

セルフタイマーに慣れていなくて何度も撮影をやり直してしまい、家族をゲンナリさせてしまったのは苦い思い出です。
笑顔がひきつっていると困るので画像をちょっとだけ加工しました^_^;
ひきつっている理由はやり直しよりも・・・
お宮参りの日に黄色のハッピを着ていたことが理由かもしれませんが(苦笑)
泡盛のラベル・色紙の文字は友人の書ムリエ、池上 晋翔さんに書いていただきました。素敵な書を書いていただきありがとうございました。
この日はお宮参りに始まり記念写真を撮りに行って、それから御食い初めと朝からフル回転でした。
なにはともあれ誕生記念の甕入れの儀を厳かな雰囲気の中!?無事に終えることができたことに感謝です。
子供は元気に、泡盛は美味しく育ってくれることを願うばかり。
ということで僕は少なくともあと20年は元気に頑張らないいけませんね(^^ゞ
コラム|人生の記念日を自分だけの特別な古酒で祝う
さまざまな記念に準備した泡盛、大切に保管してきた泡盛を人生のハレの日に飲む喜び。そこまで特別な日じゃなくても、仕事が一段落した日に飲むのもよいものです。
中でも自分の手で造り育てた泡盛を飲む喜び、人生の記念日を自分だけの特別な古酒で祝うのは格別です。
- 結婚記念
- 子供の誕生記念
- 還暦を祝うため
- 新築記念
- 起業・独立記念 etc
はじめての共同作業は泡盛造り!?

はじめての共同作業というのは、披露宴のケーキ入刀で使い古されたフレーズですが沖縄らしいこんなものはいかがですか?
この画像は忠孝酒造さんの泡盛造りの体験用のパンフレットです。新郎新婦が披露宴の3ヶ月前に泡盛造りの体験をして、できた泡盛を披露宴の引き出物にすることができます。
沖縄では泡盛を引き出物にすること自体よくあるのでしょうか?新郎新婦が造った泡盛ならインパクト大の引き出物になりますよね。
体験の様子を撮影して(別料金)、その映像を披露宴で流すことも可能です。
泡盛の本数は250本以上でも対応してもらえるそう。ちょっと多すぎるような気もしますが沖縄の披露宴は大勢呼ぶのが一般的みたいなのでニーズがあるんでしょうね。披露宴ではポリバケツで泡盛の水割りを作るなんて話も聞いたことがあります(笑)

【開催報告】Unders Wedding Festival ~下 結婚祭~
結婚記念の泡盛造り・甕入れの儀、泡盛baretc、友人の下ご夫妻のウエディングパーティーをプロデュースさせていただきました。
還暦を祝う古酒を造る。

そばで見ていて感じたのは間違いなく美味しい泡盛ができた(できる)ということ。泡盛造りに思いが入っていることが僕にもバシバシ伝わってきました。
この日は僕は造らずに友人が体験する様子を撮影させてもらいました。男性3人での体験なので迫力のあるいい写真が撮れました。あまりにも素敵な写真なので泡盛造りの工程を説明する記事でご紹介しています。
関連|泡盛はどうやって造るの?
忠孝酒造さんには、くぅーすの杜「忠孝蔵」の地下でクラッシックを聞かせながら泡盛を大切に預かってくれる「ザ・オーナーズ」という保管サービスがあります。預かり年数は基本的には5年間ですが最長で20年間預かってもらえるようです。
友人のTさんはご自身の還暦祝いで飲む泡盛として造られたので還暦までの年数のザ・オーナーズの保管申込みをされていました。