
泡盛の楽しみ方は無限大というコンセプトでいろんな泡盛の飲み方を発信していますが、その進化系で食べる泡盛作りに挑戦してみました。食べる泡盛?食べるラー油みたいな感じって疑問が湧いているかもしれませんが、なんのことはない泡盛をアガーで固めて食べてしまおうというお話。
「アガー」は沖縄の方言で「痛い」という意味なので、ますますどういうこと?って思った沖縄ファンの方もいるかもしれませんが沖縄の方言とはまったく関係のない海草から作られたゼリーの素、アガーです。そんなこと誰も思ってないか!笑

前置きが長くなりましたが、このイナアガーAで泡盛をゼリーにしてオサレに食べてしまおうと目論んでいます。
記事の内容
- アガーで泡盛ゼリー作り
- 泡盛の刺身ができちゃった!
- コラム|泡盛ゼリータワー@石垣島に挑む
アガーで泡盛ゼリー作り

泡盛ゼリー作りは湯煎した泡盛の温度が低くてアガーがだまになってしまうというハプニングからスタートしました(苦笑)
これを教訓にして泡盛を50℃に温めて直して、だまが無くなるまでしっかりと溶かします。

泡盛はさりげなく写っている「豊年(30度)」・渡久山酒造を使いました。

冷蔵庫で冷やすこと2時間、ちゃんと固まっているでしょうか?

スプーンですくい上げてみると・・・シリコンのようにしっかり固まっています。この泡盛ゼリーはちょっとフカヒレっぽくないですか?さてさて狙い通りの固さになっているのか?

包丁で細かく刻んで他の容器で固めておいた泡盛ゼリーの上に載せてみました。さらにパプリカ入りのオリーブをトッピング。

いい感じと思ったのも束の間、時間が経つと刻んだゼリーから水分が出てきていますね。。

- アガーの量が少ない?
- アガーを溶かす時はもっと高温の方が良い?
時間とともにゼリーがへたってくるのはしょうがないんでしょうか?固さに納得できていませんが泡盛ゼリーの味はなんだか苦く感じます。泡盛の風味を活かすためにまったく砂糖を入れなかったのは失敗だったかもしれません。
泡盛の刺身ができちゃった!
固さと味の課題がクリアするべく泡盛ゼリー作りをリベンジ。改良したのはこの2点です。
- ①砂糖8gを入れてみる
- ②アガーの割合を増やした
アガー(10g)と泡盛(200ml)の分量を変えました。乾いた鍋の中で念入りにアガーと砂糖を混ぜて、そこに泡盛を投入します。

この時に、だまにならないようにしっかり混ぜないといけないのですが・・・

やっぱりだまになるところがあるので、鍋を熱しながら少しだけ煮立たせてだまがなくなるまで混ぜます。後は冷やして固めるだけ、作り方はいたって簡単ですよね。前回は何も考えずにボウルで固めましたが均一な厚さの泡盛ゼリーを作りたいので今回はバットに流します。

冷蔵庫で冷やすこと数時間、しっかり固まってそうですね。この模様はなんでしょうか?

取り出してまな板に置いてみると、狙い通りの均一な厚さの泡盛ゼリーができています。

これを賽の目に切ります。

このままではわかりにくいので・・・ まな板の上でパラパラと散らしてみました。どのくらいというのは表現しにくいのですが、切った断面がキラキラ光るぐらいの硬さは狙いのひとつだったので上手くできています。

今回は水分が出てくることもなく扱いやすいです。調子に乗って細くカットしてみました。なんだかイカの刺身みたいじゃないですか?

いつものノリで大葉の上にでも乗せてみようかと思いましたが、今はオシャレな泡盛をプッシュしていく時期だったことを思い出して止めました(苦笑)
リベンジなので前回と同じくパプリカ入りのオリーブを乗せて完成です。砂糖が入って甘みがあるのでオリーブと合うのかと言われると引っかかるところはありますが、泡盛ゼリーのクオリティは格段に上ったと思います!

↓前回のものと比べるとゼリー張りの違いは一目瞭然ですね。

泡盛ゼリータワー@石垣島に挑む
石垣島で絶対行こうと決めていた石垣島泡盛ゼリー本舗の店内には、なんと泡盛ゼリーで作られたタワーがどーん!と鎮座していました!

泡盛ゼリーの種類もドーンと15種類!よく見ると泡盛マッコリゼリーなんてのもありました。


さすがに15種類全部買うのは諦めて、石垣島の泡盛の酒造所の6個セットを買いました。このセットが定番でたぶん一番人気のはず。
よく見たら八重泉が入ってない!!石垣島には泡盛の酒造所が6つあるからてっきりそうだと思ったんですけどね~(汗)
泡盛が何種類も並ぶといつものやつをやりたくなるのは泡盛マイスターの性ですね。

これ、かなり難しいです・・・
泡盛ゼリーはこの3種類を選びました。
- 請福
- 白百合
- 宮之鶴
せめて白百合は当てたかったのですが意外すぎるくらいに白百合が馴染んでいたので1つも当てられず。くぅ~。僕は白百合に対する思い入れ(思い込み)が強すぎて、白百合はこうあって欲しいという思いが迷わせるんですね、きっと(笑)

言い訳はさておき、シークァーサーの酸味がアクセントになってさっぱりしているのでアルコールが苦手な方にも泡盛ゼリーはおすすめです。
