
- お酒をほとんど飲めない方が「すごく飲みやすかった!」
- 泡盛をほとんど飲んだことがない方が「泡盛のイメージが変わった!」
こんな反応を泡盛講座やイベントでたくさん見てきました。
知らずに飲んで「泡盛は苦手だったけど泡盛リキュールはおいしい」という感想を聞くたびに、強い・きついという誤ったイメージのせいで泡盛は無駄に敬遠されているなぁとつくづく思います。
泡盛をベースにしたお酒でカクテルのように甘味や酸味を程よく感じることができる泡盛リキュールからはじめてみませんか?
きっと泡盛のイメージが変わりますよ!
ソーダ割りやフローズンなど飲み方のアレンジを交えながらおすすめの泡盛リキュールをご紹介します!
目次【本記事の内容】
泡盛仕込みシークヮーサー 7度

「梅」の文字のせいでパッと見は梅酒?と思うかもしれませんが、よくよくラベルを見ると奈良県の「梅乃宿酒造」の日本酒が泡盛とタッグを組んだ「泡盛仕込みシークヮーサー(7度)」・久米島の久米仙です。

100%沖縄県産のシークヮーサー果汁がふんだんに使われていて少し苦味を感じるほど。甘すぎずアルコール度数7度とあいまって風呂上りにゴクゴクいける感じです(^^♪
7度ならちょうどいい度数じゃないかとひと晩冷凍庫に入れてみたら・・・予想通りのいい感じのシャリシャリ感(^^♪

25度の泡盛(紺碧)を凍らせてみた時は凍らせるにはまだ度数が高いなと思いましたが、7度くらいだと固まり過ぎずに絶妙なシャリシャリ感を出してくれます(^^)
泡盛イベントのラストにフローズン泡盛カクテルなんていいですよね。お店の冷凍庫に余裕があれば凍らせておいてもらうんですけど。

あらごし球美の梅酒 12度

あらごしの「あらごし球美の梅酒(12度)」・久米島の久米仙
これはイベントでもらったサンプルですが、商品は720mlで2,500円となかなかいいお値段。
はじめて「残波あらごし梅酒」を見た時は泡盛リキュールとしては破格!と思ったけど、球美の梅酒の価格を意識してなのかもしれませんね。
「みんなちがって、みんないい」ってどこかで聞いたことがあるフレーズですね(苦笑)。泡盛マイスター的にはどっちが美味しいとか言えませんが、それぞれにあった飲み方で楽しめばいいんです!
炭酸割り、オンザロック、凍らせてといろんな飲み方を試してみたかったのですが、オンザロックでグイグイ飲んでいたらサンプルなんであっという間に飲みき ってしまいました。
どんな飲み方が美味しいかは、またの機会に探ってみます(^^)
残波あらごし梅酒 14度
「残波あらごし梅酒(14度)」・比嘉酒造を3種類の飲み方で余すところなく味わいました!
同じあらごしでも琉球の梅酒は奈良にある梅乃宿酒造の日本酒とタッグを組んでいるところに特徴があるし、残波あらごし梅酒は「みなべ町産樹上完熟南高梅」を使って特徴を打ち出しています。
まずはソーダ割りから。

ゴクゴクとのど越しを楽しむのに丁度いいくらいの多めのソーダで割ってみました。これだと特徴的なあらごしの濃厚さが失われてしまう気がしますね。
個性がなくなってしまうともったいないので、ソーダで割らずにスパークリングにできるソーダマシンで炭酸を注入してみるのも面白いかも。
アルコールは14度とはいえストレートだと濃厚な印象ですね。そこで小さめの氷を2つ、3つ入れて少し氷が融け出した頃に飲んでみると軽快に楽しめました。

あらごしなので浮んでいるのは果肉です。お値段高めのお店の食前酒に、氷が1つ入った小さなグラスで残波あらごし梅酒が出てきたらテンションが上りそう(^^♪

ラストは凍らせて。

見た目はしっかり凍っているように見えますが器に移していくそばから融けてしまう・・・真夏じゃないのにね^_^;
器をキンキンに冷やしておくと良かったのかもしれませんが、アルコールが14度あると完全に凍らせるのは厳しいのか?それか凍らせる時間が足りなかったのかも~

凍らせてもちょっと濃厚な感じ。濃厚でどろっとしているのでかき氷にかけたら面白そうです。
なかなか酸味が強くて甘さは控えめというか、どちらかというと辛口なので例えば練乳をプラスしてみるとか。かき氷の中に赤福を忍ばせた赤福氷みたいに、さりげなく甘味をプラスするとさらに美味しいんじゃないかと思いました。
琉球ティーアワー 12度
グラス一杯分も残っていなかった「琉球ティーアワー(12度)」・瑞穂酒造を見て、普段ならしないであろう(するかも?)アレンジを思いつきました!
それにしても、よくこれだけ残してたなと思う(笑)

それはソーダで割ること。
そのままでも飲みやすい泡盛リキュールですが、ソーダで割ることでさらに飲みやすさがアップ。そして濃い目で甘いイメージの泡盛リキュールもソーダで割ることですっきりと楽しめます。

ソーダを入れすぎたのか?若干、薄く感じたのでソーダの割合をいろいろと試してみたいですね。
フルーツ系の泡盛リキュールじゃなくて、お茶系のティーアワーをソーダで割るなんて発想はなかったのですが、美味しくてもう一杯飲みたいぐらいです(^^♪
石垣島梅フレーバードワイン 12度

発売されたばかりの「石垣島梅フレーバードワイン(12度)」・請福酒造を国際通りに出来たばかりの屋台村で飲みました。お店は屋台村の村長さんのお店「島酒と肴(しまあとあて)」さん。
請福酒造の「請福梅酒」をベースに梅酒の風味にマッチする赤ワインを厳選して造った沖縄の酒造メーカーが作るはじめてのフレーバードワインです。
ちなみに。フレーバードワインとは・・・ワインをベースにして各種スパイス・ハーブなどの蒸留酒や果汁を加えて作ったお酒のこと。
この辺は全く詳しくないのでウィキペディア先生の受け売りですが、ヴェルモット、アペリティフ・ワイン、サングリアといったところが代表的なフレーバードワインのようです。
いつもあるとは限らない、あればラッキーなホルモンがあったので赤ワイン感覚で合わせてみました。梅酒と赤ワインのコンビネーションが初めての感覚で、ふたつのいいとこ取りという感じですね。

何杯かじっくり味わってみようと考えていたら席の前になにやら気になるマシンが。聞けばどんな飲み物にも炭酸注入ができるマシンなんだそう。

ただし、オーダーはボトル単位のみ。
どうしよう?
ボトルは飲みきれないし・・・と諦めようとしたらカウンターで飲んでいた方達が自分たちも飲んでみたいからボトルをシェアしましょうと言ってくれたので、晴れてスパークリングで楽しむことができました。
見た目では分かりにくいのですがしっかりスパークしております(^^)v

スパークリングで楽しんだり、たまたま同じ日にカウンターで一緒になった人とボトルをシェアしたりと、まさに泡盛の楽しみ方は無限大だなと思った日でした。
泡に恋して 8度

お次はスパークリングな泡盛リキュール「泡に恋して(8度)」・崎山酒造廠。
それにしてもほんとナイスなネーミングですよね。微炭酸で微糖、梅酒と思って飲むと軽く感じるのですが、それでもアルコール度数は8度あります。

泡に恋してはこの微糖梅酒の他にタンカン梅酒、黒糖梅酒の3種類。どれも飲んでみたかったのですが、見つけた時には微糖梅酒しかなかったんですよね。

ところで、スパークリングな泡盛リキュールは「残波ゆずスパークリング」・比嘉酒造、そして同じ崎山酒造廠の「Hana Hana Beni」だけでしたっけ??
スパークリングが気になるのには理由があって最近、泡盛のソーダ割りにハマってるからです。
樽貯蔵ではない一般酒も古酒だってシュワシュワさせて飲んでます。さすがに10年物の古酒とかは抵抗あるかもしれませんがウイスキーのハイボールを考えてみれば全然ありですよね。
酔っ払ってオンザロックやストレートでガブガブ飲む方がよっぽどもったいないと、自戒を込めて書いてます(苦笑)
話が逸れてしまいましたが泡盛リキュールのおススメの飲み方に炭酸割りってよく見るので、「泡に恋して」のような炭酸入りの泡盛リキュールが増えればいいのにと思っていますがあまり見かけません。
価格が高くなってしまうからでしょうか?
もし缶酎ハイの隣りに並んでいたらちょっとぐらい高くてもスパークリングな泡盛リキュールを買いませんか?泡盛ファンなら。
むしろ泡盛ファンは、自分でソーダで割ればいいし~と逆に買わないかな。
というよりも泡盛ファンの中には泡盛リキュールを認めていない人や軽く見ている人もいるようですからね。泡盛歴の長いコアなファンほどその傾向が強いように感じます。
「泡盛は古酒でしょ」みたいな。
スパークリングな泡盛リキュールがほとんどない理由がわかったような気がします。自己解決しました(笑)。もちろん僕は泡盛リキュールも古酒もどっちも好きです(^^)
マンゴー&パッション 5度

クリスマス楽しんでますか~?
泡盛マイスターはクリスマスも当然のように泡盛(^^)

泡盛には見えないって?
でもこう見えて泡盛(リキュール)なんですよ。「マンゴー&パッション(5度)」・琉球アジアン
シュワシュワ感が欲しかったのでソーダを加えてアレンジしてみました。度数が低いのでゴクゴク飲める、だからあえて氷は入れていません(^^♪

「シークワーサー(3度)」もあります。泡盛メーカーが造ったリキュールじゃないので泡盛は何を使っているのかが気になりますね。

それからペットボトルっていうのもいい。だって凍らせることができるじゃないですか。暑い日にシャリシャリに凍らせておいたのを風呂上りに飲んだらサイコーです。
すっかり話がそれてしまいましたが、泡盛 de カリー!クリスマス☆

クリスマスチキンにも泡盛はやっぱり合うわ~(^^♪
うめ~酢泡盛 10度
やばい・・・ちょっと夏バテかも。食欲はあるけど、お腹がユルユル~(>_<)
といっても水分はちゃんと取らないといけないし、ちょっと飲みたい(笑)
そんな時にうってつけの泡盛リキュールがありました!「うめ~酢泡盛(10度)」・久米仙酒造

泡盛がベースで梅酢、リンゴ酢が入っていて夏バテに効果がありそう。アルコールは10度と軽めでストレートでも飲みやすい!グラスと一緒に冷蔵庫で冷やしておいたのをいただきました♪
ってお腹冷えるっちゅーの(笑)
生姜がアクセントになっていて夏はさっぱりと飲めます。
うめ~酢泡盛で夏バテに喝!
うめ~酢効果で夏バテなんかすぐにふっ飛んでるはず(^^)v
コラム|泡盛リキュールが熱い!@関西居酒屋産業展

2015年の関西居酒屋産業展のレポートです。
「居酒屋産業展」の変換がうまくいかなくて、何回も「居酒屋さん仰天」になってしまう・・・そんなことはどうでもいいですね(苦笑)。一度にこんなにたくさんの泡盛の酒造所のブースが出るのは関西では珍しいので興奮しました!!
沖縄県酒造組合のブースから我らが泡盛マイスター協会の泡盛カクテルバーまでぐるっと1周、試飲のはしご酒です(笑)
こうして見るとほとんどの泡盛メーカーのブースに泡盛リキュールが並んでいますね。ブースの半分を泡盛リキュールが占める酒造所もあって・・・時代ですかね~
泡盛を飲んだことがない方に泡盛を知ってもらいたいという気持ちが最近は特に強いので、泡盛リキュールを中心に試飲させてもらったということもありますが、それにしても泡盛リキュールの画像に偏ってますね^_^;
泡盛リキュールは度数が8~14度くらいと低めですがそれでも各ブースを回っているうちにすっかりいい気分に(^^)
もっとゆっくりしたかったんですがこれ以上長居すると試飲のレベルを超えそうだったし、平日なのでタイムアップ!後ろ髪を惹かれる思いで事務所に戻りました!