泡がないのに泡盛の理由

泡盛マイスターのテキストの中で泡盛が「RICE LIQUOR OF OKINAWA」と表現されていました。言い得て妙だなと感心した記憶がありますが、そもそも疑問だったこと。

 

泡がないのに泡盛とは、これいかに。泡盛の名前の由来について見てみましょう!

 

そもそも泡盛という名前の由来には次の4つの説があります。

  • ①泡説
  • ②原料説(粟説)
  • ③梵語説
  • ④薩摩説 

①泡説

①の泡説にはさらに2つの説があります。

  • 強い酒を注ぐと泡立つことから泡盛という名前になったという説
  • 蒸留する時に泡が盛り上がったからという説

昔は40~50cmぐらいの高さから椀に注いで、その泡立ち具合からアルコール度数の強弱を計っていました。泡盛はアルコール度数が高いほど蒸留するときの泡立ちはいいようです。

 

泡盛のテイスティング勉強会で何十回と泡盛の粘性(泡立ち)を確認してきましたが、度数の高さと泡立ちのよさはあまり関係がないように思います。

 

②原料説(粟説)

②の原料説は「粟で酒を造っていたから泡盛(粟盛)という名前になった」という説です。

 

昔の文献によると、琉球国の時代は泡盛の原料として米と粟が支給されていたようです。

 

現在泡盛の原料といえばほとんどがタイ米ですが、タイ米を使うことが定着したのは昭和初期と言われています。

 

また戦後の沖縄では米を原料とする酒は少なくサトウキビ、砂糖、果物、メリケン粉、チョコレート等、発酵するものであればなんでもありで原料にしていた時代もあったようです。参考「仲村征幸さんに聞く(焼酎楽園vol.36)」

 

③梵語説

③梵語(サンスクリット語)説は古代インドの文語である梵語では、酒のことをアワムリというのでアワムリから転じてアワモリになったという説です。

 

④薩摩説

薩摩藩が九州の焼酎と区別するために泡盛と命名したとするのが薩摩説です。

 

結論

現時点では①泡説有力視されていますが、実のところはっきりしていないようです。

 

ところで、この泡盛のラベルは商品名がシンプルに「泡盛」になっています。

泡盛・ヘリオス酒造
泡盛・ヘリオス酒造

日本酒とかワインとかしか書いていないお酒が売っていたらと想像するとちょっと違和感がありますよね。でもお土産用ならわかりやすくていいのかなと思います。シンプルに泡盛という商品名にした理由がとても気になる今日この頃です(^^♪


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