
2019年8月22日
泡盛のテイスティング勉強会(大阪泡盛の会)のスピンオフです。メンバーのMさんが富山ろくちょうさんと交渉して企画してくれた第2回目。
このスピンオフ企画が持ち上がったのはこういう理由がありました。
テイスティングはストレートでするのが基本としても、ストレートを基準にして相応しい飲み方を想像するより実際にその飲み方で飲んでみた方が正確だし話が早い。
さらに。その泡盛に相応しい料理も想像するよりも実際にあわせてみる方が確実だし、絶対に楽しいはず!ということで実現したのが今回の企画でした。
関連記事:大阪泡盛の会は進化します!第74回
今回の泡盛は「忠孝(30度)」。

かなり盛り上がったので集合写真だけみていると本当に勉強会なのか?って気がしますが(苦笑)

ちなみに忠孝に相応しい料理ということで僕らのテーブルでオーダーしたのはこちらのメニューでした。
途中から割り勘負けしないようにペースが上がったのは気のせいじゃないはず(笑)。スーチカー、スクガラス豆腐、海ぶどうも頼んだのですっかり撮り忘れてますね。

話をしていると予想以上に泡盛マイスター試験に興味がある方が多くて。
実技試験では銘柄は当てる必要はないけど、古酒と一般酒の仕分けは外せないとか、同じ一般酒の泡盛の中で常圧蒸留と減圧蒸留はしっかり見分けないといけないとか、いつしか話はそんなマニアックな方向に。
聞けば飲み比べてみたくなるのが、お酒好きの性ですよね~
途中で忠孝の一升瓶が空いたのでテーブル毎に飲みたい泡盛をオーダーし始めました。
ということであちらのテーブルでは忠孝の古酒をオーダー。でこっちのテーブルにも忠孝の古酒が運ばれてきました。
今回のテーマが忠孝なので、常圧蒸留と減圧蒸留の違いは一般酒の忠孝と夢航海を例に説明させてもらいましたが、詳しくはこちらに書いています。
関連記事:【初心者向け】知っておくと泡盛がもっと楽しめる重要泡盛ワード10選
実技試験の度数当てや原材料当てにも話が及び、予想以上に話していてテイスティングノートを書く余裕がなかったので、泡盛マイスターのSさんのメモを参考にテイスティングメモを書かせていただきます。
香りの強さは中庸からやや弱い。すっきり爽やかな印象で第一アロマは洗米香。第二アロマはライチのような爽やかでフルーティな香り、プリンのカラメル様の香ばしい香り、パインの缶詰のような香り。
アタックは中庸。ウコンのような苦味。黒糖、マンゴーのような甘み(少なめ)。グリーンのぶどうのような酸味を感じる。
また飲み方別ではSさんのテーブルでこんな感想が出ていたようです。
- ソーダ割りはジンリッキーのような雰囲気
- オンザロックは苦味が和らぎ、甘味がアップ
- 水割りはトロピカルフルーツを思わせる甘味が増した
- さんぴん茶割りは子供用の水薬のような雰囲気(甘味と苦味のバランスがそう思わせるのでしょうか?)
ど真ん中の銘柄は?
泡盛マイスター的にど真ん中の銘柄はなんですか?という質問がありました。ザ・泡盛というのは?平均的な味わいの泡盛は?というニュアンスです。
個性的な端の方ははっきりしているけど真ん中は難しいですね。これと言えるものがメニューになかったので今回は個人的に端の方だと思う白百合とenderをオーダーしてみました。
で、白百合もenderも個性的でなるほどです!という狙い通りの反応をいただくことができたのでした。両端の2つかと思いますが。
後半に頼んだカーリーフライはスッキリと楽しめるように、菊之露サザンバレルのハイボールをチョイスさせてもらいました。

前回に続き前掛けにこだわってくれたマスターの心意気が嬉しいですね。これだけではなくトイレも忠孝酒造さんの翠古のボトルの照明でコーディネートしてくれていたのでした(^^)


これまでの地道な活動で知り合った方は泡盛をストレートで飲むことに抵抗のない方は多かったように思いますが、このスピンオフ企画のおかげでテイスティングにも抵抗のない方が増えているように思います。
これはMさんがつないでくれたご縁のおかげですね(^^)
しかも事務所でテイスティング勉強会と言われると敷居が高くなるところを、飲食店が会場というのが気軽でいいんでしょうね。
このスピンオフ企画が好評なので次回のテイスティング勉強会も富山ろくちょうさんで開催します。せっかく生まれたいい流れなので、いずれは酒造所の方に参加してもらって、参加された方とつながれるような会にしたいと考えています!
<大阪泡盛の会 第78回>
2019年9月19日(木)19時~
参加費:4,000~5,000円位(割り勘です)
会場:富山ろくちょう
参加資格:20歳以上で大人な飲み方ができる方
次回の泡盛は残波の予定です(^^)
前回できなかったテーブル毎に選んだ料理とその理由を聞く時間を設けたかったのですが、今回もラストまで盛りあがってしまい聞けず仕舞いでした。次回こそは。。

