大阪泡盛の会は進化します!第74回

國華、美しき古里、久米島@大阪泡盛の会vol.74
國華、美しき古里、久米島@大阪泡盛の会vol.74

開催日:2019年5月29日

60分3本勝負。

 

今日はこの泡盛と向き合ってきました。

 

泡盛マイスターの試験対策の場ということで、ずっとストレートで泡盛をテイスティングしてきましたが水割り、ソーダ割りで香り・味わいを確認して相応しい料理を考える方が色んなシーンで使い勝手がいいよねという話でまとまりました。 

というのも最近の参加メンバーをみていると試験対策をする必要性が高くないのと、買い揃えていた泡盛マイスター試験の課題泡盛がなくなってきたことが発端でした。

 

一方で泡盛マイスターは目指さないけどテイスティングの勉強をしたいという方がいるので、関西で泡盛テイスティングを体験できる場はキープしていきたいと思います。

 

去年の秋に開催したテイスティンググラスで古酒を楽しむ会は喜んでもらえましたしね。

 

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そんなこともあって泡盛マイスター試験の課題泡盛をメインにテイスティングすることや、ストレートでテイスティングをすることにこだわるのはどうなんだろう?という話になりました。

 

今回は3誌銘柄全てが一般酒だったことも影響しているのですが、泡盛を飲みなれてない方に一般酒を薦めるなら、ストレートでどうぞってことはほとんどなくて水割りやソーダ割りだと思うんですよね。

 

この泡盛はこんな香りと味わいですと伝えるときにストレートで飲んだ時の情報を元に水割り、ソーダ割りの香りや味わいを伝えてしまうのはできれば避けたい。

 

だったら水割りやソーダ割りでテイスティングノートを書いて、香りや味わいをしっかり把握して情報を蓄積しておきたいと思いました。 

 

そもそも。

 

泡盛の一般酒って何で30度が多いんでしょうか?(僕が知らないだけなら単なる不勉強です。すみません)

 

泡盛メーカーさんだって、お客様は一般酒をストレートで30度のままで飲むだろうと想定して造っていないだろうと思うし。

 

おそらく割って飲むことを想定して造っているだろうと考えると、30度をストレートだけでテイスティングすることの意味合いが薄れてきました。

 

もちろん基本はストレートでテイスティングをします(ストレートはやめません)。

 

テイスティングノートの後半に出てくる適した飲み方は、ストレートで香りや味わいを確認するからこそ銘柄にあった飲み方を考えることにつながると思うので。 

  • クラッシュアイスで
  • 氷なしの水割りで
  • これはお湯割りで飲んでみたい

とか。この泡盛はどんな飲み方がいいのか?を思い思いに考えるのですが、イメージよりも実際にやってみた方が確実だよねって話です。

 

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國華、美しき古里、久米島@大阪泡盛の会vol.74
國華、美しき古里、久米島@大阪泡盛の会vol.74

ストレートでテイスティングをして感じた香りと味わいです。

 

まずは國華(30度)・津嘉山酒造所です。

 

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第一アロマは5:炊き上がりの米

第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 67:あんずのコンポート
  • 95:チョコレート(ミルク)
  • 茹でたとうもろこし

ミルクチョコのような甘味、あんず・黄桃のコンポートを彷彿させる甘味・酸味、芳ばしい苦味を感じました。時間が経つと香りはプリンのカラメルのような甘い香りに変わりました。

 

2つ目の美しき古里(30度)・今帰仁酒造です。

 

第一アロマは5:炊き上がりの米

第二アロマはこのあたりのスパイシーさを感じました。

  • 45:しょうが 
  • 49:レモングラス
  • クローブ
  • 醤油、味噌様の香り

泡盛フレーバーホイールでいうところのゴム様の香りも感じました。

 

シナモンやウコンを彷彿させる苦味があり、あんこの様な甘さも感じるので八つ橋を連想する味わいでした。

 

ラストは久米島(30度)・米島酒造です。

 

第一アロマは4:蒸し米と洗米香も感じます

第二アロマはこのあたりを感じました。

  • 68:いちじくのコンポート
  • 91:ドライフルーツ、プルーン
  • 干し柿

にがりや石灰のような海を連想させる苦味、干し柿のようなほのかな酸味、ガムシロップを薄くしたような甘味を感じました。

 

ストレートでテイスティングしても時間の経過でかなり印象が変わるので、水割りやソーダ割りにするとどうしても印象が変わってしまうと思うんですよね。

 

そんなわけでストレートを基本に、水割り・ソーダ割りでもテイスティングを楽しめる会(?)に大阪泡盛の会は進化していこうと思っています(^^)


で、さっそくやってみました。第75回

開催日:2019年6月11日

前回のアイデアをさっそく実行に移しました。ひとつの泡盛を飲み方を変えてテイスティングしてみようという企画です。

 

準備したのはイエローラベル・瑞泉酒造です。沖縄県内向けの商品で既に終売になっています。

 

こちらをストレート、オンザロック、水割りとソーダ割りで味わってみました。泡盛の量はほぼ同じ量を同じグラスに注ぎます。左から水割り・オンザロック・ストレートですね。 

飲み方によって相応しいグラスがあるのはもちろんわかっていますが、今回はレギュレーションをあわせることを優先してすべてテイスティンググラスを使いました。テイスティンググラスに氷を入れるのは少し苦戦。

 

香りは強く、骨太でこってりとした印象です(ストレート)

 

第一アロマは:麹の香り

第二アロマはこのあたりの甘い香りを感じました。

  • 95:チョコレート(ダーク) 
  • シロップ
  • 黒糖
  • 醤油、味噌様の香り

やさしい甘味と酸味がバランスがよく調和しています。味わいはスイカを連想しました(ストレート)。

 

相応しい料理は足りない苦味をプラスするという視点からサザエのワタ炒め。スイカから連想して鮎の塩焼き。これは塩味もプラスできると考えました。

 

オンザロックにすると甘味はありますが苦味が印象的でした。苦味が喉にくる感じ。

 

氷で冷やすと苦味を感じやすくなるような気がします。仕込み水が苦いのでは?という意見も出ましたがどうなんでしょう??

 

ちなみにオンザロックにすると冷やされて香りは立ちにくくなりますが、しばらく経って嗅いだ時はいい感じの古酒感がありました。

 

相応しい料理は苦味を中和するという視点からラフテー、スペアリブ、北京ダックといった茶系の肉料理や、スモークした枝豆や茹でた枝豆(おおまさり)で甘味と塩味をプラスしたいという意見がでました。

 

水割りは時間が経っても香り味わいともに変化は少なく安定しています(小さめの氷をひとつだけ入れました)。

 

味わいは、あんずのコンポートのようなやわらかな甘味を感じました。甘味もありますがやはり苦味が印象に残ります。

 

相応しい料理は苦味から連想したゴーヤーちゃんぷるー(ありきたりですが)や酸味をプラスするという視点で、与那国島のパパイヤの漬物サッタギッチを思い浮かべました。

 

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やってみてわかったこと。

 

当たり前ですが、香り・味わいはそれぞれ違うということ。しごく当然です。

 

いつもはストレートのみでテイスティングして相応しい飲み方だったり、相応しい料理をそれらしく考えていたのでこれは大きな発見でした。

 

ストレートでの情報を元に想像の中で好きなことを言っていただけだったことがよくわかりました。

 

基本的にはオンザロックや水割りにするとストレートでの傾向を基本として香りや味わいが弱まる(薄まる)と思いがちですが、そんなに単純じゃないんですね。。

 

居酒屋でひとつの泡盛を飲み方を変えて飲む比べるのもやったことはありますが、だいたいそんなに集中力が持ちません。

 

グラスに残ったストレートは最後にソーダ割りにしました。これはこれでさらに苦味が増すんですよね。

 

この辺の傾向はどんな泡盛でも概ねそうなのか?他の泡盛でも確認してみたいという気持ちが湧いてきました。

ちなみに瑞泉のソーダ割りとMさんが持っていたブルーチーズとの相性はバッチリでした。

 

今回は炭酸はウイルキンソン、水は南大山の天然水(サントリー)を使いましたが、割り材次第でかなり印象が変わってくるんでしょうけどね。

 

やっぱり飲み方によって相応しいグラスを使った方がいいのでは?飲み方にお湯割りも追加したいという意見も出ました。それから、今回のやりかたはなぜか吐き出さずに飲んでしまって、飲みすぎるので危険。。

 

というわけで。 

 

次回は食事をしながらのテイスティング会を企画します。

 

もう少し具体的にいうと、1銘柄をストレート、ロック、水割りなどでテイスティングをします。飲み方にあわせて相応しいお料理をメニューから選んで一緒に楽しむという会です。

 

7/18(木)18:30~会場は江坂にある富山ろくちょうさんです。

既に参加者希望者は5名。楽しみです(^^♪