
開催日:2018年11月29日
だんだんと寒くなってきました。
泡盛も縮こまってしまうような印象で
テイスティングするのが難しい季節に突入。
今回テイスティングしたのはこちらの3銘柄。
どこかで見たことがあるような気がしますね。
前回のきき酒会で僕が飲むことができなかった
千代泉をリベンジさせてもらいました。
いつも通り泡盛テイスティングチャートを
隣においてテイスティング開始です!
その傍らには秘密兵器の醤油さし。
魚型じゃないですけどね。

千代泉×松藤のポイントは黒糖酵母で造られた
赤の松藤がブレンドされているところ。
第一アロマは4:蒸米
第二アロマはこのあたりを感じました。
- 46:ミント
- 57:マッシュルーム
- 69:熟したメロン
- 84:海草類
スパイシーで苦味が印象的な味わいですね。
この苦味を表現するのが難しかったのですが
シェアタイムであ、これだ!というのが見つかりました。
柑橘系の白いわたの苦味、グレープフルーツ
の皮の苦味のイメージです。
話が変わって。
寒くなってくるとよく言われるのが
泡盛を飲むなら沖縄でしょとか、
飲んでも夏だけでしょとか。
そんなことは言われたくないので寒い時期に
相応しい飲み方と料理を考えましょ!
相応しい料理はこんな意見がでました。
- 苦味が強いので甘い冬瓜漬けやラフテー
- フルーツを入れて甘味のあるトニックウォーターで割ってお好み焼きと
- ソーキの煮付け、うむくじのてんぷら
苦味とあわせるなら山菜のてんぷら
あたりもよさそうです。
飲み方は丸氷を1つ入れて溶かしながら
味わいの変化を楽しむのもいいですね。
千代泉×たつ浪のテイスティングはブレンドに
使われたベースのたつ浪があるので並べて
テイスティングをしました。
たつ浪は簡易濾過なので予想通り
白い浮遊物を確認。
脂成分だから全く問題ないんですけどね。
知らないとなにこれ?って感じですよね。

たつ浪は甘さひかえめの黒いぶどうの皮の
ような苦味と酸味を感じます。
瑞々しさを感じジューシーな印象の泡盛です。
上等なブランデーから漂う雰囲気に近いものを
感じます。
このたつ浪にブレンドしたというのがわかると
テイスティングの判断基準ができてやりやすい
ですね。
たつ浪×千代泉はまったりとした印象。
ベースがそうなのでやっぱりオイリーですね。
第一アロマは5:炊き上がりの米
第二アロマはこのあたりを感じました。
- 8:さとうきび
- 17:ジャスミン
- 83:栗
- 85:干ししいたけ
甘味は白い瓜の奈良漬、砂糖漬けにした
オレンジのような酸味を感じました。
ビターキャラメルのような苦味も感じます。
醤油さしは香りがわかりにくくなったときに
2、3滴加水するのに使います。そうすると
香りがふぁっと立つので困ったときの
秘密兵器というわけなんです。
で、加水したら苦味が増しました。
あるイベントでお会いした方が
伊平屋の泡盛だけはどうも苦手なんです
と言っていたのは、この苦味か?
オイリーな感じが理由かもしれませんね。
嗜好品だから好みが分かれて当然ですが、
一度、本格的なテイスティングで
その個性を感じてもらいたいと思います。
相応しい料理はこんな意見ができました。
オイリーさを中和するという発想からの
- チゲ鍋、マーボー豆腐、ピエンロー鍋
逆に泡盛で油分を補うという発想から
- 白身魚のマース煮、鳥ササミの塩焼き
他には生姜を使った鍋など鍋料理が多かった
のは季節柄なんでしょうね。
泡盛にお湯割りのイメージはあまりないかも
しれませんがこれはお湯割りがよさそうです。
熱々よりはすこし冷ましたもので
割ってみてください(^^♪
関連記事:さむ~い夜だから・・・泡盛でホットひと息 お湯割り編
たつ浪はだいぶ残っているので
しばらく寝かせてみようと思います。
これは面白く変化しそうで楽しみです(^^)
最後にグラスに残った香りを確認したら
たつ浪ブレンドはミルクキャラメル、
ブレンド前のたつ浪からはキャラメル香
を感じました。
鍋で温まりながらお湯割にした泡盛で
芳醇な香りをじっくりと楽しみたい。
そんな季節になりました。
泡盛秋祭りにつづき企画している
泡盛冬まつりのテーマは泡盛×鍋です!
#泡盛冬祭り と題して #泡盛 × #鍋 を楽しむ企画を考えてます。
— 伊藤 薫 泡盛×司法書士 (@awamori_meister) 2018年12月4日
ストーブを入れたテントでぬくぬくと
楽しむならMAX10人くらいかな。
時間が許せば #焚き火 を囲んでカリー!もしたい。
鰤をその場で捌いて、刺身、ぶりしゃぶ・・・あとは何がいいかな〜( ^ω^ )#grandeoutdoor #泡盛でカリー #八重泉 pic.twitter.com/e48iT7UXDS