酒造所の前に立って思うこと。 久米島の久米仙

酒造所見学ツアー第8弾の久米島旅行で2蔵目にお邪魔したのは久米島の久米仙さんです。

 

泡盛百科の情報で久米島にある2つの酒造所はどちらも見学ができると認識していましたが、今回予約の電話をしてみると今は見学NGになってしまっていました。ここ数年宮古島、石垣島、久米島と離島の酒造所をまわってきましたが久米島に早めに行けば良かったのかもしれませんね。

 

見学ができなくとも、とにかく酒造所の前に立つ。そこでその泡盛が造られた場の雰囲気を感じたい。をモットーとしているのでドライブがてらお邪魔しました。

 

最初に寄り道したのはおばけ坂でした。おばけ坂というのは登り坂と思っていたのは実は下り坂だったという坂で、車のギアをニュートラルにいれておくと車が勝手に坂を登りだすという坂です。これは自然が作り出した目の錯覚によるものらしいのですが、いまいち決定的な動画を撮ることができませんでした。

楽しみにしていた宇江城城跡からの眺めは台風18号の被害によるものなのかわかりませんが、階段が途中で崩れてしまっていて最上部からは見ることができずじまいでした。

それでもハテの浜を一望することができました。

前日はハテの浜ツアーに行っていたのですが一体3つの島のどの島のどのあたりに渡してもらったのかはわからず仕舞いでした。ハテの浜で撮ったお気に入りの1枚はこの画像です。ハテの浜でも背中で泡盛好きをアピールしてきました(笑)。

ハテの浜で空と海の青さを見ていると久米島の久米仙をイメージしてしまったのですがパンフレットかなにかで使われているのかもしれませんね。


どんな風景の中で造られた泡盛なのか

酒造所の前に立ってみると、どんな風景の中で造られた泡盛なのかがよくわかる。これが僕が泡盛の酒造所を訪ねる理由です。宇江城城跡ふもとの高台にある久米島の久米仙の工場の駐車場に車を停めて車からおりると見渡す限りのサトウキビ畑が広がっていました。

工場の見学は叶いませんでしたが試飲をすることができました。といってもドライバーなので泡盛造りに使われているお水をいただきました。

久米島で名水と名高い堂井(どーがー)と同じ水系の湧き水が使われているようです。泡盛が造られている場所の空気を吸い、水を飲んで景色を見渡せばどんな泡盛なのかをより深く知ることができたような気がします。

 

甕の蓋を覆うクバの笠(?)を他のメーカーでは見た記憶がないなと思い事務所の方に尋ねてみるとクバを使っているのは久米島の久米仙さんだけとのことでした。たまたまかもしれませんがこれも実際に工場に伺ったからこそ気がつくことができたということにしておきましょうか。

こうも空が碧いとなんてことはないコンテナも絵になりますねー(^^♪

大阪に一緒に帰ってきた泡盛はこの2つ。工場見学記記念の泡盛とパウチタイプの泡盛。工場見学は見学の記念に泡盛を熟成させてみませんかというコンセプトのものらしいです。

パウチタイプは以前にも買ったことがありました。それは水割りされていて度数は13度でしたがこれは30度あります。ブレンドなので現在は古酒とは表示できませんが以前でいうところのブラック古酒ということになりましょうか。30度だと水で割るというひと手間が増えることになりますが、逆に考えれば飲み方の選択肢が増えていいかもしれませんね。これは来年のキャンプで楽しむためにしばらく寝かせておこうと思います。

大阪どころか全国的にも一番手に入りやすい泡盛かもしれない久米島の久米仙。はじめて酒造所にお邪魔してみてさらに親近感を感じることができました。これまででお邪魔した酒造所は37箇所になりました。訪問日:2016年10月18日 

文:泡盛マイスター伊藤 薫