泡盛マイスター日本一への挑戦2014 その2

結果報告!!

台風が接近していた沖縄から7月7日に帰ってきました。

 

さて6日に挑戦した第6回全日本泡盛マイスター技能競技大会の結果ですが・・・

 

金賞を頂くことができました。

モンドセレクションなら上位の賞ということになりますが、この大会では上位に「内閣総理大臣賞」をはじめ計3つの大臣賞などがあり金賞というのは実質6位ということになります。

 

とはいえ最初の筆記試験で半分ぐらい落としてしまって(自己採点ですが)、手応えはなかっただけに入賞できたのは素直に嬉しいです。応援してくださった方にはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました(^^)

 

話はかわり会場には全20ページの立派なパンフレットがありました。

中を開くと総務大臣や沖縄県知事などの祝辞が5ページに渡って掲載されています。

そして、てっきり受験票用(本人確認用)だと思って送った顔写真がパンフレットの出場選手のページに載っていたり、選手入場の時にステージ前のスクリーンにでかでかと映し出されるとは思いもしなかったので驚きました(笑)。

写真といえば表彰式ではステージ上で額に入った賞状と副賞の甕を頂きましたが、大阪から単身で参戦したのでその時の写真が1枚もありません。

 

入賞するとは思ってもなかったので携帯で撮ってもらうことを知り合いにお願いすることも忘れてました。そういえば泡盛の女王と一緒に撮ってもらうのも忘れました(泣)。

 

でも取材や協会のカメラでは撮ってもらっているはずなので入手できたらまたアップします。来年こそは上位を目指してまた挑戦するつもりなのでしばらくは2014年の大会を終えての総括記事を書いていきます。


二度と間違えないように。

台風の影響で遅れるだろうと思っていた荷物が沖縄から届きました。

ビン類シールが貼ってあるし中身が泡盛なのはバレバレですよね。

 

肝心の中身は那覇空港オリジナル泡盛「ホワイトタイガー」です。

那覇空港で見かけてその存在は以前から知っていましたが買ったのは初めて。実は技能競技大会の筆記試験にこんな問題がありました。

 

「泡盛マイスター協会の第1号公認スポンサーの会社名を書きなさい」

 

これは落としちゃいけない問題ですよね。。大会のパンフレットの表紙にも載っていたしホワイトタイガーの広告のページにも載っているのを見たのに・・・どうしても出てこない(汗)。

頭を振り絞って出てきたのが「沖縄エアポート株式会社」。

 

正解はというと「エアポートトレーディング株式会社」。エアポートは合ってるって全然おしくない(>_<)

 

ニ度と間違えないようにという自分への戒めから高級泡盛を買って帰りました。「副賞に泡盛の五升甕をもらっているのに、さらに泡盛を買って帰るなんてアホか?」と相方に呆れられましたが呆れるのはまだ早い。

 

買ってきたのはホワイトタイガーだけじゃない(笑)


最近の悩み・・・

泡盛マイスター技能競技大会の副賞でいただいた五升甕。めちゃくちゃ嬉しい!

入賞者全員が副賞に甕をもらったのですがこの甕だけが他とは雰囲気が違ってました。 この甕が一番格好いいんじゃないのと思っていたら理由はこの甕だけがシュロを巻いてなかったんですね。

 

シュロ巻きだと箱に書いてあるイラストのような雰囲気になります。シュロ巻きがないと龍の細工が目立つし格好いいと個人的には思うのですが持ち手がないのでヒジョーに運び難い・・・。

競技が終わった解放感から泡盛をけっこう飲んでいたのでステージから降りるときに甕を落としたらしゃれにならないと箱を取りに行っている間、ステージ上に甕を放置してしまいましたが忘れてた訳ではありません(^o^;)

 

ステージから控え室に甕を運んで次に考えたのは、大阪までの送料っていったいいくらかかるの?ってこと。沖縄で甕を買ったことがないのでさっぱり見当がつかない・・・。

 

「手荷物として甕を機内に持ち込んだら空いているシートに置かせてもらったことがある」とか、「甕にシートベルトをした」といった逸話も周りから聞こえてきたのですが今回はLCCだし、このサイズはさすがに重量オーバーと観念してホテルのカウンターへ行くと・・・

 

これが意外にも安くて1,700円ぐらいでした。

 

船便サイコー!ということで無事に我が家に五升甕がやってきました。

 

ここでさらなる問題が。狭いマンションのどこに置こう?もちろん嬉しい悩みです(^^♪

 

注)アルコール度数24%超70%以下は危険物として受託・機内持ち込み分合計で一人当たり5リットルまでと航空法で決められているので五升甕(9リットル)は船便で送るという選択肢しかないようです。


上位入賞の鍵は?

「全国大会の総括記事を書きます」とブログに書いてから早ひと月が経過・・・。

 

少し時間をおいてからの方が客観的に書けるかなと思ったからなのですが、時間とともに記憶がだいぶぼんやりしてきたので、ここから一気に書きます。 

 

午前中は非公開の競技が3つあって1つ目が筆記試験でした。

 

結局テキストを読む時間が取れなくて泡盛マイスターの筆記試験の時の問題を1回やるので精一杯でした。準備不足の結果、本番では問題をざっと見た感じで半分はわからなかったけど気合いでひと通り解答欄を埋めました。かなりの珍回答が生まれたような気がしています(笑)。

 

問題を持ち帰れなかったのではっきりと覚えていないものもありますが、自己採点で間違えた問題の答えもしくはキーワードを備忘録として書いておきます。

 

「泡盛マイスター協会の第1号公認スポンサーのエアポートトレーディング株式会社」

「沖縄で大ヒットした甲類焼酎の白鷺」

「にんにくを泡盛に漬けた、ヒルザキ」

「甘藷の栽培をはじめた野國總管」

「昆布の消費ナンバーワン県は?」

 

沖縄の歴史・文化が弱いのを自覚していましたが琉球王朝の王や時代に関する問題も間違えました。それから、既にどんな問題だったのかまったく思い出せないものが1問。

 

表彰式の前にあった審査委員の講評によると上位の方は筆記試験をほぼ全問正解されていたようなので9割は取らないと上位入賞は難しそうです。今年は6割取れてたらいいところと思うので筆記試験対策は来年の課題の1つです。


実技試験の肝は?

筆記試験の次の競技は「銘柄選定」の予定でしたが急遽その次の「度数選定」と順番が変わりました。

 

実技試験の肝は「銘柄選定」と考えていたので拍子抜けしましたが、筆記試験の不出来を引きずったまま「銘柄選定」に突入しなかったのは良かったかなと思います。

 

度数選定には43度の泡盛も出題されるので問題があるとすれば、度数選定で43度の泡盛の仕分けに時間が掛かってしまうと舌が麻痺してしまうリスクがありました。香りだけで度数の判別ができれば問題にならないことですが結局香りだけで度数が判別できるレベルに到達することはできなかったからです。

 

度数選定は自己採点のしようがないので何問当たったのかわかりませんが、あまり悩まずにすんなり判断することができました。こういうときほど当たってないことが多いのですが・・・。

 

午前中最後の競技は「銘柄選定」でした。課題の8銘柄の中から5銘柄が出題される予定で練習を重ねていたのに本番で出題されたのは6銘柄でした。なんで(笑)。

 

1つだけ出されてこの銘柄は?というのは比較するものがないのでかなり難しいのですが、6銘柄だと比較するものが多くてやり易くなって結果オーライ。

 

ちなみに練習で確実にわかると自信があったのは「暖流」と「松藤」です。だから「暖流」は出題されて、「松藤」は出題されてなかったという点は自信があったのですが、休憩の時に周りから聞こえてくる話では「暖流」はなかった「松藤」は○番だったとか・・・。

 

樽貯蔵の暖流は薄く色が付いているから見た瞬間にうっすら黄色がついていたものをこれは暖流と決めうちしたのですか、違ったのかも。これも自己採点のしようがないのでこれ以上はわかりません。実技試験の解答と自分の点数を公開してもらえると来年の準備がしやすいのにと思いました。

 

あの本番独特の雰囲気にのまれないことが実技試験で好成績を勝ち取る秘訣なのかなと思います。それと上位入賞を果たすために必要なのは状況の変化に柔軟に対応できる力なんでしょうね。


見られています。公開(後悔)競技

午後はステージ上での公開競技でした。

 

はじめが「古酒選定」でその後の「口頭試問」が最後の競技になります。古酒選定は5銘柄から5年以上の古酒2つを当てるということでその通りの練習していました(古酒以外の3つは一般酒です)。

 

ところが本番では5銘柄全てが古酒でその中から5年以上の古酒を全て当てるというルールに変更されました(汗)。しかも5銘柄に5年以上の古酒がいくつ含まれているのかは公開されないという・・・。

 

解答用紙を見ると欄が3つあったので素直に3つ書けば良かった気もしますが自分を信じて2つだけを書きました。いずれにしてもいくつ当たったのかはわかりません。

 

そんなことよりも午前中の非公開の競技とは違って公開競技はテイスティングをする姿も審査の対象だったということが終ってから発覚しました(>_<)。制限時間が3分のため出来るだけ早く判断することだけを考えてグラスをかざして色をみることはしなかったし、泡盛を吐き出す時もハンカチで口元を隠すなんてことは考えもしませんでした。

 

無我夢中で5銘柄をテイスティングし終わって辺りを見渡すと・・・同時にテイスティングをしていた二人がハンカチで口元を隠すのを目にしてはじめて気がついたという次第。

 

今回が初めての挑戦だったし大会を観戦したこともなかったので、公開競技の意味するところが頭からすぱっと抜け落ちていました。みなさんが見ている前で家で練習していた時のように口に含んだ泡盛を勢いよくコップに吐き出していたと思うと見るに堪えなかった気がします。

 

こういうときに限って琉球朝日放送のホームページに技能競技大会の映像がアップされていたのですが、なんと僕がコップに吐き出しているところがバッチリ映ってました~(汗)。

 

次回は品よくエレガントに、テイスティングをする仕草でも審査委員にアピールしたいと思います!


合言葉は“泡盛を世界遺産に!”

技能競技大会の最後の競技は「口頭試問」でした。前にブログに書いたように問題は事前にわかっていたので回答を準備して望みましたがその中でも答え易い2問を聞かれたのでラッキーでした。

 

ステージに上がる直前に「時間がおしているからまきで」と指示があったので、選手全員に問われる「沖縄県知事認証泡盛マイスターとして泡盛を普及するには、どういった方法がありますか?現に普及活動を行っているのであれば教えてください。」という質問には準備していた内容の3割ぐらいをカットしなければいけなかったことが心残りです。

 

今回の質問者は司会者(泡盛マイスター)だったので審査員が質問者だった去年と比べると、気分的にかなりやり易かったと去年も挑戦された方が言っていました。口頭試問の自己評価としては可もなく不可もなくで無難に終えたというところでしょうか。

 

他の方の普及活動のスピーチは聞けませんでしたが泡盛の世界遺産登録の動きに触れた方もいて、その時は会場が沸いたそうです。時期のこともあったし沖縄県外の僕があの場で口にするのは違うかなと思っていたので大会の時には触れるつもりはなかったのですが、今は違います。 

 

8月4日にユネスコの世界無形文化遺産への黒麹菌を使った琉球泡盛の登録を目指す準備委員会が発足しました。それを受けて沖縄タイムス誌には「目指せ 世界遺産」と題して、準備委員5氏の泡盛・黒麹菌の魅力や活動方針についての記事が特集されました。

 

これからは「泡盛を世界遺産に!」を合言葉に大阪から泡盛マイスターとして登録に向けた泡盛の普及活動をしていきたいと思います!こんな壮大な目標を前にすると大会の結果なんてどうでも良くなってきますね(笑)。


ハイブリッドで泡盛の可能性は無限に!?

泡盛マイスターの技能競技大会に挑戦したことで確信を得たことがあります。

 

それは、ブレンドが泡盛の面白さを加速させるんじゃないかということ。

 

古酒の考え方はブレンド(仕次ぎ)しない方向に進んでいますが、ロット毎のばらつきを解消するためや質を高めるために酒造所の中でのブレンドは当たり前のようにされています。

 

でも僕が言いたいブレンドは酒造所の中でのブレンドではなく酒造所の垣根を越えたブレンド。沖縄県酒造協同組合で販売されているものを除けば酒造所の垣根を越えたブレンドはほとんどないと思います。

 

法的な制約はないとは思うのですが聞いた事がありません(もしかして僕が知らないだけ?)。

 

銘柄選定の練習で何度も繰り返しテイスティングをしてみて、各銘柄の個性を完全に理解してさらに個性を最大限に活かすように泡盛を操るようにブレンド(ハイブリッド)することができれば・・・と妄想が膨らみました。

 

泡盛の銘柄は数百とも言われています。その銘柄を組み合わせることで可能性は無限に広がります。思い立ったが吉日!自分が独立系のブレンダーになって新しい銘酒を生み出している姿を妄想しながら、大会の練習用に買った課題泡盛をブレンドしてみました。

左は久米仙+海人+美しき古里の「久海里」で、右が松藤+珊瑚礁の「松瑚礁」です。ネーミングのセンスのなさからすると単なる妄想で終るような気もします(笑) 。

 

まずはブレンド用に試験管を買ってみますか!


増えた分は減らさないと(^^)

本音を言えば泡盛の甕はできるだけ風通しの良い所、例えばこんな感じに和室に出しておきたいのです。見ているだけでテンションも上がるし(^^)。

 

でも出しておくと・・・

 

甕は毎日ルンバに攻撃されるし、僕は「邪魔!」と相方に口撃されるのでやっぱりどこかにしまっておくしかないのです。

大会前はキッチンの片隅をトレーニング用の泡盛で占拠していたら相方からだいぶヤイヤイ言われました。

狭いマンションの中でスペースは限られるので増えた分は減らさないといけませんね。

 

取捨選択の結果、キッチンの棚に甕の置き場所を確保できましが、もともとここに置いていた泡盛達をその辺に出しておくとまたヤイヤイ言われるので早急に飲まなければいけません。

これは大変なことになった!!(喜)

文:泡盛マイスター伊藤 薫