目指すは脱沖縄らしさ!? さくら泡ハイボール

関西では残念ながら泡盛があまり知られていません(と僕は感じています)。知っている方でも「泡盛は強い、きつい」という偏った先入観を持たれている方が本当に多いです。

 

「常夏の島で飲まれるお酒」という泡盛のイメージ、沖縄らしさは魅力であると同時に、見方を変えれば「沖縄で飲むお酒」という思い込みから『沖縄県外』で広く泡盛が飲まれる上での障害になっているのかもしれませんね。

 

泡盛のPRには「沖縄らしさ」が大事なのはよくわかりますが、敢えて沖縄らしさを前面に出さない泡盛カクテルとして考えてみたのがこの「さくら泡ハイボール」です。

 


さくら泡ハイボールで狙いたかったのはギャップ感

「知らなかった!泡盛ってそうなんだ!」といったギャップ感を演出するところを狙ってみました。

 

強い、キツイということなら泡盛よりむしろウイスキーがそうであるべきですが、ウイスキーに対してそういった声はあまり耳にしません。ウイスキーは炭酸水で割ったハイボールで飲みやすく楽しむということが浸透しているからでしょう。ハイボールはとても多くのファンがいるので、泡盛を使ったハイボールは自然と受け入れられやすいと考えます。

 

また、泡盛といえば甕で寝かせるといったイメージが強いので、樽で熟成させた泡盛が存在することを知ってもらうことも意識しました。樽熟成ということは古酒である(古酒基準を満たしている)可能性が高いので、泡盛の最大の魅力である古酒をあわせてPRすることもできます。

 

さらに4年後には東京オリンピックが開催されるため世界的に日本に注目が集まります。こうしたインバウンド消費に向けて泡盛をPRする上では日本らしさを強調することも重要じゃないでしょうか。

 

そこで日本らしさを強調するために日本の花であるさくらをレシピに使いました。塩漬けのさくらの花びらなので通年で入手することができますし塩抜き加減を調整することで樽貯蔵の泡盛のスモーキーな味わいと塩味のバランスを変えて楽しむことができます。

 

さくらから沖縄を連想する方は少ないかもしれませんが、沖縄で桜といえば「日本の春はここから」をキャッチフレーズに開催される「名護さくら祭り」があるため、むしろ全国的にまだあまり知られていない沖縄の魅力をPRすることも意識しています。

 


女性を中心に好評いただきました(^^♪

「さくら泡ハイボール」を百貨店で行われた沖縄物産展のイベントやライブハウスで開催したイベントでご紹介した際には、とてもたくさんの方に興味をもっていただくことができました。特に女性の方から「かわいい」、「キレイ」とヴィジュアル面から興味を持っていただくことができました。

女性のための泡盛講座@おいしい かわいい 沖縄展2016


ライブハウスで泡盛講座 ~in my life 2016~


本当に簡単に作れます!

作り方というほどのこともないくらい本当に簡単で、樽貯蔵の泡盛60ml(30度の場合)に炭酸水140mlを加えて軽くステアして塩抜きしたさくらの花びらを浮かべるだけです。度数が高い泡盛を使う場合には飲みやすさを意識してアルコール度数が10度以下になるように炭酸水で調整して欲しいです。

 

樽貯蔵の泡盛が家にあるという方はさくらの花びらの塩漬けを買って是非チャレンジしてみてください!

文:泡盛マイスター伊藤 薫