
泡盛の最新情報が満載の「沖縄泡盛新聞」に僕が投稿した「アワモリ×アワヒニ メニュー試作会」のレポート記事が掲載されました。
投稿記事には納まらなかったメニュー試作会の様子を詳細にレポートします。
昨年12月に開催したプレメニュー試作会を元に準備していたメニューを参加者の方に試食、試飲していただきながら、大阪で泡盛を楽しむのに相応しいメニューを完成させる目的で参加者の方からたくさんの貴重なご意見、ご感想をいただきました。
そもそもメニュー試作会がどのような趣旨のイベントなのかは、こちらの告知記事に細かく書いていますのでよろしければご覧ください。
「琉球アワモヒート」をワイングラスで乾杯!

「琉球アワモヒート」で乾杯を合図にイベントがスタートしました。
「琉球アワモヒート」はアルコール度数が12度と低めなのでそのままでも飲みやすいのですが、泡盛に馴染みのない女性をターゲットにメニューを考えているので、琉球アワモヒートと炭酸を1:1の割合で割ってより飲みやすさを重視しました。
<いただいたご感想、ご意見>
- 爽やかで食前酒にぴったり
- 程よく胃が刺激されて食事が進みそう
- 女性には炭酸、氷がもっと多くてもいい
- ミントの葉を浮かべるとオシャレ
- はじめてなので炭酸で割らずにそのままでも飲んでみたかった
さらに楽しむための琉球アワモヒート開発秘話
琉球アワモヒートは瑞穂酒造さんの泡盛リキュールで氷を入れたグラスに注ぐだけで、誰でも本格カクテルが楽しめるという優れもの。なんですが・・・
僕のような泡盛バカをはじめモヒート好き、一部の泡盛ファンじゃないとなかなか手を出さないのかもしれません(「一部の」と書いたのは、泡盛ファンにも泡盛リキュールに対して賛否あると聞いた事があるから)。
でもですよ・・・。
琉球アワモヒートは開発担当者の仲里さんが学生時代から温めていた企画で、バーに足繁く通い何十人ものバーテンダーと相談を重ねて創り上げた商品だと聞いたらどうでしょうか?
さらに会社から商品化のゴーサインをもらうために仲里さんが自宅の土地にミント畑を作り、試作に使用する原料を自身でまかなって猛烈に会社にアピールしたそうです。しばらくの間、家がミントで溢れていたとか。琉球アワモヒートにかける仲里さんのものすごい情熱が伝わってきますよね。
このエピソードを聞いたらどんなものか飲んでみたくなりませんか?僕はこのエピソードを聞いてから5割増しで美味しく感じるようになりました。ソーダ割りにするも良し、クラッシュアイスを使ってデザート感覚で楽しむのも良さそうですね。瑞穂酒造のHPにフローズンモヒートのレシピが載っています(^^♪
「琉球泡盛ender」とカルパッチョサラダ

「琉球泡盛ender」はアルコール度数が25度あるので、泡盛1に対して炭酸2の割合で飲みやすく仕上げた炭酸割りとサーモン・きのこ・トマトを使った見た目も美しいカルパッチョサラダを合わせて楽しんでいただきました。

<いただいたご意見、ご感想>
- すっきりとした吟醸香がサラダにマッチする
- 吟醸香を感じるので、炭酸で割るとスパークリング日本酒のようなイメージがある
- 泡盛(麹の)の香りが少し気になる。琉球アワモヒートの後に飲むと少しきつく感じる
- サラダにはパクチー、ミント、ライムなどアクセントになるものがあってもいい
- 吟醸香が特徴的なのでオリーブオイルよりもお刺身や醤油といったイメージがあいそう
「美ら燦々」と豆腐よう×クリームチーズのディップ、バケット

一般酒の「美ら燦々」のアルコール度数は30度ありますが3番目のお酒で参加者のみなさんも徐々に泡盛に慣れてきた頃と感じたので、1:1の水割りで飲んでいただきました。
<いただいたご意見、ご感想>
- 豆腐ようのディップが美味しい。ステックサラダに付けたりパスタソースにしてもいいと思う
- 豆腐ようをもっと伸ばしてソースにして、白身魚やエリンギのソテーにかけるのも面白そう
- 1:1の水割りだとアルコール度数が15度ぐらいあるので、お酒が苦手な人には難しい気がする
- 美ら燦々は水割りよりも炭酸割りがいいと思う
- 豆腐ようのディップは「琉球泡盛ender」とのマッチングが合う。イカの塩辛と日本酒のようなイメージを感じた
- 「美ら燦々」、豆腐ようのディップともに味が強いので泡盛初心者にはハードルが高いように感じた
番外編の「揚げピザ」
豆腐ようのディップをソースにしてみたら?というアイディアを元に、アワヒニのマスターがいわしを使ってさっと作ってくれた揚げピザが登場。味が濃いので「美ら燦々」に合いますね。
こんな風に面白そうなアイディアが出れば、その場でアレンジできるのはメニュー試作会ならではです。家で簡単に作れるので是非チャレンジしたいといったご感想をいただきました。凝った料理はもちろん素敵ですが、手軽に作れる料理と一緒に美味しいというのが泡盛を楽しむキーワードのひとつだと改めて感じました。

「琉球泡盛ender」の炭酸割りとさばのアヒージョ
アワヒニさんオリジナルのさばの缶詰(水煮)で作る簡単アヒージョと「琉球泡盛ender」の炭酸割りのマリアージュの反応はいかに?

<いただいたご意見、ご感想>
- 「琉球泡盛ender」とさばの相性がバッチリ
- 「琉球泡盛ender」もさばもさっぱりしているので、炭酸割りの炭酸にカシスシロップなどを加えるのはどうか?
- アヒージョが濃いので、「琉球泡盛ender」よりも「美ら燦々」の方が合う
「チキンランチョンミート」
沖縄でポークランチョンミートはお馴染みですが、その場にいる全員が初めてだったチキンランチョンミート。アワヒニ特製のタルタルソースをかけて美味しくいただきました。焼き色が付くぐらい軽く焼くのもこれまたいけます。



番外編の「ビールで炊いたパエリア」

アワヒニのマスターの閃きで急遽登場したのがこちらです。美味しくいただきましたが、イベント的にはビールじゃなくて泡盛で炊いてみたかったパエリアです。お米にタイ米を使うとまた違った雰囲気になりそうですね。次回は是非泡盛でチャレンジしたいです。
アワヒニ特製パスタ
プレ試作会の時と同じく、今回のパスタも参加者のみなさんが絶賛していました。それはそれとして、ぜひ豆腐ようをソースに使ったパスタを食べてみたいというリクエストがありましたので次回は検討してみたいと思います。

「美ら燦々」を使ったアワヒニ特製、泡盛珈琲

いよいよ「美ら燦々」を使ったアワヒニ特製、泡盛珈琲の登場です。
参加者のKさんが差し入れてくださった高級ポッキー、バトンドールが大活躍でした。泡盛珈琲の上にのったホイップクリームを混ぜるのにも都合がいいのと、見た目にも良いアクセントになっています。
「沖縄で飲んだ泡盛メーカーの泡盛珈琲よりも美味しい!」
「お酒を飲んで感動したのは久しぶり!!」など
全員が大絶賛されたアワヒニ特製の泡盛珈琲でした。珈琲専門店のアワヒニさんならではの珈琲のチョイスと泡盛とのバランスのなせる技だと思われます。
それにしてもバトンドールは大人気でなかなか買えないみたいですね。Kさんありがとうございました(^^)

ラストに古酒を堪能

予定していたメニューにはありませんでしたが、最後は泡盛の古酒「マイルド瑞穂」を飲んでいただきました。
イベントの途中からみなさんが泡盛の味わいに慣れてこられた手応えがあったので、このままで終わるのはもったいないと急遽お出ししたのですがこれが予想以上に好評でした(^^)
こちらは25度ありますがストレートで飲んでいただきました。今回の中では一番アルコール度数が高かったのですが、泡盛を飲むのが今回が初めてという方にも美味しいというご感想をいただきました。
瑞穂酒造さん渾身の古酒なので美味しいのは間違いないのですが、メニュー試作会を通して参加者の皆さんが泡盛に慣れて楽しむ余裕ができたからこそ、初めての方にも美味しいと感じてもらえたように思います。
泡盛リキュールを入り口に新たな泡盛ファンを獲得しようという試みがありますが、飲みやすさを追求していくとどうしても泡盛リキュール止まりになってしまうような気がします。泡盛リキュールを美味しいと思ってもらえても、そこから一般酒の泡盛の水割りに行くのはハードルが高くて、やっぱり泡盛は強い・キツイと挫折してしまう。
そうならないように一般酒の泡盛はできるだけ飲みやすい飲み方で飲んでいただいて、一般酒の先にある古酒を美味しいと思ってもらえるような流れをいかに作るかが、ポイントになると思いました。
イベントを終えて・・・
「沖縄料理以外」、「女性向け」、「メニュー作り」といったこれまでの泡盛イベントと少しだけ視点を変えることで、多くの方に泡盛に興味を持ってもらえそうな手応えを感じました。
今回のイベントを通して、大阪で泡盛を楽しむのに相応しいメニューの完成に一歩近づいたのは嬉しいのですが、その反面、この考えている過程がとても楽しいので、完成に近づくことが少し寂しく感じる気持ちも正直なところはあります。
第2回をまた企画しますのでどうぞお楽しみに!
終了|アワモリ×アワヒニ メニュー試作会

食中酒の泡盛はどんな料理にも合うのに、どうしても沖縄料理というイメージがありますよね。へたをすれば沖縄料理にしか合わないというイメージの方が強いかもしれません。
泡盛は沖縄が世界に誇る銘酒ですが、こういったイメージが逆に泡盛が広く普及するのを邪魔しているような気がします。沖縄以外で泡盛を飲むなら、その土地の空気・水・料理と一緒に楽しめないとやっぱり広がりませんよね。
そこで、泡盛の持つ既存のイメージを再構築しよう!とイベントを企画しました。
会場は泡盛を全く扱っていない大阪・天満橋のお店、アワヒニさんです。とてもおしゃれなカフェです。
泡盛とアワヒニさんの珈琲とお料理をコラボさせることで、「脱沖縄」、「脱沖縄料理」をキャッチフレーズに、これまでにない新しい泡盛の楽しみ方を提案したいと思います。
企画を練っているときに泡盛の飲み方やあわせるメニューを考えていたら、これがものすごく楽しかったんですよね。だから主催者がメニューを全て完成させて一方通行的に提供するのではなく、参加者も一緒になってメニューを作りあげる、またその過程も楽しもうというコンセプトでメニュー試作会を企画しました。
とはいえ、基本となるメニューや泡盛の飲み方はあらかじめ準備しています。また12月に開催したプレメニュー試作会でたくさんの貴重なご意見、ご感想をいただきましたので、それを踏まえてブラッシュアップしましたので、どうぞご期待ください。
プレメニュー試作会の様子




泡盛ファンの裾野を広げるには、まずは女性ファンを増や
これって私のことだと自覚のある方のご参加を心よりお待
これにあてはまらなくても、泡盛を飲んでみたい方、面白
イベント詳細
開催日 平成28年2月27日(土) 17:00~20:00
メニュー 追ってお知らせします
泡盛 瑞穂酒造さんの3銘柄を予定しています
定 員 10名(女性限定)
参加費 4,000円
キャンセル料金 3日前まで・・・なし、前日まで・・・
※参加費は当日、会場でお支払いください。
会 場 アワヒニ
https://www.facebook.com/
大阪市中央区船越町1-2-9
06-6809-3805