泡盛はオンザロックだけじゃない! こんなにある泡盛の飲み方

泡盛といえば・・・ストレートやロックで飲むものと思っている方が本当に多いです。

 

泡盛はアルコール度数30度が一般的なので、ストレートやロックで飲むものというイメージから泡盛を「強い酒」、「きつい酒」と敬遠されている方がヒジョーに多くてとても残念。沖縄が持つ大らかで開放的なイメージや一年中温暖な気候ということもあって高い度数のお酒をストレートやロックでグイグイ飲んでいるイメージを持ってしまうのかもしれませんね。

 

実際のところ沖縄では泡盛はかなりの割合で水割りで飲まれているといっていいのではないでしょうか。アルコール度数が14~15度ぐらい(もっと低いかも)の水割りにするので日本酒やワインと変わらない度数です。

 

こう書くとなんかイメージと違うとがっかりされる方もいるかもしれませんがこれが等身大の泡盛の飲み方なんですね~。ちなみに割るのは水に限らず炭酸水をはじめさんぴん茶、牛乳や珈琲で割ったりするのも沖縄ではメジャーな飲み方です。


炭酸割りにするだけで印象が変わる!?

泡盛と炭酸水を1:1でブレンドしただけですが・・・グラスの力もあると思いますがオシャレで洗練された雰囲気に(^^)

 

炭酸割りは家で飲むよりもバーで待ち合わせをする時にいいかもしれませんね、これから出動って感じがして(笑)。水割りだと「まったり」という感じなのに水を炭酸水に変えただけでこんなに印象が変わるのは面白いですね。 ちなみに泡盛は瑞穂酒造さんのenderです。

 

飲みやすい方がいいけど炭酸割りにすると泡盛本来の味わいがわかりにくくなるのがちょっとという方もいるんじゃないでしょうか。お酒は特別強くないけど泡盛をじっくりと味わいたいという方にオススメな飲み方があります。


水割りをフロートスタイルで楽しむ

飲む機会が続くと特別お酒が強くない僕は薄めの水割りをお願いしたくなりますがはじめて飲む泡盛だとほんの少しでいいからストレートで飲みたいと思うわけです。でも水割りが欲しいけどその前におちょこにストレートでちょっと入れてなんて言いにくい時ってありますよね?ないですかね、僕だけ?

 

そんな時に水割りなんだけどストレート気分で泡盛を楽しめる方法ってことで某泡盛メーカーのNさんから「フロートスタイル」という飲み方を教えてもらいました。先に注いでおいた水の上に泡盛を浮かべるようなイメージで注ぎ、ステアせずに水の上に浮んだ泡盛をストレートで楽しむような飲み方です。そおっと浮かべるように泡盛を注ぐのが肝なんですけど伝わってますかね?

 

やっぱり文章ではわかりにくいと思うので画像でご紹介します。先に水を注いだグラスに、

そおっと水の上に泡盛を浮かべるように注ぎます。イメージではうまくいっているんですけど心が乱れているのか?手が震えているのか?混ざってしまいますね(苦笑)。

樽貯蔵の琥珀色の泡盛を使ったので文章だけよりはわかりやすくなっているのではないでしょうか。ステアしなくても時間とともにどんどん混ざってしまうのでムダ話はしないで注いだそばから、すばやく飲むのがフロートスタイルを楽しむポイントですね。

 

また泡盛は蒸留酒なのでカクテルベースにも最適で沖縄には泡盛を使った本格的なカクテルを楽しむことができるバーも数多く存在します。有名なところでは「アワモリ・トニック」や「しまボール」といった泡盛カクテルがあります。

今話題の泡盛カクテルといえばこちらの58KACHA-SEAです。公募の泡盛カクテルコンテストでグランプリを授賞したもので沖縄を代表する食材ゴーヤーが使われているカクテルなんです。レシピも紹介されている泡盛カクテル本が販売されているので興味がある方は是非ご自宅で楽しんでみてください。


泡盛カクテルは気楽に楽しめばいいんです

家飲みはもっぱら水割り派ですが泡盛カクテルBOOKを買っていたことを思い出して泡盛カクテルにチャレンジしてみました。このカクテルBOOKは泡盛マイスター協会が発行しているもので全国泡盛カクテルコンテストの過去10年分の優勝、入賞作品のレシピが紹介されています。

といっても僕はシェーカーすら持っていないので手軽なアワモリトニックをチョイス。

レシピ通りに作りたいという思いはあるんですよ。でも欲しいものが手に入りにくかった田舎育ちが災いして身近にあるもので済ませてしまうという田舎者の気質が抜けません。だからライムはすだちで、 トニックウォーターは普通の炭酸水で といった感じで本格的とは程遠い・・・緩さ。それにこのグラスは金武酒造の泡盛「龍」ですが使った泡盛は「龍」じゃないし(笑)。

レシピ通りに本格的に作らなければ美味しくないのかというと緩く作ってもアレンジしても美味しいものです。だからこだわりすぎずに気軽に楽しんで欲しいと思います。そもそも泡盛カクテルなんてハードルを上げずに、それこそ泡盛の水割りにシークァーサーをプラスするだけでも雰囲気が変わります。それにシークァーサーひとつをとっても果実、果汁、ジュースとバリエーション豊かに楽しむこともできます。こんな感じですね。


シークァーサー×泡盛

シークァーサーを2つに切って絞らずにそのまま泡盛の水割りにいれるだけ。じわじわやっているシークァーサーの味わいをあせらずにゆっくり楽しむ。こんな飲み方もあります。

シークァーサーは果汁もありますよね。これは泡盛専用シークァーサー「ゆるーりたいむ(沖縄時間)」。

これは割り材じゃなくてお店の方によると使い方は泡盛にポタポタと2、3滴垂らすだけ。簡単なんですが500mlって量は・・・ 業務用やビーチパーリーとか大勢で飲む時には活躍しそうですが自宅用にはかなり多い。古酒になりそうです(笑)。気になったけどさすがに買いませんでした。

 

量はともかく果汁があればシークァーサーを絞った泡盛を季節を問わずに楽しむことができます。これは先月久高島でお土産にいただいた生絞りシークァーサー。これを泡盛の水割りに少し入れるだけで久高島で浴びた朝日の記憶がよみがえってきました(^^)

より飲みやすさを求めるならシークァーサージュースで割るのもオススメです。これは阪神タイガースシークァーサードリンクと泡盛を1:1で割っただけのなんちゃって泡盛カクテルです。

どうでもいいぐらいの余談ですが・・・山形出身の僕が関西で暮らし始めて間もない頃、阪神電車で通勤していた時の話です。

 

阪神電車の車内で阪神タイガースのユニフォームを着た人に他の乗客が親しげに試合結果を尋ねるという場面に初めて遭遇した時は衝撃的でした。阪神間って都会だと思っていたけど電車の中で知り合いが乗り合わせることも意外に多いんだなと勘違いしていました。後で事情を理解した時は電車の中に阪神ファンの一体感が生まれる雰囲気をいいなぁと思ったものです。

 

面白いもので試合結果を尋ねてはいけない日はみなさん心得ているようで、そんな日は試合直後の電車にもかかわらずお通夜のような静寂さが車内に漂っているような気がして僕も息をひそめて家路を急いでました(笑)。

 

この何かと泡盛を1:1で割っただけのなんちゃって泡盛カクテルは僕が得意とする分野で、このビックサイズのかりゆしを使って60以上の緩いオリジナル泡盛カクテルを作ってしまいました。

本サイトで紹介していますがひとつひとつがくだらないけど並べてみるとますますくだらない(笑)。でもなんだか爽快な気分です。

 

どれも「もっと気軽に泡盛(一般酒)を楽しもうよ!」というメッセージを込めて書いた記事です。泡盛は30度が一般的なので強い酒というイメージがあるかもしれませんが水割り、炭酸割りに限らずに飲みやすい飲み方遊び心を持って飲めばいいんだと感じてもらえたら幸いです。


泡盛カクテルもいいけど本当に手間を掛けずに飲みやすく泡盛を楽しめるように泡盛を使用したリキュールがいくつもの泡盛メーカーから販売されています。オンザロックやそのまま飲んで美味しく作られていますが甘いと感じる方も少なからずいらっしゃるようです。そんなときは・・・


泡盛リキュールもアレンジしてみよう♪

グラス一杯分も残っていなかった「琉球ティーアワー(12度)」・瑞穂酒造を見て、普段ならしないであろう(するかも?)アレンジを思いつきました!それにしても我ながらよくこの量を残してたなと思う(笑)。

それは炭酸で割ること。そのままでも飲みやすい泡盛リキュールですが炭酸で割ることでアルコール度数はより低くなって飲みやすさがアップ。そして濃く甘いイメージがある泡盛リキュールも炭酸で割ることですっきりと楽しむことができます。

炭酸を入れすぎたのか薄く感じるので炭酸の割合をいろいろと試してみたい。フルーツ系の泡盛リキュールじゃなくてお茶系のティーアワーを炭酸で割るなんて普段はやらないと思ってましたがもう一杯飲みたいぐらいです(^^♪

と飲みやすさを前面に出した飲み方を中心にご紹介しましたがもちろん泡盛はロックやストレートで飲むのもアリです。

というよりもロックやストレートで味わって欲しい泡盛もたくさんあります。例えば仕事が一段落した時は年代物の古酒をロックでじっくり楽しみたくなりますし、瓶のまま冷凍庫で凍らせたトロトロの花酒を味わうならストレートに限ります。

 

それから常夏の沖縄からはイメージしにくいかもしれませんが芋焼酎のようにお湯割りで楽しむのもOKです。僕も冬場はよくお湯割りで楽しんでいます。お湯割りなら身体の芯から温まるし、寒いとなかなか香りが立たないのですがお湯割りにすることで寒い時期でも芳醇な泡盛の香りを十二分に楽しむことができるので古酒のお湯割りもオススメです。

水割りの他に泡盛カクテルそれからオンザロック、ストレート、お湯割りなど主な泡盛の飲み方をざっと挙げてみましたが、飲み方ひとつを取ってもいろいろな楽しみ方があります。これに数百ともいわれる泡盛の銘柄との組合せ次第で泡盛の楽しみ方は無限大になります。本サイトではそれぞれの飲み方についてもっと詳しい作り方やおススメのレシピをご紹介します。

文:泡盛マイスター伊藤 薫