アペリティフにいかが? アワ泡盛

泡しょうゆって知ってますか? 

 

ゼラチンを使ってムース状にした醤油で刺身に塗れば見た目もお洒落だし、何より付けすぎず塩分を控えめにすることができるという優れもの。泡しょうゆを実際に見たことも食べたこともないけど(笑)、面白そうなのでアワ泡盛を作ってみようと思い立ちました。

 

もしムーズ状の泡盛ができたら泡盛の楽しみ方の可能性が広がりそうじゃないですか?なんて・・・

 

いろいろ試行錯誤をした結果、出来上がったものはこんな感じ。

ミントのおかげでオシャレに見えなくもないんですが、イメージしていたものと全然違う。こりゃあ失敗ですね(>_<)。   

 

はじめは泡盛50mlに対してゼラチン1gをバーミックスでシャカシャカやってみましたが、泡立つ気配なし。。。

湯煎でゼラチンを溶かし、それを氷水で冷やすというレシピもあったので、試してみると・・・

若干泡立ちが良くなったような?でもバーミックスを止めれば泡も消えます。ううぅ。


アレンジの前にまずはオリジナルを知ろう!

泡盛でアレンジする前にまずは醤油で普通にやってみようかと考え直して、レシピ通りに醤油でやってみるといい感じの泡しょうゆができました。これって正解ですよね(^^)

バーミックスをやめて網杓子に代えてみたら空気をよく含むのか、みるみるうちに泡立ってくる様子は見ていて気持ちがいい。これは泡盛じゃなくて醤油ですけど(笑)、ここまで見事な泡が立つと俄然やる気がでてきました。

アルコール度数が高いと泡立ちにくいのかなと気になり、使っていた43度の泡盛に同量の水を加えて20度ちょいぐらいに度数を下げて、さらにバーミックスを網杓子に変えてできたのが↓これです。 

泡というより単にゼラチンで固められたゼリーですね、これは。 これじゃ前にアガーで作った泡盛ゼリーとほぼ一緒。 今回の試作でわかったのはこんなところでしょうか。 

  • 泡盛の度数は低いほうがいい
  • ゼラチンの量は少なめに
  • ゼラチンは湯煎でしっかり溶かす
  • 混ぜる時は網杓子ですばやく混ぜる 

見た目はさておき気になる味は・・・

冷蔵庫で冷やしておいたアワ泡盛の試作品を食べてみると・・・ 

 

見た目も泡じゃないし、食感も泡とはまったく違う(笑)。例えるならば歯医者で詰め物の型を取る時のピンク色の樹脂のような食感で、味は苦い・・・。うぅ(*_*)   

 

かなり上手く例えれたとは思うけど悲しいかな完全なる失敗ですね。


泡盛の度数を変えてリベンジ!

次は30度の泡盛25mlと水25mlにゼラチンは少な目の1gでいってみましょう♪ 

 

ポイントは湯煎でしっかりとゼラチンを溶かすことと、それから手がちぎれそうになるくらいに一所懸命にすばやく混ぜることですね。

成功するか?しないか?は、どのぐらい真剣に混ぜれるかにかかっていると言っても過言ではないと思います。   

 

一心不乱に混ぜていると、ある瞬間一気に粘性が高くなるんですよね。

こうしてできたのがこちら。これよくなくないですか?泡の感じがバッチリです。

でも味の方はやっぱりダメダメ。前回よりはましだけど、やっぱり苦い(苦笑)。   

 

アワ泡盛は純粋に泡盛の味で勝負したかったのですがそこは諦めることにします。今の味のままじゃ誰も食べたいと思わないだろうし(笑)。


水の代わりにジュースで割ってみた

水で泡盛を割るんじゃなくてジュースに代えてみました。それと混ぜやすさを考えると作る量を増やした方が良さそうなので30度の泡盛50mlと水50mlにゼラチンは多目の3gに代えてみることに。

 

量を増やしたら混ぜやすくなって、泡立ちもぐんと良くなりました。気がついたらもう泡立ってるっていう感じ。

これどうですか? 泡の質感が良くなった気がするのと、味は甘みがついてかなりマシになってきました。パッと見はフルーチェっぽいかな。

とりあえず家にあったリンゴ×桃のジュースを使ってみたんですが、どんなジュースを持ってくるかによっては見た目と味を一気に改善できると確信を持ったのでした(^^)v   

 

失敗を重ねながらも着実に一歩ずつ成功に近づいている気がします。


アワ泡盛の完成はもうすぐ!?

前回から見えてきた改善策は

  • 水の代わりに濃い目のジュースを使うのがよい
  • ゼラチンの量を減らしてすぐに固まらないようにすること 

濃い目のジュースを使うのは見た目もさることながらしっかり味を付けるためです。それと、すぐに固まらないようにするのは、空気をしっかり含ませる前に固まってしまうとムース状ではなく、フルーチェみたいな食感になってしまうのを避けるため。   

 

濃い目のジュースは自家製のしそジュースを分けてもらい30度の泡盛50mlにしそジュース50mlをプラス、ゼラチンは前回より少し少なめの2.9グラムぐらいに。微妙ですが。   

 

しそジュースはかなり鮮やかな赤で、紅って感じ。

混ぜるほどに色はきれいなピンクになってきたけど、如何せん、なかなか泡だってこない。

 

あっ!忘れてた!いつもは氷水で冷やしながら混ぜていたのをすっかり忘れていました^_^;

氷水を使って冷やしながら混ぜていくと、じょじょに手ごたえを感じるようになってきて、一気に泡立ってきてフィニッシュです。

見た目があざやか過ぎる気もしますが悪くない。味の方もいい感じになってきました。 

器に盛り付けると直後から融けていきます。器をしっかり冷やしておくのと提供する直前に作るしかないですね。ちなみに試験的に冷蔵庫で一日寝かせてみたらスポンジみたいな食感になってました。これはダメだ^_^;

 

味の方は甘さもそれなりにあるし酸味もいいアクセントになっています。あるイベントの食前酒のタイミングでお出ししようと考えているので梅酒並みの酸味はOKです(^^)

器やグリーンもイメージとはちょっと違うんだけど、まあ完成形の雰囲気はこんな感じで考えています。

イベントのはじまりの合図って感じで、食事の前にパクッと泡盛を楽しんでもらえるといいかな。だいぶゴールに近づいてきましたがもうひと工夫してみます(^^♪


泡盛リキュールで作ったらどうなんだ!?

ここにきてようやく思いついたのが泡盛リキュールを使えばいいんじゃね?ということ。   

 

泡盛リキュールはロックで飲むことを想定しているものが多いので味はしっかりめだし、度数も低め。泡盛とジュースを混ぜ合わせる手間も要りません。そしてなにより家の冷蔵庫には開いている泡盛リキュールがある(^^)。「フルーツ工房パッション(12度)」・新里酒造

湯煎しながらゼラチンを溶かしていると泡盛リキュールが温められて甘くていい香りが部屋いっぱいに広がる。これは期待できますね(^^)   

でもなかなか手ごたえを感じない。

 

あれ??混ぜても、混ぜても・・・。はじめにゼラチンをうまく溶かせなかったからかなと思い、あきらめて再度チャレンジ。   

 

今回はゼラチンを十分に溶かしたのに、ダメ。手が攣るぐらい時間をかけてかき混ぜたのにムース状にならなかったので諦めました(>_<)

泡盛リキュールじゃだめなのか???

時間をかけて混ぜた分だけ泡としてはかなりクリーミィというか、きめ細かいものが作れたけどあくまでも液体。アワ泡盛としては緩すぎて使えない。でも飲んでみると繊細な泡でかなり美味いんですよ。

たぶんゼラチンの量が微妙に足りなかったんでしょうね。すぐに固まらないようにと減らした2.8グラムのゼラチンに泣かされました(>_<)

文:泡盛マイスター伊藤 薫 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    しん (土曜日, 01 10月 2016 01:36)

    手間と根気に感動致しました。
    エスプーマを使ってみる、というのはどうでしょう。(今度はお金がかかっちゃいますが…)

  • #2

    泡盛マイスターいとう (土曜日, 01 10月 2016 21:06)

    しんさん
    ナイスアイディア!ありがとうございます(^^)
    コメントをもらうのがはじめてだったので返信するやり方がわからず遅くなってしまいました(笑)。エスプーマがあれば泡盛がそのままムース状になるんですかね!?それなら僕の苦労は(>_<)