さむ~い夜だから・・・泡盛でホットひと息 お湯割り編

常夏のイメージがある沖縄、沖縄の泡盛のお湯割りというのはイメージしにくいかもしれませんが全然そんなことありませんよ!沖縄でも寒い日にはやっぱりお湯割りが一番、お湯割りにすれば泡盛の魅力である甘く華やかな香りもいっそう引き立ちます。

 

今宵は渡久山酒造の「豊年古酒」を1:1のお湯割りで楽しんでいます。一般酒ではなく古酒を水割りやお湯割りにするのはもったいないと思うかもしれませんが10年未満の古酒ならあまり神経質にならずに美味しく感じる飲み方で飲むのがオススメです。泡盛は水割り、お湯割りにしても風味を損なわない”のび”のいいお酒なので、はじめはできるだけ飲みやすくして飲んでみてくださいね。

 

もちろん20年、30年古酒となれば、やはりストレートやロックで飲むのがベターだと思います。少なくとも僕はそうします。


酒器にこだわる!?いか徳利でお湯割り

お湯割りが恋しい季節になったので今宵も泡盛をお湯割りでいただくとします。でもフツーのお湯割りじゃ味気ないので、ちょっとこちらに登場していただきましょう。

いか徳利のお湯割りとかいうと「またいつもの悪ふざけか!」と思われそうですが、ふざけているわけではなくスコッチウイスキーの熟成にヒントを得た楽しみ方です。

 

スコッチの熟成には樽が使われますが新しい樽では木香が付きすぎるためアメリカン・ホワイトオークでできたバーボン樽やスパニッシュ・オークで作られるシェリー樽が再利用されます。バーボン樽はバーボン・ウイスキーの熟成に使われた樽で、シェリー樽はシェリー酒の熟成に使われた樽のことです。

 

まっさらのいか徳利じゃイカの香りが付きすぎるおそれがあるので事前に東光からの出羽桜でたっぷり使い倒しておきました。というわけで満を持してのいか徳利の登場です。

これが意外や意外に・・・いけるんです(^^♪。言い訳がましくスコッチの熟成がどうとか書く必要もありませんでした。

予想に反して美味しくなっちゃったのは「フルーティで飲みやすいかりゆし」×「お湯割り」×「出涸らし」のなせる業かも。気が付けばこの4リットルのかりゆしも結構減ってきました。

もしかすると美味しくいただけた最大のポイントはとってもいい香りのするこの枡だったりして。 


お湯割りじゃなくて熱燗はどうだろう?

泡盛に限らず焼酎全般で燗をつけることはあまりやらないみたいですね。お湯割りにすれば燗酒の雰囲気を味わうことができるからでしょうか?

 

ネットを見ていると燗をつけるのが面倒だから、その簡略版としてお湯割りがあるということが書いてありました。ただし、お湯割りはお酒に加水することになるのでその分アルコール度数が下るから、燗をつけると多少アルコールが飛んでしまうとしても厳密には燗をつけることとお湯割りにすることは違うということも。日本酒での考え方なんでしょうか?

 

普段僕が楽しんでいる泡盛のお湯割りは半分ぐらいまで泡盛を注いだグラスに、ぐらぐら沸いたお湯を注ぐというシンプルというか雑な作り方です。できたお湯割りの温度を計ってみたら54度ぐらい。ちなみに常温で保管している泡盛の温度は18度ぐらいでした。

 

菊水酒造株式会社のホームページによると、燗酒といっても温度によってかなり種類があるようです。 

 飛びきり燗 55度

 熱燗 50度

 上燗 45度

 ぬる燗 40度

 人肌燗 35度

 日向燗 30度

 

いつものお湯割りは飛びきり燗の温度でした。どおりで暖まるはずです(^_^;)


泡盛を燗シテミル

泡盛を燗して新しい雰囲気を楽しむために酒タンポ(チロリ)と温度計を買いました。

1:1に前割りしておいた泡盛と水を酒タンポに入れてさっそく試してみます。

二合の酒タンポなので下のラインが一合、その上のラインが二合だと思います。下のラインまで入れると大体160~170mlだったので実際には一合に少し足りないぐらいですね。

酒タンポをぐらぐら煮立った鍋に投入。後は狙った温度で鍋から取り出すだけ。簡単ですよね。

40度のぬる燗を狙ったのですが、なかなか取り出すタイミングは難しいですね^_^;

日本酒の平均的なアルコール度数は15度ぐらいでしょうか? 別に日本酒の燗酒に近づける必要はないんですけどアルコール度数30度の泡盛と水を1対1にすれば日本酒並みのアルコール度数15度の泡盛の燗酒の出来上がりです(^^♪

口当たりは柔らかく甘い、そして後味は辛い。これが泡盛のぬる燗の感想でした。使う泡盛によって印象はだいぶかわると思います。

 

さてお湯割りじゃなくてわざわざ熱燗にする意味がある?と言われれば・・・

 

ないです(笑)。でもこれもいろんな飲み方で泡盛を楽しむため。泡盛を楽しむためなら多少の無駄もなんくるないさ~

文:泡盛マイスター伊藤 薫