ありがとうのラベル 宮の華

海水浴に行く家族と別れて向かうは宮の華。

 

宮の華といえば、ラベル裏の「ありがとう」のメッセージが印象的ですね。

酒造所見学ツアー第6弾、またの名を「宮古島家族旅行2014」の3蔵目は㈱宮の華さんにお邪魔しました。

 

工場見学は原料米から拝見しましたが、積んであったのは泡盛造りで主流のタイ米ではなく、無農薬・無肥料の国産米。

こちらは熊本と岡山産(だったかな?)で食用米だそう。国産米で仕込む量は年間4~5トン程度らしいので、こうして原料米を見ることができたのはラッキーでした(この時点で買って帰るモードになっていました(笑))。

 

画像はありませんが原料米の傍らに精米機があり、美味しい泡盛を造るため仕込む直前に精米しているそうです。これだけでも宮の華さんの泡盛造りに懸ける想いが伝わってきますね。

 

原料米に続いては回転式ドラムと三角棚を拝見するために建物の2階へ移動します。

その後は、また1階に降りてもろみタンク、蒸留機というように、一見すると無駄に上下移動しているようですが、原料米を2階に上げて、製麹後に1階に下ろす、実際に工場を拝見するとシンプルで無駄のない配置だということがわかります。

 

お邪魔した時はちょうど蒸留中でした。蒸留機に度数計は付いているのですが、より正確にアルコール度数を把握するためにこちらの度数計を使って度数を確認されていました。こちらは杜氏が女性、さらにスタッフの8割が女性の蔵で、こういった細やかな作業にも表れているのを感じました。

こちらは余分な脂を取り除いているところ。

この機械は何の機械だと思いますか?

蒸留後のもろみを搾るもので、それをさらにろ過をすることでもろみ酢が出来ます。泡盛のもろみ酢用というわけではなく日本酒造りでも使われている機械のようでした。

 

出荷をいまかいまかと待つ泡盛達。

1本ずつ化粧紙を巻いて、さらに紐で束ねて2本セットにするというのは宮古島特有のスタイルですよね。

 

女性スタッフの方が「豊見親」の斜めのラベルを一枚一枚、丁寧に手作業で貼っているところでした。

見学記念と自分に言い訳をしながら無農薬・無肥料の国産米で造られた「うでぃさんの酒」を持ってフェリー乗り場に向かっていました(笑)。

宮の華様 お忙しい中、丁寧に説明して頂きましてありがとうございました。 

追記

泡盛の酒造所見学でお邪魔した蔵は20箇所になり、沖縄本島で見学のできる酒造所はほぼ網羅できたので次は離島に行ってみようと、これまた家族旅行に絡めて(家族を巻き込んで)一気に宮古島の7つの酒造所をまとめて見学した時の記事です。

 

これまでの酒造所見学のスタンスは見学NGの酒造所には行かない。たとえ近くまで行ったとしても写真を撮ったりすることもありませんでした。そんなのは「見学ではない」と考えていたからですが、離島の場合は次はいつ行けるのかわからないのでとにかく行けるだけ行こうと決めて結果的には宮古島にある酒造所を全部まわりました。だから見学とは名ばかりで、酒造所の前まで行って、行った証にとにかく写真を撮って帰ってきた所も少なくありません。

 

離島の離島である伊良部島にある2つの酒造所は見学可能なので、宮古島の酒造所見学のメインはこの日と言っても過言ではないのに来てましたね台風が。。今では伊良部島へは伊良部大橋で簡単に行くことができますが、このときは開通の約4ヶ月前。心配していたフェリーの欠航は何とか免れてお邪魔することができました。

 

海水浴に行っていた家族はというと台風の影響で早々に海から上ったようでした。訪問日:2014年10月3日

文:泡盛マイスター伊藤 薫