度数管理は大変なんです! 識名酒造

酒造所見学ツアー第5弾、またの名を「時々運転手 no 旅2013」のラストを飾る6蔵目は(有)識名酒造さんです。

 

普段は見学ができないので2年前は酒造所の前で写真を撮っただけで帰った記憶がありますが、今回は「琉球泡盛を訪ねる旅」というスタンプラリー期間中のため特別に見学することができてツイてました。

 

最初に目に留まったのがこちらの瓶詰めの様子。なんともかわいらしいミニボトルの瓶詰めです。

黒麹菌の種付けの瞬間に立ち会うことができました。酒造所の方は種付けのことを「麹をうつ」と言っていましたね。

こちらは見慣れた三角棚ですが屋根の部分が眩しいくらいにピカピカです。

工場の中は黒麹菌で真っ黒なのに、ここだけは蒸気でカビの付いていない貴重な梁。

6日目のもろみ。ブクブクと泡が立っていて、もろみが生きていることを実感できます。

そうそう。画像ではもろみタンクのサイズ感が分かりにくいと思うのですが。

これならわかりやすいですね。ちょうどタンクの中の清掃中でした(^^)

100トンクラスのタンクとかはどうやって清掃しているんでしょうか。内部にハシゴがあるとか?ないとか?疑問です。

 

見学の最中に蒸留がはじまりました~

うなりをあげるファンベルト!

蒸留器(関節式)の中でもろみは沸点寸前!!

まだかまだかと、さましタンクを上から覗くの図(笑)。

タンクの温度は上の方が70℃ぐらいで下の方にいくと30℃ぐらいだそう。残念ながらここからは泡盛を確認できません(>_<)

 

待つこと数分、いよいよ出てきました~

といってもこちらは前回の蒸留廃液の残留液なんだそう^_^;

 

今回のできたてほやほやの泡盛は、こちらを経由してひとまず検定タンクへと移動します。

説明の中で「度数を下げるのは簡単だけど、上げるのは難しい」と泡盛の度数管理には気を使うことを酒造所の方がしみじみと仰っていました。

 

酒造所見学の最後には酒造所でしか買えない限定泡盛をゲットしましたよ(^^)v

蔵出しの10年古酒でシリアルナンバーも入っていますが、なんといっても度数にご注目の29度

熟成させる過程で30度から下がってしまったそうです。1度といえども同じ条件で30度に上げるのは至難の業なんでしょうね。先に聞いていた度数管理の難しさの話は伏線だったのかな?

 

詰め日は11月1日、泡盛の日でした。でも購入を決めたのは当然アルコール度数が29度という点です(笑)。単に奇をてらったのではない、隠されたエピソードにこそ価値があると思うのは僕だけでしょうか?

 

識名酒造様 お忙しい中、丁寧に説明して頂きましてありがとうございました。

追記

泡盛マイスターになって1年が過ぎて、泡盛の酒造所見学にも拍車がかかって来た頃でした。家族旅行がメインで沖縄に行ったんですが、家族旅行に絡めて(家族を巻き込んで)一気に6つの酒造所をまとめて見学した時の記事です。

 

正味5日間の日程に6つの酒造所見学は詰め込みすぎだったかもしれません。さらに万座毛、美ら海水族館、それから首里城、今帰仁城にも行きましたね。あと海中展望船にも乗ったし。これでもかというぐらい予定を詰め込みました。で、夜は夜で酒盛りです。

 

金武酒造、山川酒造、新里酒造には実際に家族を巻き込んでお邪魔しました。巻き込まれた家族も回を重ねるごとに見学の楽しみ方のコツを掴んだのか泡盛の酒造所見学を楽しんだようです。最大のお楽しみは試飲だったようですが(笑)。

 

結果的には過去最高に思い出に残る家族旅行になりました(そう思っているのは僕だけ?)。訪問日:2013年11月13日

文:泡盛マイスター伊藤 薫