宮古島発! 常識にとらわれない泡盛の”お茶”割り

沖縄では泡盛をさんぴん茶(ジャスミン茶)で割るのは普通過ぎるのでさすがに泡盛カクテルと呼ぶのは憚られますが、さんぴん茶の他にも泡盛と相性のいいお茶で割ったお手軽泡盛カクテルにチャレンジしてみたのでご紹介します。今回のテーマは「○茶 de 泡盛」です。

 

今回チョイスした5種類のお茶はどれもが粒ぞろいの為、フリもオチもありません。どんな順番でいこうか考えてみたのですが泡盛との相性がどんどん良くなる順でいきましょうかね。


実は真面目?太陽のマテ茶割り

CMを見ていると理由もなく声に出してみたくなるネーミングの「太陽のマテ茶」割り。夏が終わってしまうとなんだか飲めなくなるような危機感を感じてトライ!

パッケージを見ると日本マテ茶協会推奨!と書いてありました。日本マテ茶協会?そんな協会があったのか??あのハジけたCMのイメージとは裏腹に実は真面目なお茶のようです。※2012年に書いたブログが元になっているので当時のCMのことを指しています


泡盛と同じ米から生まれた玄米茶割り

お次は「つやひめげんまいちゃ」割り。山形のおいしいお米、つや姫で造られた玄米茶です。

 

米から造られたお茶なので同じ米(タイ米)で造られた泡盛との相性が悪いはずはありません。なんだかほっこりする味わいです。山形のごっつお(うまいもの)大使を自称する身としては一押しにしたい泡盛の割り方です。


ポストうっちん茶?珈琲風味のたんぽぽ茶割り

続いては相方が最近愛飲しているお茶を奪い取って泡盛で割ってみたら、どえらい美味しかった「タンポポ茶」割り。

 

タンポポの根100%で造られた珈琲風味のお茶ということなんですが、タンポポの根っこでなぜに珈琲風味?

 

その実体はタンポポの根を刻み乾燥させて、焙煎して粗挽きにしているお茶らしく。ブログを書くのにネットで調べるとタンポポ茶は戦時中にドイツで珈琲の代用品として飲まれていた歴史があるようです。二日酔いや肝臓にもいいみたいなのでポストうっちん茶かも。沖縄では泡盛を割るのに馴染みのある珈琲だけに珈琲風味はすんなり受け入れられそう。

 

味は懐かしいカルメ焼き風。そういえば理科の授業でカルメ焼きを作った時はうまく膨らまなかったなぁと遠い目。

パッケージに「コーヒーをひかえている方の為のノンカフェイン、タンポポ茶(コーヒー風味)」と書いてあったので、泡盛で割るなんてどうかなと思いましたが「蜂蜜、砂糖、ミルクなどをお好みに応じて加えて頂きますと、おいしく召し上がれます」とも書いてあったのでミルクなどの「など」に泡盛も含まれると解釈しましたが、ちょっと拡大解釈が過ぎたでしょうか?


二日酔いにならない!?お茶割り

大腸カメラの痛い思いを糧に健康管理に気をつけようと、引っ張りだしてきた千草28茶。

「ドロドロからサラサラへ」 「糖・代謝」 「メタボ対策に」 ・・・

このチラシを見ているといかにも身体に良さそうなので千草28茶を飲めば大腸カメラとは無縁な生活が送れそうです。とはいっても泡盛ブログなので泡盛を千草28茶で割って飲もうという話(笑)。

 

で、悩んだのは割り方。普通にお茶を作ってそれで泡盛を割るのもいいんだけどあまりにも普通過ぎる。

 

千草28茶は古来より伝わる伝統野草を28種類厳選して作られているんですよね。野草って聞くと煮出した方が効きそうじゃないですか?単なるイメージかもしれませんが先に泡盛と水を混ぜておいて、それで煮出すことにしました。

60度手前まで熱々に加熱したので燗としては十分すぎますが、煮立てたわけじゃないのでどのぐらい色が出るのか不安でしたが意外にも濃い目の色に。

飲んでみると野性味溢れていて少々くせが強い、さすが厳選された野草です。味からのイメージですが快便効果がかなり期待できそう(^^)。千草28茶だけで飲んだことがないので信憑性はありませんが泡盛で割ることで飲みやすくなったんじゃないかなと思います。    

 

それから二日酔いになりにくそう(あくまでもイメージですよ)。ニュースになった北朝鮮が開発したという二日酔いにならない蒸留酒「高麗リカー」じゃないですけど。ミサイルのニュースで高麗リカーはほとんど話題にもならずに消えてしまったので、ピンと来る人いないかもしれませんね。

 

くせがあるので沢山飲めないからって意味では決してなくて、本当に身体にいいものをゆっくりと吸収しているって感じ。だから泡盛で割らずに泡盛を飲む前に千草28茶を先に飲んでおく方が効果がありそう。それを言っちゃうと泡盛で割る意味がなくなっちゃうんですけどね~。


はたして、これは茶なのか?

宮古島のとある居酒屋さんのメニューで見つけた泡盛の”お茶”割り。

 

よく見ると”お茶”といってもうっちん茶でもさんぴん茶でもなく、コーラ+コーヒーで”お茶”ということらしい!これを見つけたのは宮古島旅行の初日だったので大事を取ってスルーしたけど(笑)、ふと思い出したのでやってみることに。

 

珈琲で泡盛を割るのは沖縄でメジャーなので良しとして、コーラを使った「しまボール」という泡盛カクテルもあるからコーラ割りもOK。ひとつだけ気になるのは・・・コーラと珈琲を混ぜること。未知の世界です(^o^;)

 

まず珈琲はただの珈琲じゃなくて自作の泡盛珈琲(泡盛に珈琲豆を漬けたもの)を準備しました。

この泡盛珈琲は宮古島の泡盛「菊之露」で作っていたのはこれもなにかの縁かも。

ここにコカ・コーラを投入します。目盛りのあるオトーリ用グラスなら泡盛珈琲とコーラを1:1にするのも楽チン。ちなみにこのグラスは菊之露酒造創業80年の記念のものですが泡盛だけじゃなくグラスも菊之露なのは狙ったわけでもなく単なる偶然です。

宮古島で菊之露酒造さんにお邪魔した時にこのお茶割りのことを聞いてみましたが、酒造所の方も「何それ!」って感じだったので(笑)、菊之露酒造とお茶割りとは関係がありません。念のため。

 

さてさて”お茶”割りのお味ですが・・・

ひと口目は濃くて墨汁をイメージしましたがそこで怯まずに飲み続けると苦いコーラというか、炭酸のエスプレッソというべきか・・・かなり苦い。これは自作の泡盛珈琲の珈琲の抽出の仕方が影響していると思うので缶珈琲とかに変えればこの苦味は抑えられるでしょうね。

 

でも意外や意外にも珈琲とコーラが馴染んでると思いました。手を加えるとすれば”お茶”割りというネーミングは止めて(笑)、珈琲は珈琲リキュールを使って、さらにさっぱりさせるためにクラッシュアイスを使えばお洒落な泡盛カクテルに化けそうな気もします。

 

珈琲×コーラのインパクトがあり過ぎて、すっかり泡盛の影が薄まってしまいましたが個人的には”お茶”割りはアリでした(^^)v。こうやって並べてみると黒×赤が効いていて絵的にもアリじゃないですか?

 

泡盛の楽しみ方は無限大! アイディアとやる気(勇気)次第で常識にとらわれない”お茶”割りに挑戦してみてはいかがでしょうか。面白いと思いますよ(^^)

文:泡盛マイスター伊藤 薫