泡盛好きは読まずにいれない!? 泡盛ブックいろいろ vol.1


失われた100年古酒に思いを馳せる

「松山御殿物語」

断捨離中の泡盛マイスターの先輩から託された「松山御殿(マチヤマウドゥン)物語」(2冊お持ちだったようです)。

 

琉球最後の国王 尚泰の四男尚順男爵に関する書籍で

  • 第一部  尚順遺稿 
  • 第二部  松山御殿の人々 
  • 第三部  尚詮随想という三部構成です。

尚順男爵といえば泡盛についての造詣が深く遺稿集でも泡盛について多くの言及をされているので泡盛マイスターとしては鷺泉随筆が収められている尚順遺稿にどうしても興味がいきますね。

 

鷺泉随筆(一)「豆腐の礼讃」で紹介されている豆腐料理の数々。発酵した豆腐で作った「イタミ六十」やこれを豚の油でからりと揚げて塩煎餅のようにした「干六十揚」など。もしイタミ六十を理想的に熟成されることができれば、それは世界一といっても間違いのない珍味と紹介されています。

 

残念なことにイタミ六十を作ることのできる人がいなくなっているそうですが・・・イタミ六十に限りなく近いと思われる豆腐料理と沖縄で出逢うことができました。

口にした時には感動すら覚えた逸品で納豆イベリコ豚のニュアンスを感じました。これは揚げているので干六十揚に近いのかもしれませんね。

 

↓この画像のような揚げないままの状態でチャンプルにしたものをいつか古酒と一緒に味わってみたいものです。

揚げる前の醗酵した豆腐
揚げる前の醗酵した豆腐

古酒といえば尚詮氏(尚順男爵の六男)の親友が寄稿された「松山御殿の思い出」に次のような一文がありました。

 

その玄関の下に地下室があって、そこは泡盛の保存場所で百年以上も前から貯蔵した古酒のカメが十数本おかれていた。

 

詮君がそのカメを開けてサジですくって見せてくれたのが梅色や黄色になった古酒がつまって、香ばしいかおりをただよわせていた。

 

その古酒も倉庫も戦争でなくなってしまった。高価な歴史的遺産がなくなったわけである。

 

百年以上も前から貯蔵した古酒とはまさに尚順男爵の古酒。あの戦争さえなければさらに時を重ねていたことと思います。

 

50年物、100年物といった古酒を熟成することができるということは言い換えればその間ずっと平和だったということに他なりません。これからは100年、200年と安心して古酒を育てることができる世界であって欲しいものです。


香りで古酒をランク付け!?

「琉球の宝 古酒 古酒造りハンドブック(山入端艸以)」

謝花流古酒造りを中心に泡盛の古酒造りについて書かれた本です。琥珀色に輝く極上の古酒とやらを僕も自分の手で造ってみたいので勉強しています。

 

謝花流古酒造りでは詰めた泡盛の表面と蓋の先端とのすきま(この空間をヘッドスペースと呼ぶ)は3〜5cmにするのが良いとのことです。泡盛仕次古酒秘蔵酒コンクールが終わったので一番甕から汲み出した泡盛を二番甕から補充するときに教えに従っていつもより多めに入れてみました。

あくまで著者の推測とことわりがあったのですが「尚順男爵の3つのかざにはランク付けがあったのでは?」という考察が興味深かったです。簡単に要約すると

  • 白梅香の古酒は厳正に管理された良質のクースであろうと思う。他の二つはその匂いから判断すると古酒として品質低下そのもの。
  • 白梅香かざは表現は別として現在も極上の古酒の香りに見られるもの。
  • トウーフナビかざの古酒は当時としてはごく一般紙的な手法で古酒造りされていた古酒であったと思われる。焦げ臭、末垂れ臭ともいう。
  • ウーヒージャーかざは油成分が非常に多く雑菌侵入の可能性が高い。仕次ぎの際、甕口へこぼれた泡盛分や蓋などに雑菌などが混入して悪臭の原因となった可能性が高い。

ひとつの見解ではありますがなるほどと思えた点も多いです。もしウーヒージャーかざがすると言われる古酒と出逢うことがあれば品質低下していないか?冷静に味わってみようと思うきっかけになりました。

 

泡盛の古酒好きを自称するならぜひ知っておいて欲しい見解でした。この話しを肴に泡盛談議をしてみたいなぁ(^^♪


そろそろ洗礼を受けるのか??

「沖縄島々旅日記(コーラルウェイ編集部/新潮社)」

宮古島ならではの泡盛の飲み方といえば「オトーリ」ですよね。

 

そしてオトーリにまつわる有名な逸話といえばこれ。   

 

オトーリがきっかけの過剰飲酒によるトラブルや未成年の飲酒による交通事故に端を発して、上野村議会でオトーリの廃止決議をした。そしてその夜に良かった良かったと決議を祝って・・・

オトーリを回したという話。

ありえそうだけど(笑)、本当のところはどうなんだろうと前から思っていたらこの本に真実が書かれていました。

・・・その日にオトーリ回したなんて、言語道断、そんなことあるわけないだろ!」 by当時の上野村村長・芳山弘志氏

 

やっぱり話が盛られていました(笑) 。事実なら沖縄のおおらかさを現すにはこれ以上にないエピソードだったんですけどね。

 

他村の人たちが面白おかしくひやかして、そういう噂が広がったんだよ」ということらしい。残念ですが事実とは違ったみたい。

 

昔は1回まわすスタイルだったものがどんどん回数が増えてしまって夜のトライアスロンといわれるような現在のスタイルになったみたいですね。

 

いつか体験しなければと思いながら体験しないままに今日まで来てます。恐いもの見たさの恐いがまだ勝っていますが、そろそろオトーリの洗礼を受けることになりそうな予感が・・・

します。


おとーり回しませんか?

「おとーり 宮古島の飲酒法(ぷからすゆうの会)」

泡盛マイスターの先輩からお借りしたおとーりのマニュアル本、「おとーり 宮古島の飲酒法(ぷからすゆうの会)」。

パラパラとページをめくると別の泡盛マイスターの先輩から教えてもらった宮古島おとーり回士のこともしっかり載っていました(^^) 

 

脱線しますがこれは相方が宮古島で買ったパーントゥのおとーりグラス。

相方が家飲みでこのグラスを使っているのを横目に何食わぬ顔をしていたけど、実はかなり羨ましい~(笑)。 

 

知れば知るほどに怖くなるおとーりだけど、さあいつやろう?

 

ちなみにパーントゥというのは宮古島の泥の神様です。さらに詳しく知りたい方はこちらをどうぞ(パーントゥの御利益 千代泉酒造所)。 


ペリーも泡盛がお好き!?

「ペリー艦隊日本遠征記 上下(翻訳:㈱オフィス宮崎/(有)万来舎)」

1853年、開国を要求するために日本にやって来たペリー御一行ですが、浦賀に来る前に琉球(沖縄)で泡盛を一杯ひっかけてからやってきたということをご存知でしょうか?(^^)

 

泡盛マイスター教本からの抜粋になりますが・・・ 

 

ペリー秘書官テイラーは手記の中で「小さな盃に注がれた酒が出されたが、この酒はこれまでの島で味わったものに比べてはるかに芳醇なものだった。醸造が古くて、まろやかに熟しており、きつくて甘味のあるどろっとした舌触りで、いくらかフランス製のリキュール酒に似ている」・・・と言っています。

 

察するにペリー提督は琉球王朝から素晴らしい泡盛の古酒でおもてなしを受けたということのようです。

 

現存する泡盛の酒造所で最も古い新里酒造さんは1846年創業なので創業約160年ということになります。以前泡盛セミナーでペリー提督が飲んだ泡盛は新里酒造の泡盛かもしれないなんて話を伺いました。

 

ペリー提督も「古酒琉球」を飲んだのかななんて考えるとロマンが膨らみますね(^^)

 

日本が日米和親条約を結んだように1854年に琉球も「琉米修好条約」を結ぶわけですが、その間ペリー艦隊は計5回も琉球を訪れているみたいですね。そんなに滞在していたらさぞ泡盛の酒造所巡りも数をこなせたでしょうね。←違うか!笑

  • 1853年5月26日~6月9日
  • 1853年6月23日~7月2日
  • 1853年7月25日~8月1日
  • 1854年1月20日~2月7日
  • 1854年7月 1日~7月17日

これを機会に一度読んでみるのも面白いかなと思いGWに「ペリー艦隊日本遠征記 上下(翻訳:㈱オフィス宮崎/(有)万来舎)」にチャレンジしてみました。

1,100頁を超えるボリュームのため貴重なGWの時間の大部分を費やしてしまいましたが、泡盛バカとしてはこんなGWの過ごし方も良しとしましょうか。

 

まあでもボリュームの割には泡盛についての記述はほんの少しだったので、泡盛目線で読むにはお勧めできません。


泡盛は地元で愛されるお酒なんです!

「泡盛「通」飲読本」

地元というのはもちろん沖縄県内という意味もありますが酒造所のある集落、町、島という意味でも。

 

泡盛「通」飲読本によると沖縄では泡盛を選ぶ基準は好みかどうかよりも地元の酒かどうかが優先されるらしく、「全琉球銘柄勢力図」という、どのシマでどんなシマー(泡盛の意味)が飲まれているかを図にしたものが載っています。

要するに、どんなに人気のある泡盛でも地元から離れれば離れるほど飲まれないということなんですね。「ふーん、そうなんだ」とそれっきりでしたが宮古島でとあるファミリーマートの前を歩いているときに、はたと気づいたのです。 

 

以前、宮里酒造所にお邪魔したときに沖縄ファミリーマート限定の「春雨」があるという話を教えてもらい、小禄やホテルの近く(国際通り)のファミリーマートをハシゴして探したものの見つけられなかったんですよね。

 

宮里酒造所では販売していませんでしたし2013年の11月に発売されたものなので売り切れたと諦めてて、それっきりすっかり忘れていました。

 

限定の「春雨」のことと泡盛は地元で愛される酒!だったということが同時に閃いて、もしかしてとファミリーマートを覗いてみたら・・・

予感は的中!!

沖縄ファミリーマート×宮里酒造所のコラボ 「春雨(25度)」がありました!2,000本限定なのにまだ何本か残っていましたね。春雨は人気の高い銘柄のはずですが地元小録から離れた宮古島では1年以上も売れなかったようです。

はからずとも沖縄県民の地元の酒に対する偏愛ぶりを感じることができた出来事でしたが観光客も買わなかったわけですよね。このエピソードじゃちょっと説得力に欠けるかなぁ。

 

そもそもはるばる宮古島に行ってるんだから僕も宮古島の酒を買えよって話でした(^o^;)


これぞまさに極楽の泡盛

「至福の本格焼酎 極楽の泡盛(山同 敦子/ちくま文庫)」

内容は焼酎がメインで泡盛はほんの少しだけですが「春雨」の宮里酒造所について書かれた記事は読み応えがありました(ちなみに泡盛も焼酎です)。

春雨、宮里酒造所そして泡盛の素晴らしさを余すことなく書かれた内容で著者の春雨に対する愛が溢れ出しています。

もはや洪水状態です(笑)

 

僕も宮里酒造所さんは2回ほどお邪魔させていただきましたがまた行ってみたくなりました。そして今すぐ春雨が飲みたくなりました。

 

他の酒造所の記事を読んでもこの酒造所が見てみたい!ここのお酒を飲んでみたい!という気持ちにさせられる文章です。ブログで泡盛について発信している身としては読み手がこの泡盛を飲んでみたいと思ってもらえる記事を目指して書かないといけないですね。お手本にさせていただきます(^^)

 

中でも桶売りについて書かれた箇所が印象深かったなぁー。

 

平和は訪れた。だが、現実は厳しかった。主に造ったのは、銘柄をつけずに中身だけを大手メーカーへ売る、“桶売り”の泡盛であった。泡盛は46社メーカーがあるが、上位4、5社の大手メーカーで生産量の6割を占め、約10社で8割を超えている。(中略)

 

価格で勝負できない小メーカーは、ノンブランドで大手に桶売りするか、熱烈なファンをつかむしか生き残る術はないのである。

 

宮里酒造所は熱烈なファンをつかむことができた数少ないメーカーの1つなのは間違いありませんね。この本で紹介されていたファン垂涎という春雨の20年古酒をいつの日にか飲んで極楽を感じてみたいものです。


「焼酎・泡盛ハンドブック」の秘かな楽しみ方

「焼酎・泡盛ハンドブック(ゆったり焼酎・スッキリ泡盛の会/池田書店)」

2007年に発行されたものなのでラベルが現行のものと違っているものや終売になっているものもあってハンドブックというよりは資料として楽しめます。

 

ハンドブックに載っている「豊年」のラベルが我が家にある、瓶で10年間熟成された豊年のラベルと同じでした。ちっちゃいけどよく見るとハンドブックの方の詰口日も同じ平成16年(に見える)。

「豊年」の隣の「千代泉」のラベルも見慣れないデザインです。

 

こんな風に一覧になっていると「一番高いのはどれなのか?」とついつい探してしまうのですが、みなさんはそんなことしませんか?笑

 

ちなみに泡盛の中で一番高かったのは「守禮(限定20年古酒・43度)」・神村酒造でした。瓶で20年間熟成させたものみたいです。

最高額といっても2万5千円!

 

高いといえば確かに高いのですがワインと比べると泡盛ってかなりリーズナブルだなと思います。


南雪が気になる~

「沖縄上手な旅ごはん(さとなお/文春文庫)」

この本に書いてあったのは目から鱗の美味しいもの・面白そうなことだらけ。美ら海のウニってのが気になるし、小浜島でタコ取り・モズク採りもやってみたい。宮古島で島豆腐作りも体験したい! そしてそれを肴に泡盛が飲みたーい(笑)

 

この本で知ったことといえば、岩手県と石垣市の交流から生まれた泡盛、「南雪(みなみゆき)・請福酒造なるものがものすごく気になる。

 

1993年の冷夏で米消滅の危機に陥った岩手県。それを助けた石垣市。この2つの地域の絆から生まれた米「かけはし」で造った泡盛なんだそう。

 

こんな感じで書いてしまえば2、3行なんですが、著者曰く書けば一冊の本が書けるぐらいの感動のエピソードがてんこ盛りみたいです。是非読んでみたいですね。とはいえ興味があるのは本よりも泡盛(笑)。

 

この本(出版は2005年)は泡盛マイスターの先輩からいただいたもので情報がちと古いため、南雪はもう手に入らないかもしれませんね(そうなると余計に気になる)。

 

今年は石垣島の酒造所巡りをする予定なのでダメもとで探してみますか (^^♪(2015年3月24日)


これが原点の泡盛本

「知識ゼロからの泡盛入門(日本酒類研究会/幻冬舎)」

まさにタイトル通りのタイミングで出会った泡盛本です。

 

泡盛マイスターの実技試験の前はテイスティングの表現のコツがなかなか掴めなくて泡盛カタログにあるテイスティングメモで勉強させてもらったまさに原点の一冊。かなり読み込んでます。そろそろ改訂版が出て欲しいところですが。


泡盛を家庭の食卓に!

「泡盛王国(田崎 聡/食の王国社)」

著者の田崎氏と猪股吉貴氏(ジャパンリカーサービス㈱取締役:当時)の対談記事、「泡盛談義」を興味深く読みました。   

 

これは2006年に発行された本なので約10年前の話ということになりますが、こんなことが書かれていました。

 

男性はわかりやすいものしか買いません。本当に飲みやすいすっきりしたものか、アクの強い濃いものかどちらかを求める。カーッと飲んで、酔って楽しんで終わってしまいます。あまり味わっていない。

女性は圧倒的に味と香りをみます。自分が旨いと思わないと買わない。細かいところまでチェックしています。

 

泡盛(焼酎)の買い方や楽しみ方の男女の違いについて僕自身も含めて納得できる部分がありますね(笑)。

 

さらに

女性は焼酎を嗜好品としてみていて価値を見出してくれていますが、男性にとってはいまだに「安く飲める酒」ですね。

 

といった視点から焼酎・泡盛を家庭の食卓に上げることが大切だということ。女性、特に母親が焼酎や泡盛を家で飲むことで、長い目でみれば子供が母親の好みに影響を受けることによって、焼酎・泡盛が広まり定着するのではということが書かれていました。

 

対談から約10年・・・家庭でお母さん達が焼酎・泡盛を飲んでいるイメージは 

まったくありませんね(^o^;)

そもそも男女問わずお酒好きというイメージがある人でも家ではまったく飲まないという人もいます。

 

泡盛は食中酒に最適なので家庭の食卓にも合う筈なんですが・・・。かなり難しいのかもしれませんがお母さん達に家庭で泡盛を飲んでもらうことを目標にして家飲みでの泡盛の楽しみ方も綴っていこうと思います。


ヒルザキに挑戦しようと思ったら

「大琉球料理帖(髙木凛/新潮社)」

全体はパラパラ眺めたぐらいですが泡盛のところだけはじっくり読みました。でも泡盛という項目はなくて焼酎という項目なんですよね。この本のもとになっている琉球王朝時代の食医学書「御膳本草(ごぜんほんぞう)」が書かれた1832年当時は泡盛ではなく焼酎と呼ばれていたからなんです。歴史を感じますね。   

 

「多飲は上気して頭痛、吐逆等が起つて元気を損傷する。」とあるので昔の人も飲みすぎて痛い目をみていたようですね(笑)。

 

穏やかじゃないのが↓こちらです。

焼酎を呑んで冷水並に熱湯に沐浴すれば忽ち死亡する。慎むべきである。

 

はい、気を付けます(*_*) 。

 

ところで腑に落ちなかったのが禁忌(きんき)として、薑(せうが)、蒜(にんにく)とあったこと。

 

禁忌は「してはいけないこと」の意味ですよね、タブーのニュアンスなのかもしれませんが泡盛ににんにくを浸けたにんにく酒、ヒルザキは泡盛マイスターの試験問題になるぐらいだから沖縄では普通に飲まれているものだと思ってました。国際通りにある某店に行けば仕上げにヒルザキを頼むことが多いし先日も大阪の某店でいただきました。

 

このヒルザキは30度の泡盛に浸けたものでさっぱりして飲みやすかった。

43度くらいの泡盛に浸けると酷と甘味がしっかり出るように思います。国際通りの某店のヒルザキの甘さの正体は、もしかすると黒糖を入れているのかもしれませんね。

 

家でもヒルザキを作ってみようかと思っていた矢先だったので禁忌(きんき)とか言われると出鼻をくじかれた感がありますが、中国産じゃない極上の蒜を探してチャレンジしてみたいと思います(^^♪

 

そうそう。「松山御殿(マチヤマウドゥン)物語」で書いていたイタミ六十という豆腐料理の珍味も紹介されています。


今日は泡盛のおいしい日?

「沖縄力検定(沖縄文化を愛する会編/ジャニス)」

泡盛マイスターの先輩から譲り受けた沖縄関連の本を片っ端から読んでいますが、これは読むというよりチャレンジという感じ?

 

沖縄にまつわる雑学クイズですね。特に勉強したわけじゃないけど9割方正解できた気がする(^^)v

 

泡盛マイスターの筆記試験もこういう感じの問題があるので知らず知らずのうちに力がついていたのかもしれませんね。

 

例えば・・・八重山地方のテレビの天気予報で天気のほかに予報するのは?

  1. 花粉が多い日
  2. 泡盛のおいしい日
  3. 魚がよく釣れる日

正解は・・・2.泡盛のおいしい日ですが6月に石垣島のホテルで目撃したので楽勝でした。

解説によると気温・天気などをベースに総合的に判断しているらしいのですが、だいたいいつも「非常に高い」んじゃないでしょうか(笑)。

 

「勢理客」を何と読むか?とか、さっぱりわからなかったのもありましたが衝撃を受けたのが↓この問題。

沖縄の細かい白砂の多くは、イラブチャーという魚の(  )である

  1. ウロコ
  2. うんこ 

表紙のイラストがヒントになってますね。

 

正解は・・・3.うんこ

 

イラブチャーは強い歯でサンゴをガリガリとかじりサンゴに共生する褐虫藻を食べて細かい白砂(石灰質)を排泄するらしい。イメージはバリウムの後のトイレですやん^_^;   これ以外にもさっそく誰かに話したいネタが満載の「沖縄力検定」でした。


強い酒、考える酒。

「ブルータス DRINK&THINK」

泡盛は強い、きついというイメージをもたれることが多いので、それならと逆に期待してしまうこのタイトル。これはもう泡盛をたっぷり取り上げてくれていると期待したのに・・・泡盛が載っていたのはほんの数ページだけ。全然でした(>_<)

↓これは60度のどなん。花酒なので厳密にいえば泡盛じゃないし。。

でもまあ泡盛のことを忘れてしまえば(笑)、どの記事も興味深く一冊丸ごと読み応えがありました。特にこの「忘れられない一杯。」というショートエッセイ集が良かった~この特集のための書き下ろしなんだそう。

どういう人が書いているのか?と執筆者一覧を見ると同い年で同じ山形出身の方も名を連ねていました。いつかはこういう誌面で泡盛のこと書いてみたいですね。もちろん強い酒という前置きはなしで。


熟成が進んでます!

「決定版 泡盛大全(主婦の友社)」

いただきました〜。めっちゃ嬉しい(^^)v

平成13年3月発行のこの本自体の熟成が進んでいるので厳選銘柄530が見応えありすぎ(≧∀≦)

噂に聞いていたペットボトルの泡盛 も載ってるよー( ^ω^ )



15年前のお宝発見(^^)v

「焼酎楽園vol.3」

お宝なんて書いてしまいましたが果たしてどれくらいの人がお宝と感じるんだろう?これをお宝と感じるのはかなり少数派かもしれませんね(笑)

 

「焼酎楽園」の泡盛特集は見つけたら必ず買っているのですが2000年6月発行の創刊第3号をブックオフでゲットしました(^^)v

15年も前の本なのにピッカピカでした~ 

前の持ち主がどんな人かなんて知る術はありませんがこんなに綺麗なのだから大事にされていたんでしょう。逆になぜ手放したのかは気になるところでもありますが^_^;   

 

パラパラとめくっていくと、ちぎれた付箋が残っているページや角を折っているページがありました。そこは黒糖焼酎と泡盛の特集ページ。前の持ち主は黒糖焼酎と泡盛ファンだったんでしょうね。

 

僕的には瑞泉酒造さんの「御酒の誕生秘話」と山羊料理専門店「さかえ」さんの記事が気になってます。泡盛の肴に週末にじっくり読むのが楽しみです(^^♪

 

第3回のテイスティング講座は泡盛の古酒とチーズの相性研究がテーマでした。2000年に発行された雑誌ですがテイスティングのテーマは色褪せないというか、未だ明確にされていないテーマだったりしますね。ゆんたく会といつのもテイティング勉強会の中間くらいのマリアージュの会を定期的に開催しようと思います。(2015年)


焼酎楽園で新しきを知る

出張のお供は某酒屋でゲットした焼酎楽園の第14号、2004年に発行されたものなので泡盛ならオーバー10年の古酒です。そして焼酎楽園のお供はプラカップの久米島の久米仙(^^)

「焼酎楽園vol.14」

焼酎楽園は焼酎・泡盛全般を取り扱う雑誌ですが第14号の特集は泡盛でした。

 

中でも気になった記事はこちら。キャップシールって品質保持の目的よりも脱税・乱売防止対策が先だったなんて知ってました?お隣はお酒を飲まないのにリビングが泡盛の甕で埋め尽くされるくらいコレクションしてしまった平良さんという方。泡盛の魔力恐るべしですね。

それにしても特集記事の内容に古さを感じなかったのは泡盛業界に革新的なものがなかったというべきか・・・。いやいや!600年の泡盛の歴史は

色褪せないんです!!

楽しみにしていたテイスティング講座は終わってました。それとも不定期掲載なのかな?

 

酒販店リストには今は無き焼酎オーソリティーのなんばパークス店が載っていました。何回か行った記憶がありますがちょうど10年前といえば司法書士の受験時代で勉強ばっかりの毎日だったので、アルコールを口にすることはほとんどありませんでした。今では考えられませんが飲むのは月に1回ぐらいでしたね。遠い目。

 

合格後、普通の生活に戻って思い出した頃にはもう焼酎オーソリティはなくなってました。今あれば絶対に通ってるはずです。だって焼酎泡盛の品揃えが3,000種類ですよ。是非また復活してほしい!

 

ひとついえることは10年前には焼酎・泡盛ブームが確実にあったということです。そして携帯に便利なワンカップ泡盛は10年前にはなかったのかもしれません。故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る、焼酎楽園で温故知新でした。


泡盛がなくても通いたいお店

泡盛を求めて焼酎楽園で紹介されていた酒販店に行って来ました。ひと通り店内を見渡しても泡盛を見つけることができなかったので店主に聞いてみました。 

 

実際に蔵に行き自分の目で確かめたお酒のみを扱っていること。泡盛の蔵はまだ行くことができていないから置いていないことを本当に申し訳なさそうに言われてなんだかこちらが恐縮してしまうほどでした(^o^;) 

 

それから話し込んでしまい(笑)、作り手の顔が浮かび酒造所の中のにおいや雰囲気がイメージできる蔵のお酒じゃないと、自信を持ってお客様に薦めることかできないからという熱い思いを聞かせてもらいました。 

 

売れるもの(売れそうなもの)を追いかけることの多い時代に本当に頭が下がります。僕もまがりなりにもこうしてブログで泡盛の情報発信をしているわけなので身の引き締まる思いでした。 

 

泡盛はひとつも置いてないけどまた来ようと思ったお店。まだ持っていない「焼酎楽園vol.19」をゲットしてるんるんで帰りました(^^♪

「焼酎楽園vol.19」

 

「地元の人にとって30度はきつい、25度でもきついと言う。地元で飲まれるのは20度が圧倒的に多い」

 

というようにやんばる酒造(旧田嘉里酒造所)さんの特集記事に書かれていた泡盛の度数の話が意外すぎる内容でした。事の発端は中部の泡盛メーカーが出した20度の泡盛がやんばるの市場をも席巻したことがきっかけだったみたいです。

 

30度をきついといいながら20度の泡盛をロックでぐいぐい飲むのがやんばる流の泡盛の飲み方ということのようです。20度というと「まるたマイルド」ですね。

それからやんばる酒造さんの蒸留器は仕込み量を増やしたことにあわせて増築しているんですって!写真じゃなくて実物を見てみたい(^^)


再留ってなんですか?

「端麗な味わいで、古酒に向かない」タイプの泡盛を造るときには、「再留」方式を取り入れている。ごく簡単にいえば、蒸留を2回行うこと。

という内容が金武酒造さんの特集記事に書かれていたのですが、泡盛は単式蒸留器で1回だけ蒸留をするというルールがあるのに2回というのはどういうことなんでしょう?

 

言い出したら後留部分を次回の蒸留のもろみに入れてもう一度蒸留するのも2回蒸留していることになるのかもしれませんけど、とっても気になる「再留」でした。


和酒、泡盛

「焼酎楽園vol.30」

恒例の泡盛特集号です。「和酒」と書いて「なごみのさけ」と読ませるらしい。中でも「食中酒としての泡盛を考える」「泡盛の現状と課題」を興味深く読みました。

 

泡盛が「家で飲む酒」として定着するためには、消費者の持つ「沖縄音楽、沖縄料理、泡盛」という固定概念をいかに打ち破るのかがポイントになる。

 

なるほどなぁという感想ですがこの記事を書いているのが2018年でこの本が発行されたのは2008年7月。あえて厳しいことを言うと課題もポイントも10年前から何も変わっていないのかもしれない。

 

一方で「革新する泡盛。若き造り手達」という10年前に書かれた記事を読んで宮里酒造所の宮里徹代表は有限実行の方だといたく感心しました。代表という立場や酒造所の規模も関係してくるとは思いますがここに書かれていたことをすべて実行に移されていて素晴らしいと思いました。

 

「私は、泡盛の場合、水割りではなくロックで飲むことをすすめています。ですから、食中酒として、ロックで飲めるアルコール度数を考え、25度の泡盛を提案したわけです。今後は、水で割ったときに出るうまみ、沖縄料理だけでなくごく普通の和食にも合わせやすい泡盛というものを提案していかないと、なかなか全国的な普及は困難なのかなとも考えています。

 

ファミリーマート限定春雨(25度)や和乃春雨(15度)にしっかりつながっていますよね。

テイスティング講座の続編なのかテイスティングノートいう企画がありました。5種類の泡盛をテイスティングして元スマップのメンバーに例えるという内容です。擬人化の是非はともかく泡盛とスマップって全然結びつかないんですけど(笑)。

 

それはさておき紹介されていたテイスティング表というのが香り・含み・余韻の3つの項目をロック、水割り、湯割りで評価するというもので泡盛マイスター協会のテイスティングとは違ったアプローチで一度やってみたいなと思いました。


見学しなくていいかも

「焼酎楽園vol.36」

特集1は宮古島の泡盛で宮古島にある全7メーカーについて詳しく書かれています。僕は宮古島で全泡盛メーカーをまわりましたがまともに見学できたのは3社だけだったので、この雑誌を読めば見学しなくてもいいかもしれないです。

 

撮影NGだった宮の華さんの蒸留器まで載ってるし。わざわざ自分の足で見てまわったからこそ丁寧に取材されているこの記事の価値がわかるのかもしれませんが。

特集2では「復帰、40年、沖縄の泡盛は今・・・」と題して真面目に深く泡盛の将来について取材されています。

 

中でも「仲村征幸さんに聞く」が40年以上の泡盛の歴史について深く書かれていて読み応えがありました。尚順男爵が書かれた古酒の3つの香りについても言及されています。

 

この尚順男爵によれば、クースの三大特徴は「白梅香かざ、トウフナビーかざ、ウーヒージャーかざ」となっています。トウフナビーかざは焦げ臭、あとのふたつはフーゼル油の香りだと思う。尚順男爵は、この香りが残っている「余韻」を表現したのではないか、と。

 

醸界飲料新聞の仲村さんの見解は「琉球の宝 古酒 古酒造りハンドブック(山入端艸以)」で考察されていた見解とは若干違っていました。トウフナビーかざについてはほぼ同じだったので、ウーヒージャーかざについてぜひ一歩踏み込んだご意見を伺ってみたかったですね。

続く。

文:泡盛マイスター伊藤 薫